かつて、世田谷区役所近くにあった折に訪れたきりで、
その後移転され、行こう行こうと思いつつ、思えば早何年…。
駒沢で所用で来た今日、長年の想いを込め、行ってみよう 。
久しぶりに乗った、民家の軒先をくぐり走る世田谷線は、
子供心に帰ったように、密かにわくわくさせられて、
活気ある個人商店が連なる「松陰神社前」商店街は、
スーパーにはない人情溢れ、やっぱり商店街っていいな~。
と、楽しくそこここ覗きながら出た、車行き交う世田谷通り。
その通り沿いに、融け込み佇むお店には、純白の暖簾がさらりと靡く。
松陰神社前 「嘗庵 蕎麦 石はら」
亀有「やざ和」さんで修業したのち、柏「竹やぶ」、芝「案山子」、
その後、神田「眠庵」で働かれていた日比谷さん。
いくつもの紆余曲折を乗り越え、満を持してのオープン 。
控えめにそのお知らせを頂き、これまでの経緯などを思い出し、
私も感慨深く、胸いっぱい 。
早速、蕎麦お友にも声をかけ、お祝いをしにお店へと。
ご主人のブログに書かれている、丁寧な道案内に従って…
「中野坂上駅」1番出口を出て、すぐ目の前の青梅街道を左へ。
ガソリンスタンドの先のサンクス手前の路地を入り、
ずんずん、ずんずん、途中の変形交差点もまっすぐ進み、
耳鼻科さんの手前の路地を曲がり、ゆっくりと歩いていくと…、
自転車が前付けされた、木造二階建て、
看板も何もなく、おろおろ迷ってしまったけど、
そっと置かれていた祝い花と、窓から垣間見たら、ここみたい 。
中野新橋 「ら・すとらあだ」
気付いたら、急がないとそろそろ6月。
今年は、月変わりの「変わり蕎麦」を制覇しようと決めたからには、
5月が終わってしまう前に、急いで伺っておかなくちゃ 。
…と、5時ちょっと前のお店へと近づくと、何やら雰囲気が怪しく、
扉には、「15時半~17時 準備中」の貼り紙。
ま、まさか、ここも中休みが出来てしまったのっっ?
いや、今日は何かの都合があってなのかも…
と、思いたい気持ちで、ぶらぶら時間をつぶし、
17時丁度、再び向かったお店には、
ほっ…、今度はちゃんといつものように、暖簾がおろされている 。
田無 「田無さらしな総本店」
かつて、その評判を聞き、場違いな心地で伺った、
新宿御苑、花園町の「大木戸矢部」。
緊張しながら食べた蕎麦の美味しさに感動し、
その後出された蕎麦湯に感嘆したのは、思えばもう7年も前の事…。
(私もまだ若かった…)
その矢部さんが、花園町をお弟子さんに任せ、銀座に出店したと知りつつも、
今もやはり敷居が高く、ずっと訪れていなかったのだけれど…。
ちょっと前に、華麗麺麭さんのブログを見たら、行ってみたくて仕方ない。
築地での所用を、今日は何とかお昼までに終わらせて、
せかせか歩いて向かった、銀座の外れ。
2008年8月8日オープン、銀座8丁目8番8号、銀座888ビルの地下。
矢部さんの姓も揃って、幸運の8のみの、縁起いい末広がり 。
入口に置かれた品書きに目を通し、
書かれてる、書かれてる、食べてみたいお蕎麦がここに 。
…と、奥のエレベーターに乗りこみ、地下へ降りれば、
高級感漂う、格子扉にはらりとかかった純白の暖簾。
お店の前に立っただけで、格調高いオーラが漂うのが見えるよう…。
銀座 「銀座 矢部」
すっかり孟宗筍の季節は過ぎ去ってしまったけれど…、
これが又楽しみの、真竹の時期がやってきた。
…と再びあきる野へ、真竹を求めて朝からドライブ。
無事ゲットしたら、朝も食べずに来たのでお腹もぺこぺこ。
まだお昼には時間もある、美味しい桜海老の掻き揚げを食べに行こう。
と、すっかり緑の色濃くなった木々を眺めながら、辿り着いた青梅市街。
旧青梅街道を進んでいけば、程なく見えてくるほのぼのとした看板。
爽やかな白壁に、シックなダークグリーンの扉が迎えてくれる、
北欧の雰囲気醸した、瀟洒なお店に辿り着く。
青梅 「手打ち蕎麦 わせいろう」
鷺ノ宮駅北口の賑やかなバス通りから、先月移転された「太鼓屋」。
どんなお店になったんだろう…、と期待に心トキメクも、
落ち着いた頃にでも、と様子見していたのだが…、
