いよいよ今年もカウントダウン。
テレビの、築地やアメ横の楽しく賑やかな中継を、
どこか羨ましいような気持ちで、ぼおっと眺めていたら…
「買う買わないはともかく、見るだけでも行ってみようか」
と彼の言葉で、車に乗り込み武蔵野市場へと。
毎年の買い出しの、嬉々としたお祝い気分はなくても、
やっぱり活気ある市場を見て回るのは楽しく、
ちょっとだけ幾つか買い込み…
朝ヌキの空腹に、暖房などあるわけのない市場は寒く…
「久しぶりに、御狩野で、あったかいもの食べよっか」
と、彼の言葉に即賛成 。
走り出せば程なく、近藤勇旧家跡すぐに建つ日本家屋、
老舗のお店に辿り着く。
三鷹 「手打ちそば・うどん 御狩野」
雨をよけ、急ぎ入口へと向かってみれば、
そうだったんだ、ここも中休みができたのか…
年内最後に会いたいね…、と急遽決まった、4人でのプチ忘年会 。
霙まじりの冷たい雨が降り出した夕暮れに…
向かったのは、今年最後の贅沢、
暗闇に浮き立つ、立派な門に囲まれた…
多くのお弟子さんが巣立った、「竹やぶ」の総本山。
まだまだふらり一人で訪れる事はできない、私には敷居の高い店、
目の前に立っただけで、漂うオーラにすっかり緊張…。
柏 「手打ち蕎麦 竹やぶ」
クリスマスも過ぎ、街は一気に年の瀬ムード。
今年も残すところ、あとわずか数日あまり。
今年もたくさんの幸せ蕎麦を頂いた、こちらにも挨拶しておきたい…
久米川駅前の人の流れも、どこか忙しない独特の年末ムード。
人ごみを抜け辿り着いたお店にも、
新年を迎える雰囲気漂う、下げられた暖簾は茜色 。
久米川 「手繰りや 玄冶」
ばたばたとしていた今年、春以来すっかりご無沙汰。
年内に、女将さんに会いたいな…
と思い始めたら、もう、いてもたってもおられず、
即効電話を入れれば、「いいですよ~(^^)」
その温かな言葉がうれしく、早速一人でお店へと 。
田無 「手打ちそば ほしの」
築地から急ぎ移動して、鷺沼でひと仕事。
何とか昼抜きで所用をすませたが、既に3時。
お腹ぺこぺこで疲れ果て、昼時すぎたこの時間。
…でも、大丈夫 。
こんな時の為にと控えておいた、中休みのないお店
とは言え、売り切れ仕舞い、まだ残ってますように…
と、慌てて電車に乗り込み、降り立った一つ先の「宮前平」。
駅前の通りから一本裏の路地へと向かえば…
迷う事なくすぐ、下げられた大きな垂れ暖簾には、
白抜き文字でしっかりと書かれた「手うちそば」。
白壁のモダンな、雰囲気のいいお店にすぐ行きあたる。
よかった、まだ「営業中」の札がかかってる 。
宮前平 「手打蕎麦 一寸棒」
寒さが増すに従い思い出す、「あの」蕎麦。
去年はぐずぐずしているうちに食べ逃してしまったけれど、
今年は是非にも、食べておきたい 。
このところの寒さに、じわじわと想いが募り…
冬至の今朝は又寒さひとしお、
もーう、我慢できず、仕事を済ませ即効向かった小岩駅。
師走のどこか慌しさ感じる、駅前の賑わいを通り過ぎ、
ちょこちょこと飲食店が並ぶ路地は、昼間はひっそり。
その中に、すっと粋な風情で佇むお店。
早ほぼ2年ぶり、途端に懐かしい心地で胸がいっぱい 。
ゆっくりと近づくと…、おっ、
本日の二八は「柚子切り」、これはうれし~い。
小岩 「手打ちそば 蕪村居」
朝方の仕事で急遽頼まれ、所沢での所用を済ませ…
やっと訪れた、このチャンス 。
以前から行ってみたくていた、念願のお店は隣駅。
新所沢駅を出て、線路沿いに歩くこと数分、
踏切を渡れば、通りに面して「手打そば」の旗がすぐ目に入り…
心急ぎながら、向かってみたら、…ええっ?やっていない ??
