立派な門を潜り扉を開くと、わあっ 。
そうだ、明日はひなまつり、
目の前には七段飾りの立派なお雛様 。
幾つになってもお雛様はやっぱりいいな~。
美しいお顔を眺めさせて頂いて…、
通されたゆったりとしたテーブルで、
開いた品書きの「田舎十割」が気になるけど、
寒さに温かいお蕎麦に目がいって、
中から、実はずっと気になっていた、
蕎麦粉で作ったコロッケとの「コロッケそば」に、
彼は「カレー南蛮」に決め注文 。
頼み待ちながら捲った「一品料理」も豊富、
壁には、ずらりと貼られたお酒のリスト、
中休みもなし、ここで蕎麦前もいいなあ、
などと見ていると…、
「お待たせしました」と届いた二つのお盆。
お~、丼に浮くのは、まさにコロッケ 。
早速すすった汁に、はぁ~…。
冷えた体にじんわりと染みる、
すっきりとして円やかな汁が、しみじみと旨い 。
この汁に浸る蕎麦は、やや平打ち風。
温まってもしゃんっとコシあり、これも旨い。
「甚五郎」さんの温かい蕎麦いいなー 。
そして、気になっていた蕎麦コロッケ。
蕎麦粉の衣はさくっと軽やかで、
包まれたのは、挽肉多めのマッシュじゃが芋、
次第に溶け汁にも円やかさが加わり、
素朴で優しい旨みに、これ、ちょっとはまりそ~う 。
一方、彼の「カレー南蛮」は、鶏肉と玉葱のカレー 。
奥行あるコクが染み、とろみ加減も程よく、
蕎麦屋ならではの円やかな和風カレーで、
とろりと絡む蕎麦はクセになる~、
さすが老舗、このカレーも美味しい 。
後ははふはふ夢中で一気、
コロッケの溶けた汁の旨さに、掬い掬い飲み干して…
ご馳走様でした~
移転してそろそろ3年。
蕎麦もさらに美味しくなってきて…、
次は、十割田舎も頂いてみよう 。
「そば処 甚五郎」
小平市鈴木町2-156-3
050-5571-1989
11:00~20:30
水曜定休
P4台 禁煙
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