この夏、新橋にお店を開かれて、早3ヶ月。
人気の程をちらほらと耳にしては、又伺ってみたいなぁ、と…
今夜は、ちょっとご無沙汰していたお友達をお誘いして待ち合わせ 。
新橋駅前の喧騒から離れ、暗闇が包む路地沿いに、
ふわっと灯りが灯された、腰高の板張りの壁がどこか郷愁を掻き立てられる…
新橋 「蕎麦切り 酒 大愚」
お店の前に置かれた品書きには、さすが「大愚」さん。
開かれているのは、日本酒の品書きだ…。
最近、厨房を守る若手職人、杉山君と林君が腕をふるっているようで…
方々からその噂を聞いては、気になっていたところ。
早速、お友達を誘って、お料理を頂きに行ってみよう
どんよりとした曇り空、寒さが一段と身に染みる中、
ここ巣鴨は、今日も元気で賑やか、さすが(おばあちゃんの)原宿だ。
左右のお店を覗きながら、そぞろ歩いていたらあっという間。
商店街の終わり近くに、ゆうゆうと靡く「手打ち蕎麦」の幟が見え、
すっかり巣鴨の街に溶け込んだ、江戸の情緒感じるお店に辿り着く。
巣鴨 「手打ち蕎麦 菊谷」
所用で久しぶりに訪れた、押上駅。
頭上にぐわんっと伸びたスカイタワー、高~いっ。
駅前は工事がされ、この駅の景観も徐々に変わっていくんだろうな。
それはそれでちょっと寂しいような心地もし…、
押上と言ったら「天真庵」さん 。
久しぶりにあの空間を楽しみたいな、と伺ったら…
ざ、残念すぎる~っ、今日まで臨時休業だったとは 。
…と帰り途、この頃多い、人身事故で電車が遅れ、駅には人が溢れてる。
新宿駅でこの状況、…ん?、まるでデジャブのような、
今朝ネットで見た、某ブログと同じようなシチュエイション。
…と言う事は、私も時間つぶしにちょっと寄り道して行かなくちゃ 。
と、急ぎ新宿西口へと向かったのは…
ネオン飛び交う、賑やかな電気街の中の、心のオアシス。
新宿西口 「手打そば 渡邊」
お店の前に置かれた品書きには、あっ、「けんちんそば」が始まった
京都のお友達が仕事で東京にいらっしゃり、今夜は楽しみにしていた再開。
まだ訪れた事が無いと言う事なので…、私もちょっとご無沙汰、
今夜はこちらに、仲良しお友達も誘ってご案内~ 。
日も沈んだ夕暮れの、うきうきとした賑わいを見せる農大通り。
そこから路地に入った、しんと静まった住宅街の路地裏に…
白壁が夜の闇の中ほんのりと浮かび、洩れこぼれるほのかな灯り。
久しぶりに見る、夜の風情も又いいなぁ
経堂 「手打十割そば お蕎麦のしらかめ」
築地での仕事を済ませた後は、すぐに六本木。
午後の所用の前に、まずは腹ごしらえをしておかなくちゃ。
立石玄庵「江戸東京蕎麦の会」出身のお店が、9月にオープンされたそうで、
行ってみたいなあ、とずっと思っていたところ…。
六本木駅ミットタウン目の前の、細い緩やかな坂道を下り、
夜はさぞ賑わうのであろう、今は静かだけど夜の匂いのする路地裏。
その通りに、そっと置かれた小さな看板「手打蕎麦」の文字に目が留まる。
ここだっ♪…と、横のビルの地下へと降りて行くと…
瑠璃色の鮮やかな看板が掛り、横の扉は開かれ迎えられる。
六本木 「手打蕎麦・鴨料理・オーガニックワイン 一掬庵」
行きたいなあ、と思いつつも、日程が合わずにすっかりご無沙汰。
今日は、所用もそそと終わった月曜日。
久しぶりにご主人に会いたいなあ、と、早速乗りこんだ京王新線 。
幡ヶ谷駅前の甲州街道から、賑やかな6号商店街を潜り抜け、
さらに進んだ通りから路地をしばし歩いて行くと…
変わらず泰然として佇む、日本とは思えないこの風情。
お店を前にすると、いつも思い浮かぶユトリロの描いたパリの下町。
幡ヶ谷 「蕎麦處 ふじ多」
「明日は豊島酒造の蔵開きに行こう」と決めていた朝。
昨夜の雨が嘘のような、からりと晴れ渡った気持ちのいいお天気。
暦が戻ったような、ぽかぽか陽気、これは蔵開きにももってこい
…と思っていたら、起きてくるなり彼が、元気にのたまう、
「いい天気だっ、紅葉を見ながらの瀬音の湯に入ろう!」と。
この人は、そんなにも温泉が好きだったのか…?、