一瞬、ぎょっとしながら路地を入ると…
こっちが正面だったんだ 。
暖簾が風に揺れているのを見て、心底ほっと…。
入口横には、気骨ある文字で書かれた蕎麦の産地 。
新所沢 「手打ちそば処 椿屋」
今年もいよいよ残すところ10日ばかり。
日に日に寒さが増し、世間は忘年会シーズンまっただ中。
私にとっても、今夜は一年の中でも一大イベント、
年末恒例「多摩には蕎麦を」の忘年会 。
何日も前から、ご主人と相談し打ち合わせをさせて頂いて…
今年は、竹の子でもお世話になった、こちらで…
青梅街道 「手打ち蕎麦と酒 佳蕎庵」
早いもので、今年もわずか2週間残すのみ。
そろそろ、年末のご挨拶をしておきたい…
今年も随分とお世話になったここも、今年はこれが最後かな、
所用がてら、行けるうちに行っておきたくて…。
吉祥寺 「手打 中清」
高橋さんと年末のご挨拶をして、妙福治を後にした我々4人。
又しても…、このまま帰るのはちょっと寂しい、と向かった武蔵関 。
この会の後にここに寄るのも、すっかりお決まり、
中休みなしでゆっくりと寛げる、商店街の中の手打ち蕎麦屋 。
店頭に鎮座し、ゆっくりと回る石臼で挽かれているのは、
「北海道多度志産」の蕎麦の実。
武蔵関 「手打 甚作」
今年も早くも、こんな時期に…
今日は年末恒例、練馬「妙福治」での「達磨・高橋さんの蕎麦会」。
冷たい雨がそぶる中、門にはすっかり見慣れた、
真っ赤な「達磨」の旗が閃いている 。
大泉学園妙福寺 「達磨そば会」
入口すぐ前のテントには、全国から手伝いに駆けつけたお弟子さん。
「新しくパーカーが出来たんですよー」と見せて下さるお茶目な方。
うんうん、このパーカー、いいなー 。
「国立にも温泉があるんだよ♪」
と、出張続きの彼が、帰ってくるなりの第一声。
今週も疲れがたまったし、行こうよ、と促され…
投票を済ませ、国立、矢川駅近くの温泉でしばし湯ったり
まだ新しい温泉は清潔で、露天からは富士山を眺められ、
やっと疲れがとれた~、と彼も大満足気 。
気分がいいからか?、「矢川でお蕎麦食べて行こうか」、と…。
嘗て何度も通ったお店は、今はまだ閉められたまま…
感慨深く通り過ぎ、線路を超えた通りから路地を曲がると、
ほっこり和やかな文字の看板に行きあたる。
年季の入った壁に扉、素朴な田舎の雰囲気漂うお店に、
かかる暖簾には、しかと書かれた「信州石臼挽き」の文字 。
矢川 「信州石臼挽手打ちそば 志奈乃」
西国分寺「山泉」さんが、今月いっぱいで閉められる?
教えて頂いた突然の情報に、びっくり驚き、何よりショック。
いてもたってもおられず、これは急いで伺わなくちゃ、
…と慌てて西国分寺へと。
行きたいな、行きたいな、と思っていたのに、
どうして、こんなに、ご無沙汰していたんだろう…。
それでも、まだ「まさか…」と信じたくなく、
どうか事実ではありませんように…、と心の中で祈りながら…
西国分寺 「十割手打ちそば 山泉 さんせん」
日の長さが、一日一日刻々と短くなるにつれ、
寒さも、日に日に募り、今朝の寒さと言ったら…
こうなったらもーう、あれしかない。
寒さに勝つには、「けんちん蕎麦」だ 。
年越しにならないよう、預かったままの書物を抱え、
お友達を誘ってお店へと向かえば…
寒い中、ちょこんっと待っていてくれた、たぬきさん 。
喜多見 自家製粉 手打ち十割そば「志実津や」
高円寺に住むお友達ご夫婦が、時折訪れている気になるお店。
山形のお料理に地酒、手打ち蕎麦のお店だそうで…
山形大好き、これは是非とも行ってみたい 。
早速、同じく山形好きのお友達を誘って伺って見る事に 。
高円寺駅北口、ずらりと店が連なる商店街を抜け、
人通りもまばらな早稲田通り沿いを歩いて行くと…
古民家風二階建てのしもた屋の扉から、
レトロな電球がほっこりと灯り、小さな暖簾が掛けられている。
あ…、これはいい感じ
立て看板には、いくつも貼られた地酒のラベル、
壁には、美しい書で認められたお料理がこれもずらり。
期待に胸ふくらませ、そっと扉を開き店内へ…。
高円寺 「酒 肴 そば 椿」
再び、京都からお友達が来京し…、
今日は、まだ行った事がないという、こちらにご案内
保谷駅南口から入った、瀟洒な住宅が軒並みならぶ住宅街の中、
かわいい幼稚園の前にそっと佇む、モダンでシックな佇まい。
