帯広スイーツ巡りも堪能し、たっぷりお土産を買い求め、
「古民家好きなら、是非紹介したいお店があるんですよ(^^)」
とおっしゃり、連れて行って下さったのは…、
帯広の街中から離れた、山並みの中に佇む、
塗り壁の、どっしりとした重厚な趣溢れた古民家。
ここも密かに行ってみたいと思っていたお店、これは楽しみ 。
大正時代の建物をそのまま移築したそうで、
車を飛び降り入口へと向かってみると…
ええええ~っ、「本日終了」
項垂れていると、すっと中から出てきて下さったご主人。
「すみません~…、今日はなんだか混んじゃって(^^;;」
たった今、蕎麦が売り切れてしまったそう…。
どうりで、暖簾が下がってない。
気の良さそうなご主人の、すまなそうなお言葉に、
ないものは、仕方ない…
せっかくなので、外から中の様子を覗かせて頂けば、
窓から垣間見るだけでも、ものすごくい~い感じ…。
んー、残念。
いつか、いつか…、リベンジしに参ります。。
気を取り直してお店を後にし…、
今日の最終目的地、鹿追町の「かわせみ」さんへ。
鹿追町 「茶房 かわせみ」
「目分料」を後にし、再び車に乗り込み、
十勝平野の雄大なる風景を眺めながらの、楽しいドライブ 。
どこまでもどこまでも続く大地に、見えるのは地平線のみ。
遮るものなど何もない、こんなにも大きな空や、
180度見渡せる風景なんて、初めて…
畑の真ん中に、美しく一筋に並ぶ木々は、
実は、防風林だという事を教えて頂いたり…
ここに住む人々の知恵や、苦労などなど、
おだやかな口調でお話ししてくれる牡丹さん、
昨日に引き続き、風景を胸いっぱい感じて…。
窓を空ければ、すぅ~っと入ってくる爽やかな風が心地よく、
渋滞なんてもちろん、信号もないまっすぐの道をひたすら走り…
ようやく住宅が増えてきて、お店も見え始め、
いよいよ帯広市街に到着。
帯広に来たら是非、と思っていたお店は、
通りに面して、目立たぬ程にさりげなく佇む、
真っ白な壁に薄紺の暖簾がかかる、穏やかな店構え 。
この暖簾の色が、縹(はなだ)色…
帯広 「そば処 おびひろ縹」
冷んやりとして清々しい朝の空気を吸い込み、
今日は十勝へ、一人列車旅 。
ほのぼのとした駅舎が、旅情心を掻き立てる「富良野駅」、
改札で駅員さんに、切符に挟みを入れてもらい、
目の前に停まっているのは、一両編成の「根室本線」。
あ…、この風景は、「北の国から」で見たシチュエーション~。
密かに、純くんの気持ちになりながら、
9時20分発、電車に乗りこみ…、
およそ一時間半の列車旅には、やっぱりこれ ?、
北海道限定「サッポロクラシカル」の缶をプシュ~ッ
運転席に群がるテツさん達の姿が微笑ましく、
川を渡り、山を超え、流れて行く車窓からの風景に、
ぼんやりと眺めている時間は、全く飽きる事なく、
途中停車した、蕎麦の産地「新得」駅にも、駅蕎麦が
停車時間がもちょっとあったら、食べてみたいな、
と恨めしく思っている間に、再び列車は走り出し…
目的地「清水十勝駅」に、1時間30分揺られて到着~。
キオスクも何もない、のどかで静かな駅ロータリーに、
車で迎えて下さったのは、お蕎麦で知り合った牡丹さん 。
出発前に帯広行きを伝えたら、
「ご案内いたしましょう(^^)」
と有難いメールを下さり、お言葉に甘えさせて頂いて…
初めてお会いした牡丹さんは、想像していた以上に暖かな笑顔の素敵な方 。
ご挨拶しながら車に乗り込み、早速、目的のお店へと 。
話弾み、走りだしたらもうすぐ、
きらきら輝く太陽の下、通りの植え込みに看板が見え、
広々とした駐車場を携えた、うっそうと蔦の絡まる建物に、
大きな太鼓のれんの下がった、情緒溢れたお店に辿り着く 。
十勝清水 「蕎麦職人の店 石臼挽手打 目分料」
興奮していたのか、夜明け前からすっきり目覚め、
ぼんやりと、窓を空けたら…、
な、なんて見事な景色っ
飛行機から見るのとは又違う、雲の海原が広がる「雲海」。
富良野盆地をすっぽりと覆う雲に、頭を覗かせる山の頂き。
しばし心奪われ眺めていると、
