

石神井公園の駅前商店街は、いつも賑やか。
表の喧噪から離れ、ちょっと入った静かな路地沿いに、そっと佇むお蕎麦屋さん。
石神井公園 「手打そば 菊谷」
今から急いで向かえば何とか間に合うかも…、と、開店早々に伺ったままで、ずっと気になっていたお店に急ぎ寄ってみる事に


上北沢南口、春にはさぞ美しいだろう桜並木入ってすぐの通り沿いに、暖簾がすっと降ろされたしっとりとした佇まい。
前にはためく幟には、「石挽」の文字がしっかりと書かれてる。
上北沢 「手打そば おの」
吉祥寺ヨドバシに行った帰りに、遅いお昼を頂きに


五日市街道に面して佇む、全くの街の蕎麦屋風情。
これが、ここはいいんだよなあ~・・

吉祥寺 「手打ちそば 中清」
お店の前に置かれている「今日のそば」は、「茨城 筑西」と…。
「ちょっと行ってみたいところがあるんだよね~」
と。…が、時はすでに3時になろうとする時間。
調べてみると、中休みなしの通しで営業しているとの事なので…
せっかくここまで来たんだし、行ってみよう~♪、と、いざ奥久慈へ

山超え、山超え…ほぼ一時間。
袋田の滝を過ぎた辺りの山道沿いに、古めいた木の看板がある駐車場に車を停め、
蕎麦を自家栽培し、手摘み、そして、手挽きの自家製粉して打たれているご主人のブログを拝見していると、その思いはますます強くなり…、
友人に話したら、行こう~♪ と盛りあがり、再び那須メンバ-4人で伺う事に

常磐高速「常陸北」で降り、日立市街へ向かう途中の田尻町。
その中程の道沿いに、控えめな看板がそっと建てられた立派な民家の入口。

広々とした駐車場に車を停め、奥の立派なお屋敷を眺めながら進んで行くと・・
「営業中」の札の建てられた、木々のトンネルの風情あるアプローチ。
ここを入っていくんだ…
と、飛び石の置かれ、左右が緑に囲まれた小道を歩いていると、
何だか探索しながらお散歩しているような、わくわくした気持ちになってくる。
紫陽花や、アパガンサス、ギボウシ…、
様々な草花に木々の間の小径は、まだまだ続き・・・
ゆっくりと進みながら、期待がさらに深まってくるのを感じていると、
ふと切り開かれた出口の先に、趣あるお店が見えてくる。
明治時代に建てられた民家を改装して作られたというお店
長い年月の積み重なった日々を感じる、懐かしいような安らぎ感じる佇まい。
日立市田尻町 「そば処 暁山」
ああ、やっと、念願かなって・・・
午前中の仕事をいそいそと済ませ、やはり粗挽き好きな仲良しご夫婦と一緒に、お昼を頂きに


保谷の駅で待ち合わせ、ごちゃごちゃとした駅前通りから、入った全くの住宅街。
その中に、ふと佇む、コンクリの白壁に麻の暖簾がすっと下ろされた、モダンでシックな佇まい。
保谷 「そばきり すゞ木」
待ちに待った「きぬたや」さんが、いよいよ場所を移して新たに開店したとのお知らせに、うれしくて仕方ない。
今日は、尊敬するお方からお誘いを受け、喜んでご一緒させて頂く事に

国分寺駅下をせせらぐささやかな小川に沿った「お鷹の道」。
木々の緑に囲まれた、この散歩道をひたすら歩き、
中程にある住宅街に入っていくと…
周りを緑に囲まれた、長さ形のまちまちの木の飾り塀が建てられ
ハンギングの草花が飾られ、ほのぼのとした雰囲気漂うかわいらしい店構え。
ほお~、ここが…
ご主人のお人柄が表れたような、ほっこりとした看板がいいな~…
国分寺 「きぬたや」
今年一番の暑さを感じ、こんな日はやっぱり、あれ

と、再び「みわ」さんの冷かけを食べようと、途中下車~。

井荻駅を横切る殺風景な環八通り沿いに、そこだけ切り抜かれたような、ほっとする温かみ溢れた、山小屋を思わせる佇まい。
井荻 「蕎麦 みわ」

その後、お店はお弟子さんが継ぐそうだけど、やっぱり移転してしまう前に、今の「辻そば」さんに、もう一度行っておきたい…。
今月いっぱいとなったら、、もう残された時間もわずか。
今日だったらなんとか行けるかも!、と僅かなお昼の時間に急ぎお店へと。