保谷 「そばきり すゞ木」
何でも探している本があるんだそうで…
「BOOK OFF」永山店へ行きたいという彼にお付き合い。
ならば、お昼は私のリクエストに付き合って ♪。
前回訪れた時に見た品書きの、
食べてみたいと思ったお蕎麦が、ずっと心に残ったまま。
永山へ向かう手前の稲田堤駅近く、
川崎街道から路地を入った、住宅街の中に佇むお店へと 。
稲田堤 「石臼挽き蕎麦 石づか」
ひょんな事から、ご一緒させて頂く事になった、
毎年恒例でやっているという、「路麺」さん達(?)の忘年会 。
行ってみたいと思っていた、この秋開店したばかりの、
大塚「みとう庵」の新店舗、大手町店で開催。
初めてお会いする方々が多く、どきどきしながら、
大手町駅から、地上に出たら…、
連立する似通ったオフィスビルの中ですっかり迷子 。
30分以上もビル群ジャングルをぐるぐると回った末…
結局迎えに来てもらい、(ケビンさん、ありがとうございますっ)
ようやく辿り着いた、大手町フィナンシャルビルの地下一階。
「包丁切り みとう庵」
表からも賑わいを見せる店先には、美味しそうなお料理の品書きが…。
創作蕎麦を次々に生み出す、アイデア豊富な「みのり」さん 。
秋のメニュー「コーンクリームつけ蕎麦」が気になったまま。
「まだ一食だけ残ってますよ~」のつぶやきを見たら、
これは急いで行かなくちゃ、
いそいそと仕事を済ませ、即効、向かった拝島駅。
純白の壁に覆われた、エレガントな入口に…、
ん?、似つかわしくないような、緑の「提灯」?。
近づいて見上げると…「地場産応援の店」の文字が書かれ、
途端に、ほっこりと心が和む
拝島 「手打ちそばの店 soba みのり」
先生宅に伺う前のお昼ご飯は…
あの美味しさが忘れられず、どうしても又、食べたくて 。
早速向かった三鷹駅南口、駅程近くの「太古福」さん 。
閉ざされた扉には、見ただけでほっこりとするイラスト。
入る前から、心があったまるなあ…
三鷹 「手打ち蕎麦 太古福」
すっかりご無沙汰している間に暦はめくり、気づいたら師走。
熱燗が身に染みて、ますます美味しくなってきた…。
熱燗、となったら…、何と言っても「吟」さん 。
冬のお蕎麦も頂きたい、と駅を乗り越し小平へ。
朝方の激しく降りつけていた雨もいつしか上がり、
俄か太陽の日差しが見え始めた中…
しっとりと、静かに楚々と佇む、澟とした佇まい。
小平 「手打そば 吟」
「今年一番の寒さです」の予報に、今朝はダウンをはおってきたが…
それでも寒いっ、しんしんと寒さが身に染みる。
こっ、これはもう、熱々のお蕎麦しかない…
と、無意識のうちに向かっていた代田橋。
こんな日にこそ、次来たら絶対食べよう、
…と楽しみにしていたあの、「きのこそば」 。
代田橋 「手打蕎麦 まるやま」
このところの寒さで、肩をすくめていたからか肩が痛い 。
「痛い~、痛い~」とつぶやいていたら、
「肩こりにはジェット風呂、ジェット風呂は志木のお風呂」
と力強く唱える彼の言葉で、早速志木へと車を走らせ…
お昼は、以前から気になっていた、新座のお店で食べて行こう
新座市役所のすぐ目と鼻の先、いくつかの商店が並ぶ通り沿いに、
ビルの中に挟まれ佇む、間口一間程の小さなお店。
「石挽蕎麦」の暖簾が目立つ、ほのぼのとしたお店の前には、
お得なランチの品書きに、お昼の営業は15時半まで、
「おすすめ」との、季節の品書きが置かれてる 。
新座 「手打そば 八溝」
ちょっと前に、残念ながら参加できなかったプチ蕎麦会。
そこで、皆で食べたと言う「鶉の卵の目玉焼き」が、
気になり、ずっと心に残ってて…。
折しも、今日は五反田にいるという、せっかくのチャンス、
通り過ぎる事はできん、ちょっと寄ってみようかな
五反田駅西口、地図をざっと頭に入れて、川沿いへ。
川面を渡って吹く風は強く冷たく、
肩をすくめながら、目星を付けた路地を入ると…
すぐ行きあたったビルの奥に、思わず通り過ぎてしまいそうな程、
そっと暖簾の下ろされたお店が目に留まる。
ここだったのかぁ…
五反田 「そば処・地酒 高はし」
→ yuka (05/19)
→ yuka (05/19)
→ yuka (05/19)
→ chameleon_arms (05/14)
→ chameleon_darms (05/06)