微かに太陽が山頂から顔を出し始め…
ダイヤモンド富士ならぬ、ダイヤモンド雲海。
思いがけずの朝の風景に、感動と共に始まった2日目 。
今日の宿泊ホテルは、「新富良野プリンスホテル」。
よしさんに富良野駅まで送って頂き、
一日付き合って下さった、お二人とここでお別れ。
本当~に、ありがとうございました 。
ホテルに向かう前に、明日の切符を買っておこう…と、
降り立った小さくて素朴な「富良野駅」には…
こっ、これは、見逃せないっっ
「うどんそばおにぎり」の暖簾が…。
北海道富良野市 富良野駅 「圭子ちゃんの店」
よしさんの、心のこもったエスコートで、
スムーズに美瑛の美しい風景をたっぷり堪能 。
心豊かになったところで、そろそろお腹もすき始めた。
行ってみたいとお願いした、次のお店は中休みなし。
3時を回った頃合いに、のんびりと今日二軒目のお店へと 。
大通りに面して立つ、黒板壁のロッジ風。
知らなければ、すっと走り去ってしまいそうな程、
足元にそっと置かれた、小さな木の看板だけが目印。
車を降り、点々と置かれた敷石を渡り近づくと…
壁にかかった看板には、屋号の「万作」の花のモチーフが…。
上富良野 「手打ちそば まん作」
美瑛のグルメ巡りに、レンタカーで向かった皆を送り…
私は、旭川の蕎麦屋探訪 。
旭川在住、蕎麦友、よしさんが車で迎えに来て下さり、
さらにうれしい、札幌から駆け付けて下さった蕎麦リエさん 。
挨拶を交わしながら…、まだ開店時間には大分早い。
ちょっと空港でお茶でも飲みながら、今日の予定の再確認。
空港2階レストランフロアには、
開店前というのが残念、ここにもちゃんと蕎麦屋が
ショーウィンドウの品書きなどチェックして、
朝からやってる、眺めのいいスカイレストランで、
東京では見ない、「ハスカップソーダ」を頂き打ち合わせ 。
朝方は雨が降っていたという旭川も、からりと晴れ、
東京より10度以上も寒いが、キンッとした空気が気持ちいい。
目指すお店へ、いよいよ出発~
ほのかに色付き始めた木々を眺めていたらあっという間、
空港からほんの10分程走らせれば、ふと現れる案内板。
く、熊出没注意っ???
早くも、雄大なる北海道の片鱗を感じていると、
程なく辿り着いたお店は…、わあ、素敵 。
たっぷり生い茂った草木に埋もれた、ほのぼのとした暖かな佇まい。
車を停め、板張りのアプローチを入って行くと、
あ♪、旭川でもたぬきさんがお出迎え 。
旭川東神楽町 「蕎麦 蓬」
上海に引き続き、うれしすぎるお誘い、
「yukaさん、北海道の新蕎麦、食べてみたくないですか?」
北海道に行ったのは、かれこれ10年も前の事。
蕎麦産地最大の土地、北海道の蕎麦できるなんて、もーう、
二つ返事で参加させて頂く事となり、
2012年10月堪能してきた、北国の蕎麦
まだ夜明け前のレインボーブリッジを走り抜け、
羽田発 7時30分発JALに乗り込む為、羽田へと。
年末にご主人が予告していた、新メニュー。
そろそろ出ている頃かも、…と気になり、もううずうず。
早々に先生宅へ伺い、遅いお昼を食べに行ってみよう 。
あちこちで「恵方巻き」のポスターが貼らる商店街の中に、
茜色の暖簾が目を惹く、感じのいい清楚な佇まい 。
年が明けたばかりと思っていたのに、もう2月か…。
久米川 「手繰りや 玄冶」
ふと思い出したら、随分とご無沙汰…、
久しぶりに「おおひら」さんのお蕎麦食べたいな 。
と、出先途中、野方で下車してお昼ご飯。
駅前からのほのぼのとした商店街の中に、
凝りすぎずも品よく、さりげなく佇む街蕎麦屋。
今の季節だと…、若さぎか、牡蠣柿かな… 。
野方 「純手打ち おおひら」
ああああ~っついにやってしまった、大ショックっ。
うっかりスマホを落とし、液晶画面には一筋のヒビがっ…。
操作は変わらず動くものの、いつ零れてくるか冷や冷や。
すっかりしょげ、帰りに買い求めた某ヨドバシに向かうが、
ドコモショップに回され、結局、修理に出す事に 。
無料の代機種を渡されるも、心は消沈…。
幾つかの設定しがてら、心を休めに一休みして行こう。