あまり突然で、不満やるせず、すぐに納得しない私に、
「こないだ行ってみたいって言ってた、檜原の蕎麦屋にも行こうか」
のひと事、、そう来たか。。
蔵開きに未練は残るも、、、、仕方ない…、、付き合いましょう~
と、入ってみれば瀬音の湯は心地よく、すっかりリフレッシュ気分爽やか。
車に乗り込み、檜原村へと、お腹をすかせてゴーゴー。
「払沢の滝」の駐車場の看板を横目に、さらに上へと走っていくと、
すっかり色付いた木々に囲まれた、細い細い山道。
ずんずんずんずん、それでも蕎麦屋の気配は全くなく、
次第に不安になりながら、森の中を進んでいくと…、
ようやくほっこり開けた見晴らし台、「峠の茶屋」に辿り着く。
茶屋の横の細い山道の入口に、そっと掲げられた小さな看板。
これだっ、こんなところにあったとは…。
と、早速山道を降りていくと…
気分はちょっとしたハイキング。
落ち葉の絨毯を踏みしめ、途中には済んだ小川がせせらいで…
急な登り坂を、息が上がりそうになりながら登っていくと、
つ、着いた…、山の中腹に見えてくる、長閑な田舎の立派な家屋。
屋根付きの門が構えられ、すぐ裏には、ごっとんカッタンと水車が回り…
今は懐かしい、昔よくあった田舎の農家の家屋が待っててくれた… 。
日の出町 ~ひのはら村~「峠の茶屋 そば処 みちこ」
立川での所用を済ませ、今日は、朝からそわそわ。
去年食べ逃してしまった「松茸そば」、きっともう出ているはず。
今年は、絶対に食べておかねばっ、と、急ぎ電車を乗り継ぎ久米川へ 。
ここ又急に、すっかり冬を思わせる冷えた空気の中、
まだ、残っているかしら…、と辿り着いたお店の前には、
秋の名残り、風情溢れる、幾つも下げられた、吊るし柿 。
(干し柿になって出来たら、食べたいなー)
久米川 「手繰りや 玄冶」
今夜は、FBのお蕎麦の方々(?)の集まりに、お声をかけて頂いて…
8人揃って「大庵」でのお蕎麦の夕餉 。
初めてお会いする方もあって、すっかり緊張、胸もドキドキ。
新宿駅東口出たらすぐ、というのもうれしいお店。
上から零れ洩れる、温かな灯りの階段を上り、店内へ…。
石臼粗挽き 本格手打そば 「大庵」
今日の空気は、キンっとして又一段と冷たい。
11月も半ば、じわじわと冬が忍び寄ってきているのをひしと感じる。
そんな寒さに向かい、curvesで一汗かいて、先生宅に向かう前のお昼ご飯は…、
今日はちょっとご無沙汰、「太古福」さんで食べて行こう~。
三鷹 「手打ち蕎麦 太古福」
階段を降りようとふと横を見ると…、
いかにも暖まりそうなイラストに、新作の「かけ蕎麦」が始まっている 。
幾つかのハプニングでお昼も食べず、渋谷に戻ってきたのが午後4時。
疲れきってお腹もぺこぺこ、もう一歩も歩きたくない、歩けない…。
…と、渋谷には強い味方があったんだ。
駅すぐ上、東急デパートレストラン街の、「小松庵」。
ちょっと上に上がって、羽を休めてから帰ろう…。
9階フロア、エレベーターの扉が開くと、すぐ目に入る「新そば」の旗。
幾つものお店がある中、これもうれしい、エレベーターすぐ目の前。
渋谷 「小松庵 渋谷東急東横店」
渋谷での所用が思ったより手間取り、気づいたら既に3時過ぎ。
渋谷でこの時間だとすると、「しぶそば」かな、とも思ったが…、
そうだ、井の頭線に乗って「浜田山」だ。
中休みのない「安藤」さんに、久しぶりに行ってみよう~
乗ってしまえばすぐ、降り立った浜田山駅は、
そろそろ夕飯の準備か、買い物客で賑わい、家庭のぬくもり溢れてる。
そんな西友前のメインストリートをゆっくりと歩き…
ちょっと入った静かな路地の中程に、程なく見えてくるコンクリ壁。
真ん中にはめ込まれた木の格子扉には、ほのぼのと木綿の暖簾が掛ってる。
「営業中」の札に、心底安堵させられて…
浜田山 「手打そば 安藤」
ちょっと前に、ゆかりんさんが、高麗の美味しいお豆腐を紹介していて、
豆腐好きとしては、美味しいと聞いたら、是非食べてみたい 。
今日はお天気、ぽかぽか陽気、ドライブがてらに行ってみよう~