そろそろひと月、もう落ち着いた頃かしら、
と、お祝いの言葉を胸に、お昼を頂きに寄ってみよう~。
鷺ノ宮駅を出てすぐ右側の、ぽつぽつと小さな商店が並ぶ通り沿い。
八百屋さんなどが並ぶ、微笑ましい通りの中に、
すっぽりと溶け込み佇む、ほのぼのとしたお店に辿り着く。
ああ、大将の人柄匂わす、暖ったか~ないい感じ…
古民家カフェのような、ふと微笑んでしまうお店の入口には、
以前掛けられた看板が、ここにもきちんと掛ってる 。
鷺ノ宮 「手打ちそば 太鼓屋」
このところその名前を口にする機会が何度かあり、
その度に、脳内に蘇ってくる蕎麦の姿に、気持ち乱れ恋焦がれ…
ちょっとしたハプニングで昼をすっかり逃してしまい、心身共々疲れ切り、
「行って来なさい」と、頭の中でささやく声を感じ、
無意識のうちに、ふらりと向かっていたお店。
何事にも動じず、泰然自若、威風堂々、
ああ、この佇まいを目の前にしただけで、
なんだかすっぽり包まれるような安堵感を感じてしまう…。
荻窪 「御免蕎麦司 本むら庵」
気持ち良く晴れ渡り、ちょっと歩くと汗ばむ今日は、
前々から約束していた、遠方からの久しぶりに会うお友達と、
リクエストされたこちらで待ち合わせ 。
久米川駅南口、商店街の中にすっぽりと埋もれ、
はらりと靡く、潔さ漂わす純白の暖簾。
お店の前のプランターには、今年もゴーヤが植えこまれ、
かわいい新芽をしっかりと伸ばし始めてる…
久米川 「手繰りや 玄冶」
今夜は憧れのU女史と、最近ちょっとお世話になった御方と、
移転早々に訪れて以来、又伺いたくていたお店で待ち合わせ 。
日本橋人形町の入り組んだ路地の又路地の中、
冷たい雨が降る、静かで閑散としたビルの間に、
通り過ぎてしまいそうな程、そっと置かれた小さな看板。
奥のちょっと怪しげなエレベーターに乗り上がれば…、
すぐ目の前には、格調高いオーラ漂う、木の扉に、
品ある小さな紫紺の暖簾が下げられている…
人形町 「仁行」
ようやく所用を済ませた、築地での午後2時。
朝は小振りだった雨も横殴りの風に煽られ、強まってきて…
おなかもすっかりぺこぺこ、今日は歩き回るのはやめにして、
駅近くの、しかも中休みのないお店でお昼を食べよう 。
いつでも入れる中休みのないお店は、こんな時には殊ありがたい。
お蕎麦はさんは、かくあって欲しいもの、と思うのは、
客の我侭とはわかってはいるのだけれど…
築地 「さらしなの里」
珍しく随分とご無沙汰していて、
久しぶりにご主人女将さんに会いたいなあ…と、想いがつのり、
帰り途中、ふと降り立ちちょっと寄り道 。
五日市街道沿い、ちらほらとお店が並ぶバス通り沿いに、
年月感じる暖簾が、いつもと変わらず風にそよいでる。
吉祥寺 「手打 中清」
ちょっと前にご主人がつぶやかれていた、初夏の新メニュー。
これが涼しげで美味しそうで、食べてみたくてうずうず。
空青々と澄みわたり、ぎらぎらとした夏の日差しの今日、
彼をうまく誘って、お昼は唐木田へゴーゴー
唐木田駅の本当にすぐ目の前。
裏の駐車場に車を停め、表に向かえば、心地よい初夏の風に、
艶やかな紅色の暖簾が、花びらの如く靡いてる…
唐木田 「手打そば 蕎千花」
このお店に「是非行きたい」なんて言われたら…、
もちろん、迷わず二つ返事。
一人もいいけど、誰かとご一緒できるのはうれしい限り。
遠方から来てくれたお友達お二人と、今夜はここで待ち合わせ
初夏の女将さんのお料理を、いつものように楽しみにしながら、
半地下の入口の扉へと、わくわく階段を降りて行く。
田無 「手打ちそば ほしの」
四季折々をお蕎麦で楽しめるというのは、一つの悦び。
とふと思い返せば、「秋せみ」「冬せみ」は食べているのに、
何故か、「春せみ」「夏せみ」を食べていなかった 。
と言う事で、目黒でのお昼ご飯は「川せみ」さん 。
お店の前に置かれた品書きには、「季節変わりの蕎麦」とだけ。
どんなお蕎麦かは、中に入ってからのお楽しみ
目黒 「手打ちそば 川せみ」
今年は春の訪れが遅かったけれど、山菜もようやく出始め、今が盛り。