思えば、デジカメを壊してしまった時も、
ここで、慰めてもらったなあ…。
吉祥寺 「神田まつや」吉祥寺店
今回の風邪は相当に手強く、彼まで揃ってダウンしたまま 。
「お風呂行きたいけど、やめといた方がいいかぁ…」
と、競争のように二人で鼻をかみかみ、つまらなそう。
外は雲ひとつなく、せっかくのいいお天気。
「じゃ、美味しいお蕎麦でも食べに行こっか」
と、反論されるの覚悟に、言ってみたら…
「いいよ」と、拍子抜けする程あっさり 。
これは、相当調子が悪いのかも…と、危惧するも、
気分が変わらぬうちに、早速車に乗り込み出発。
毎年食べそびれてしまっていた、
冬季限定の、課題の「かけそば」を食べにあきる野へ 。
澄んだ空気の中に、清らかな水をたたえるうららかな秋川。
ほのぼのとしたあきる野の景色の中に、
木々に埋もれ、静かにそっと、ほっこりと佇む「そば小屋」。
小鳥のさえずりを聞きながら、石畳を歩いていけば…
生成り暖簾がそっと下ろされたお店に辿り着く 。
あきる野 「そば小屋 あをき」
週末、地方の寒さで風邪が悪化しついにダウン。
幸いインフルエンザではなかったようだけど、
咳に鼻水は止まらず、微熱で体の節々がきしきし痛い。
風邪に良さそうなお蕎麦を食べて、完治させねばっ 。
と、向かったのは井荻駅。
車道から吹きつける風が冷たく、身を縮めながら歩けば程なく、
山小屋ロッジ風、素朴で温もり溢れた佇まい。
生成りの暖簾を潜れば、そっと置かれた板に今日の産地。
これは楽しみ、福井県坂井市 丸岡在来 。
兼ねてから、一度行ってみたいと思っていた、
多摩地区に何店かある、吉祥寺「中清」から暖簾分けしたお店 。
午前中に帰省する予定が、ぐずぐずしてたらもうすぐお昼。
東京でお昼を食べてから行こうか、となり…
「(ICから)遠くなくて駐車場があるとこだったらいいよ」
と彼の言葉で…、中でも清瀬のお店は手打ち店。
これはチャンス、いよいよ今日、行ってみよう 。
車を走らせれば程なく。
清瀬駅北口のささやかな商店街の中に、さりげなく佇む、
どこか吉祥寺のお店に似た、街蕎麦屋風情。
看板に、しかと書かれた「手打」の文字が頼もしく、
蕎麦は石臼挽きとの、北海道幌加内産。
お昼が16時までというのは、うれしいな…
清瀬 「手打そば 中清」
昨日も一昨日も寒かったが、今日の寒さはひと際厳しい。
吹きつける風は鋭く冷たく、寒さを超えてチリチリと痛いよう 。
こんな陽気の中でも、とげ抜き地蔵通りは、
おばあちゃまが、ぞろぞろ皆元気に闊歩、すごいなー。
私は身を縮こませ、とにかく目指すお店へと… 。
入ったら、すぐに熱燗頂こうっっ 。
巣鴨 「手打そば 菊谷」
駆けこみたい気持ちに、咄嗟にブレーキ
今日の産地は…「茨城旧水府村」手刈り天日干し 。
このところ、ちょっとご無沙汰していた「さらしな」さん。
ふと思い出したら、1月の変わり蕎麦は「海老切り」。
これも食べておきたいな 。
日が落ちさらに冷え込む中、ちょっとだけ寄り途して行こう。
お店の横にはまだまだ雪が積まれたまま、
ちょっとした、雪見酒気分も味わえそう…。
田無 「田無さらしな総本店」
まだまだ雪が至るところに残る中、
風はキンと冷たく、吹きつける度に身が縮む。
あったかいお蕎麦が、食べたい~
と、途中立ち寄ったのは、ご無沙汰していた「にはち」さん 。
楚々と佇む素朴な店構えに、ほっと癒され…
表に置かれてる、平日のお昼限定の品書きには…
「ごぼうと舞茸の天麩羅そば」。
今日はこれを温かいお蕎麦で食べてみよう 。
武蔵関 「手打ちそば にはち」
昨日の大雪も、今日はからりと晴れいいお天気。
ところどころに雪山が残る中、所用で向かった神保町。
かつて10年前OLをしていた街は、そこここが懐かしく…
ようやく用事を済ませたら、そろそろ2時。
何軒かある「満留賀」さんの中で、昔行った手打ちのお店に、
久しぶりに、行ってみようかな 。
皆よちよち歩きをしている「すずらん通り」から路地に入ると…
ありっ?、こんなに素敵な店だったっ??