ナビに従い辿り着いた、高麗駅程近くの、ほのぼのとしたほったて小屋。
お目当てのお豆腐は、とんねるずの「喰わず嫌い」の年間ベスト20 。
笊豆腐に、生湯葉、引き上げ湯葉、巻き湯葉など、湯葉もいっぱい。
中から、「ざる豆腐」に「引き上げ湯葉」、「手揚げ油揚げ」をゲットして…
お昼は、前に「ちい散歩」で見たお店に行ってみたいな、と
彼岸花で有名な、巾着田程近く、高岡浄水場の裏へ入っていくと…
うっそうとした木々の重なる森の中に、ぽっかり開けた駐車場。
車を降り、小さな足元の看板に誘われるように小径を進めば…
木の葉の絨毯が敷き詰められた、雑木林の中に…
ふっと佇む、品のいい民家に、そっと暖簾が掛けられている
「樹庵」、ああ、名前の通り、素敵なロケ-ションのお店だなぁ…
日高市 石臼自家製粉「手打蕎麦 樹庵」
お店の前に置かれたホワイトボードには、「本日の蕎麦」
佐渡の信濃一号、これは珍しい、と心浮き立つ
朝からしとしとと降り続く、今日の雨はとても冷たい。
次第に体が冷え込み、手足もじんじんとかんじかんで…
出先き途中、ちょっと暖まって行きたいな、と立ち寄った井荻駅。
そろそろ牡蠣も出てるかしら…
寒々とした環八沿いに、雨のスクリーンごしにしっとりと佇む…
井荻 「蕎麦 みわ」
傘を畳んで入れば、ここももちろん新そばだ 。
今日の産地は…「北海道上川町」の、キタワセ。
嘗て銀座にあった「古拙」が店を閉められ、
今年初めに、人形町の裏通りに「仁行」として再開店したのもつかの間、
湯島に、新たに「古拙」が出来たと知り、行ってみたいな、と思っていたところ…
今夜はうれしいお誘いがあり、早速お店で待ち合わせ
湯島の駅から、天神さんへと目指すゆるゆると続く坂道を登って行くと…
登り切る手前辺りに、ぼんやり浮かんでいる「そば」の文字。
こ、ここだったのか…。
和風旅館「ホテル江戸屋」の一階に、大きな垂れ幟が天井から吊り下げられ、
興味そそる「よるそば」、の染め抜きの文字。
後ろの扉からほのかに洩れる灯りに、どこか日本料理店の趣きが漂っている。
開店ちょっと前に訪れたので、しばし前で待っていると、
横には、「今宵、よるそばいかがでしょう」と、
CMに出て来そうな、微笑んでしまうキャッチコピー 。
湯島 酒と肴と、水腰そば 手打ち十割「古拙」
今日は水曜、レディースデー。…なので、
急ぎ映画館へ向かい、「ツレがうつになりまして」をしばし観賞~。
私もツレについて改めて考え、思い直したりしつつ、余韻どっぷり。
ぼおっとしながら映画館を出たら、昼もすっかり過ぎた時間、
こんな気分の時には、中休みのないお蕎麦屋さんだ
久しぶりに、あのご主人に会いたいな…と、池袋の騒々しい街中を抜け、
高速道路高架下の、人通り少なくなったビルの間に、
のほほんと佇む、ややすすけ、年季の入った街蕎麦屋風情のお店へと。
店は古びても、しかと書かれたどでかい「手打」の文字に、
ご主人の深意が込められているよう… 。
池袋 「手打そば うどん 一栄」
朝方の仕事後、日本橋高島屋で催されている、華展を見に行き…
お昼は久しぶりに「眠庵」に行きたいな 。
初めて訪れた時、周りをぐるぐる回ってきたのがつい昨日のよう。
こんな隠れ家めいた場所であるのに、
今や、押しも押されぬ、東京蕎麦屋の人気有名店。
神田 「眠庵」
池袋での仕事を済ませた後は、ちょっとご無沙汰している気分、
久しぶりに、「まるやま」さんのあったかいお蕎麦が食べたいな、と…、
昼もすぎてお腹もぺこぺこ、急ぎ京王線に乗り変え、代田橋へ
代田橋 「手打蕎麦 まるやま」
このところ、大人しくしていたからか、
いや、蕎麦地蔵様にお参りしたのが功を奏したのか…
ようやく、鼻水にくしゃみ、咳も収まったけれど、
鼻の下のがさがさ荒れが気になって仕方ない 。
「そーいうのは、温泉だよっ、温泉っ」
と彼の言葉に…、朝食を済ませ、早々に近くの温泉へ。
茶褐色、硫黄の匂いがほのかに立つ温泉に、つかるのは心地いい。
心なしか、肌もなんだかよくなっている…?