今日は、うれしいお誘いがあり、縁側での「山菜三昧」頂きに 。
落合の全くの住宅街の中、突如すっと現れる小さな看板…
家と家の間の小径を入れば、懐かしい心地になる古民家が待っている。
はらりと下がった麻の暖簾に、暖かな小さな豆電球 。
落合 「蕎麦処 遊」
久しく訪れていなかった、三鷹の「宗柳」さんで、
「田舎そば」を打ちだしたと教えて頂き、興味しんしん。
しかも、「今月の蕎麦」は「鴨つくね」と聞き、早速伺って見る事に 。
三鷹駅北口、バス通りの一本裏手の通り沿い、
大きなえんじ色の伊織が下がったビルの地下、
細い階段を降りていくと…、「今月の蕎麦」の品書きが貼られ、
書いてある、書いてある 、「田舎そばに変更できます」。
三鷹 「蕎麦処 宗柳」
朝からしとしと降る雨の中、一仕事済ませた後で、
ちょっとした用事も兼ねて、久しぶりに神田へと 。
ビルとビルの細い隙間に、そっと下ろされた暖簾の、
渋いえんじ色が小雨に滲み、又ひと際、抒情的な風景…
神田 「眠庵」
吉祥寺でちょっとした用事を済ませ外に出れば、
爽やかな薫風肌撫でる、五月晴れ 。
ここまで来たら、ちょっと寄っていきたいな、と咄嗟に向かった代田橋。
さらりとした空気の中、日差しにうっすらと汗ばむよう。
すっと下ろされた白い暖簾も、お日様に照らされ光ってる…。
代田橋 「手打蕎麦 まるやま」
昨夜の冷え込みも和らぎ、心地のいい五月晴れ。
今日は母の日、予約していたケーキを受け取る前に、まずはお昼。
去年食べ損ねたトマト蕎麦は、さすがにまだ早いかな…と思いつつ、
久しぶりに、府中法務局すぐ近くのお店へと 。
通りに面して、ふと目につく、白壁の奥の木目調の扉の前には、
楽しく、和やかな心地になる赤い暖簾。
府中市 「手打ち蕎麦 心蕎人 さくら」
表に置かれた季節の品書きの書かれた、立看板を目にすると…
あっ、これはうれしい 、
早くももう、夏限定の「トマトスープそば」が始まっている。
連日のゲリラ豪雨があったと思ったら、今日はものすごい強風。
今年の不安定な天候に、いやな予感を感じつつも、、お昼ご飯 。
出先途中の武蔵関、ちょっとご無沙汰していたお店へと。
通りに面してそっと、ほのぼのとした素朴な佇まいに、
不安な心地も和らぎ、ふっと頬えんでしまいそう…
武蔵関 「手打ちそば にはち」
扉の横には、お昼限定「ごぼう天そば(うどん)」のお品書き。
これはまだ食べていないし、今日はこれにしようかな 。
ラジオにまで出演された、人気ブロガーお二人と、
ひょんな事から、今日はお昼をご一緒する事になり…
待ち合わせた、ちょっとご無沙汰していた「蕎楽亭」さん 。
毘沙門天横の路地を、どきどきしながら歩いていくと…
おおっ、昼時外したつもりだった午後1時すぎ、
お店の前には、何人ものお客さんが外まで溢れ並んでる…。
神楽坂 「石臼挽き手打 蕎楽亭」
久しぶりに所用で、こちら神宮前に訪れたので…、
ここまで来たら、是非又食べたいと思っていた「熱もりせいろ」。
本格的に暑くなる前に、食べておきたいな
と、表参道からずんずんずんずん路地を入って行った、閑静な住宅街の中、
すっきりとした白壁に、そっと置かれた灯篭だけが目印の、
知らなければ分からない、どこまでもシンプルな佇まい。
竹囲いのついた階段を上って行けば、
ようやく見える、さりげなく下ろされた麻の暖簾。
神宮前 「玉笑」
以前来た時には、まだ施行途中だった、入口すぐ横の扉の奥には、
しっぽりとした個室の客室が出来ている…。
麻布十番でお蕎麦屋と言えば、堀井さんに布屋さん。
と、ばかり思っていたのだが…、
実は、商店街から離れた大通り沿いに、もう一軒の「更科」さんが 。
すべて「更科」でも、それぞれが別のお店。
今日は、お誘い頂いて、うかつにも知らずにいた、お店へ初訪問 。
高速道路の高架下、車が激しく行きかう大通りの角に、
老舗蕎麦屋の醸す、何とも言えない風格あるオーラが漂っている 。
麻布十番 「麻布永坂 更科本店」
銀座でのちょっとした打ち合わせを済ませた後は…、
お疲れ様乾杯を兼ねて、久しぶりに「東風庵」さんへ 。