昔ながらの街蕎麦屋そのものだったはずなんだけど…
近づけば、かけられた暖簾は記憶と同じ、よかった…、
いつの間にか、改装していたんだなぁ。
塗り壁の和モダンな風情だが、神保町の街らしい、
どこかアカデミックな趣漂う、落ち着いた店構え。
神保町 「石臼挽自家製粉 手打蕎麦処 静邨」
北海道に行った折に、お世話になったよしさんが東京にご来訪。
これは是非、どこかにお連れし案内したい 。
北海道ではあまりないようお蕎麦のあるところ…、
と選び、近所のお友達も同行してくれ、向かったのは、
私も夜に一度訪れてみたいと思っていた「みのり」さん 。
夜闇のなかにぼんやりと浮かび上がる純白の壁は、
昼間とは又違う、印象深い幻想的な景観…。
拝島 「手打ちそばの店 soba みのり」
ガラスの扉を開けば、石臼の置かれた打ち場があり、
今日の産地が書かれてる 。
今日は朝から「花巻きそば」が妙~に食べたい 。
それもちゃんと蓋が付いてる、「あの」花まき。
…と、朝からそわそわ、所用を済ませ、
京王線に乗り込み、ひょいっと向かった代田橋。
久しぶりに「まるやま」さんの花巻を食べに行こう~。
代田橋 「手打蕎麦 まるやま」
今日もお昼を取る暇がなく、空腹を通り過ぎて疲れがどおっと。
…こんな時には、一人でぼんやりできる、あのデパ蕎麦。
今年の「初まつや」も兼ねて、寄って行こう~ 。
そろそろ夕方という時間、今日は何を頂こう…
吉祥寺 「神田まつや」吉祥寺店
平日の「瀬音の湯」でゆっくりしよう、
と計画し、一日長く休みを取り迎えた朝…、
「草加に行きたいお店あるって言ってたよね!」と、突然彼。
そ、草加??、
ググっていたら、気になる温泉があったとか。
んな、急にそんな事言われても~、と戸惑うが…、
あるあるある!行きたいお店 ♪
急遽予定をがらりと変え、草加に向かって出発。
目的は違う別々の期待を抱え、程なく到着した草加市街。
さてさて、まずはお昼 、
宿場町の風情をほのかに残す、旧日光街道沿いを走っていくと…
程なく辿り着いた、さりげなく佇む品あるお店。
年季の入った門に、掛けられた暖簾。
禅味感じる、慎ましくも澟とした佇まい…。
草加 「手打そば処 ふか川」
新年明けてから実家で、ささやかにすごし…
帰る前にお墓に寄って、お昼は笠間辺りで食べようか、
と向かったのは、前から気になってたお店 。
カーナビ頼りに向かえば、途中で道が外れすっかり山道に入り込む。
前に迷って、結局辿り着けなかったという記憶が蘇り、
途端にドキドキ、不安が押し寄せたところに、
ふっと立てられた、素朴な「そば」とだけ書かれた一つの旗。
この旗を頼りに山道をさらに進んで行くと…
ようやく見えてきたのは、「常陸秋蕎麦」のオリジナル旗。
よかった、今回は、ちゃんと辿り着けた、
しかも…、ここも「常陸秋蕎麦」だ 。
周りは冬の木々が覆う山の中腹に、
屋根付き門柱の立つ、古民家風素朴な一軒が飄々と佇んでいる。
冬山の景色の中に、この門がなんとも言えないなぁ…
笠間 「田舎そば 三之助」
お天気にも恵まれた、新年2日。
毎年恒例の深大寺へ、初詣。
例年の混雑は今年はなく、すんなりと参拝を済ませ…
お昼も既に恒例、門前蕎麦で初蕎麦を頂こう 。
「今年はどこで食べようか~」と話ながら、仲見世を流し見れば、
参道前のお店はどこも長い行列。
喧騒を抜け、植物園裏門前の、手打ちの蕎麦屋。
今日はぽかぽか陽気で、外で頂くのも気持ちよさそう 。
入口にきちんと貼られている「蕎麦の産地」は、茨城県堺町。
久しぶりに、今年はこちらで…
深大寺 「石臼挽き自家製粉 手打ちそば 玉乃屋」
いつも見て下さる皆さま、
去年は、本当にありがとうございました。
皆さんのコメントに、どれだけ慰められ、勇気づけられ、
励みになったか、知れません。
ブログをやっていてよかった、としみじみと思った一年でした。
心から、心から、感謝致します。
今年も、又…
どうぞよろしくお願い致します
そして、皆さま誰もが、幸せな一年になりますように…
2013年1月1日 yuka
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