心身ともどもすっきりし、お腹もすいた…と、見れば既に2時すぎ。
「どこでお昼食べようか」 と彼の問いに、
「お蕎麦が食べられるとこ」 と答えて、
早速、向かったのは、程近くのこちら…。
佇まいは素朴な風情だが、ご主人の食に対する拘りは一流。
とは言え、徐々に洗練され、風情が加わってきているような… 。
青梅街道 「佳蕎庵」
「日頃蕎麦を愛好し、食べ歩き、蕎麦を語らっているものとして」
「蕎麦への感謝をこの蕎麦喰い地蔵を通して表現し…」
との、練馬九品院で、年に二回行われている「蕎麦喰い地蔵講」。
私も、お蕎麦からたくさんの幸せを頂いているんだもの、
そろそろきちんと、お地蔵様に感謝しに行って来なくちゃ、
と、今回で13回を迎えるという「蕎麦喰地蔵講」に初参加 。
豊島園駅すぐ近くに位置する、練馬九品院。
その中の一番奥の社に鎮座する、地蔵尊前。
ここで、藤木寿食の読経、蕎麦献上、お焼香が行われ…
受付を済ませて、いよいよ本堂へと移動~。
昼過ぎて、やっと解放された、渋谷での説明会。
お昼はどこで食べようかな、…と、前に近くで働いている友人から、
「渋谷に来たら寄ってみて、きっと好きな感じだよ」
と言われてていたのを思い出し…、「渋谷に来た」から行ってみよう 。
宮益坂を登り切り、246と交差する大通りから入った路地。
懐かしいなぁ、学生時代、ぷらぷらと何度も通ってきた道だ。
と、ところどころに昔の面影を感じる通りをずんずんと歩き…
目の前に六本木通りが見える頃合いに、ふっと足元に置かれた小さな看板。
「蕎麦」!その横には小さく「手打ち」 …ここだ
ん?もしかして…、ここは、「砂場」だった所では…
と、横を振り返れば、ビルの間にそっとさりげなく、
どこか、京都の町屋の趣感じる間口に、優しい山吹の暖簾が掛ってる。
渋谷 「石臼挽き手打ち蕎麦・酒彩 凛」
(あ、うちの猫と同じ名前だ…♪)
昼間はぽかぽかだけど、夕刻になると途端に秋風吹きすさび、
ひんやりとした風が肌寒い程。
昨夜の帰り道で、うっかりしていたからか…
夜半から鼻水が止まらず、くしゃみが立て続けに出てつらいよう。
ううむ、私でも風邪を引いてしまったのかしら。
こんな日には、滋養にいいアレを食べて、乗りきろう 。
と、出先途中、昼ちょっと過ぎに降り立った野方駅。
駅舎はすっかりきれいになったけど、商店街ののどかな雰囲気はそのまま 。
いくつもの店舗が並ぶ中に、しっとり上品に佇む町蕎麦屋風情。
野方 「純手打ち おおひら」
秋晴れの柔らかな日差しの、うららかな陽気の中、
今日は、そろそろ又会いたいに行きたいな、と思っていた「いさと」さんへ。
7人で貸し切りさせて頂いて、「いさと」さんのコース料理を頂きに 。
市川駅からバスに乗り、降り立った「国立病院前」の停留所。
そこから、住宅街を抜け、森の中のような、長閑な小径を抜けると…
たわわに実を付けた柿の木の後ろに、黄色の暖簾が揺れている。
ああ、帰って来た…、そんな心地にさせられる、暖かな空気いっぱい 。
市川 「SOBA ISBA いさと」
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