昭和通りから入った路地沿いに、気を付けなければ通りすぎてしまう、
竹枠が風流な窓が、中二階に外からも垣間見え、
その横の、隠れ家めいた細い階段がお店への入口 。
銀座 「蕎麦前 銀座 東風庵」
急な弔辞などで朝からばたばたし、すっかりお昼も過ぎてしまい、
彼から「あの、カレーの蕎麦屋に行こうか」とうれしい提案。
それは願ったり 、
先日のお礼も兼ねて、行きたくてうずうずしていたところ、
彼の気が変わらぬうちに、急いでお店へと出発~。
午後から雨が降るという予報だけど、太陽はぎらぎら、
初夏の陽気を思わせる陽気に汗もじんわり、今日も暑い。
とすぐに辿り着く、通りに面して普段着の顔で素朴に佇む…、
開店してから早3年、年々実力を発揮している、隠れた名店 。
青梅街道 「蕎麦と酒 佳蕎庵」
今日は朝からからりと晴れ、うっすら汗ばむほどの初夏の日差し。
「こんな日は、美味しい冷奴が食べたいねー」と言う事で…
わたなべさんのお豆腐を買いに、急遽向かった、ときがわ町 。
お昼は前回のリベンジ、久しぶりに「玄家」さんのお蕎麦を食べたいな、
と、向かってみたら…
そっそんなっ、これは予想だにしていなかったっっ、
時刻12時半で既に蕎麦売り切れ…
では…と、「とき庵」さんに向かうが、予想通り駐車場は既に満車、
店の前にも、何人もの待ち人で溢れてる。
「これじゃダメだね」と、うんざりした彼の言葉を聞き、
慌てて、先月オープンした新しいお蕎麦屋さんを思い出し、即効彼を誘導~。
「都幾川温泉」の程近く、緑鮮やかな木々や、のどかな畑が広がる中に、
程なく、「手打ちそば」の旗が閃く、古民家に辿り着く。
ここには、GWの異様な賑わいも混雑もない、
ゆったりと静かに、のんびりとした田舎の空気が流れてる…
ときがわ町 「古民家茶屋 ほ」
お天気も良くなったし、今日は浅草に行こう、
…と決めていたら、なんと!「はなまるマーケット」でも浅草が。
「こりゃ、混んじゃうかもしれないよ」と言うが、
「いや、浅草はいつでも混んでいるもの」と彼の言葉で、
予定通り浅草へ向かってみたら…
こりゃすごいっ、例年の混み具合をはるかに上回る、並はずれた人の波 。
歩くのもままならないような中、彼のお目当ての買い物も済ませ、
せっかくだから「はなまる」に出てたお蕎麦屋さんに行ってみようか、
と向かってみたら…、これもびっくり、長い行列…。
う~ん、「はなまるマーケット」恐るべし…
と、ここは諦め…、一度食べてみたいお蕎麦がある、と向かった駅近く 。
町方蕎麦と一線を置いた、寺方蕎麦を出すお店。
銀座のお店に行った事はあるけど、その「妙興寺蕎麦」は食べてなく、
一度食べてみたい…と思っていたところ。
浅草の路地裏にそっと、小さな間口で佇むお店には、
しかと書かれた「妙興寺そば」の木札が下がってる。
浅草 「寺方蕎麦 長浦」
この2日禁酒し臨んだ (大げさ
)、健康診断も無事終了し、
(バリュームの)お腹の調子が落ち着くのを待って…
「大雨になる」という天気予報になんて、耳を貸さない♪、
今日から新メニューがあるとのつぶやきを見たら、も~うたまらず、
2日ぶりの昼酒兼ねて、嬉々として狛江へGOGO 。
雨そぶる静かな住宅街の中、しっとりと佇むお店の前には…
誠実に立ち迎えてくれる、トレードマークのたぬきさん 。
喜多見 自家製粉 手打ち十割そば「志実津や」
ちょっと前に、twitterで「三晃庵」が通しではなくなった、というのを目にし、
中休みなしというのを重宝していただけに、気になって仕方ない。
これは…、詳細を確認しに行かなくちゃ 。
と、朝から降ったりやんだり、つかみどころのない天気の中、
駅から階段を降りていくと…
目の前に、今が満開に咲き揃ったツツジの色鮮やかな錦の小山。
傘差しながら、立ち止まって、プチツツジ狩り 。
深大寺のツツジも見ごろだろうなあ…と、通りを渡ればすぐ。
線路沿いに佇む、上品な街蕎麦屋の佇まい。
東伏見 「蕎夢 三晃庵」
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