新橋の赤れんが通りをひたすら歩き歩き…、一つの角を入った静かな路地裏。
その中に、小さな看板が置かれ、白い暖簾がすっと下ろされた凛とした佇まい。
新橋 「新橋 辻そば」
「何が食べたい?」 と、彼。
「何が」ではなくて、「どこの・・」なんだけどなぁ、
と毎回思うのだけど、、彼は決まってそう聞いてくる。
いつもは、彼の希望も…と、ちょっとは思ったりもするのだが、今日は
「行きたいところがあるの♪」
とすかさず言い、ちょっと前に分倍河原の大好きなお蕎麦屋さんのご主人から、言付かって教えて頂いた、新しくできたというお店に行くことに。
甲州街道、ちょうど分倍河原の入口の交差点から美好町通りを走り、しばし行ったコンビニすぐ先の路地を入ると、町蕎麦屋風情の一軒のお店にすぐ行きあたる。

まだオープンして間もないとの事だけど、建物は結構年季の入った感じがする辺り、居抜きで始められたのかな。
などと思いつつ、ほのぼのとした雰囲気の肩肘張らずに入って行ける感じは、日常使いにうれしい限り。
と、向かいの駐車場に車を停め、入口へと向かうと、
扉の横の窓からはしっかりと打ち場が見える。
分倍河原 「手打ち蕎麦 やざき」
いつでも行けると思いつつ、久しくご無沙汰していて、このところ又行きたくてたまらない…
午前中の所用を済ませ、茅場町から一気に東西線で三鷹まで。

三鷹駅前の、ずらりとならぶ商店街も、この町に流れる空気も…
やっぱり私には落ち着くなぁ~・・
とぶらぶらと歩き、目の前にお店を見たら、もう心底ほっとしてしまう。
ここに通い出してから、もう何年経つだろう…

三鷹 「蕎麦 きびや」
素敵な名前の路地に囲まれた、いつき来ても華やかな街、自由が丘。
所用で近くまで来たので、ふと降り立ち、久し振りにこの町のかわいらしいお店でランチを頂こうかと…

線路沿いに佇む、欧羅巴の雰囲気漂う街には珍しいような、京都の町屋カフェか小町通にありそうな、和風の雰囲気。
自由が丘 「旨酒と蕎麦 山久 ~Thank you ~」
千代紙を思い出すようなかわいらしい空間で、
このランチを頂こう~・・・
ちょっとした打ち合わせが茅場町であり…、
せっかくなので、茅場町駅すぐ下にあるお蕎麦屋さんで遅いお昼を。
地下鉄駅すぐ上、岩井証券の入口すぐ横に、さりげなくある入口の階段。
横にある螺旋状の階段を下りて行くと…、
外からは想像できないような、しっとりとしたお店の入口に辿りつく。
昔この町で働いていた時に、時々寄っていた時の事が懐かしいなあ…
茅場町 「茅場町 長寿庵」
はて、地下鉄からどこで乗り換えよう…と考えていたら、ふと、昔何度か訪れた、南阿佐ヶ谷のお店を思い出す。
思いだしたら、何だかとても行きたくなってしまい…
阿佐ヶ谷で乗り換える事も出来るし、と南阿佐ヶ谷へ


杉並区役所すぐ裏に、小さな間口いっぱいに下ろされた暖簾の、かわいらしいロゴは昔のまま。
ああ、懐かしいなぁ…、と近づくと、
店の前に置かれた品書きがあり、今は「ランチ」も始めたよう…
南阿佐ヶ谷 蕎麦織り職人の店 「香織の道心」

所用を済ませた後の夕方に、先日訪れた「あん」さんの粗挽き蕎麦を食べよう~♪
と、お友達二人と待ち合わせ。
中目黒の商店街を進み、楽しみにしながらお店へと向かい、見上げると…
ん

開店時間は過ぎているはずなんだけど…と、近づくと
が~~ん…っっ
つくづく今日は、「粗挽き蕎麦」についてない~…
愕然としながらも友人を待っていると、ご主人が気付いて下さったようで、
「こういう状況になってしまって、一週間程かかってしまうんです…」、
と何度も謝って下さる。
その丁寧な心遣いをうれしく思い、程なく到着した友人と、さてさてどうしたものか、
と駅まで戻っていると、急に強くなってきた雨足


…と、駅すぐ傍のお店に駆け込むように入りこむ。
一瞬違うお店かと見間違えるように、上品な店構え。
以前のお店のはす向かいに移動して、改装したとは知ってはいたが、
まるで違う、素敵な店構えにびっくり

中目黒 「そば処 喜道庵」
先日、「蕎すけ」さんでも、「粗挽き」のお蕎麦を始めたと知り…
市ヶ谷「大川や」の粗挽きが大好きな私。
その姉妹店の「蕎すけ」さんの粗挽きの蕎麦、となったら、これは食べてみたい。
と今日、移動途中と言う事もあり、お昼を頂きに寄ってみる事に
目の前を走る大通、音羽通りに面して、ガラス張りの姿ですっきりと佇むお店。
一年経った姿はどこか落ちつき、通りの中にしっくりと馴染んでいるかのよう。
と近づき、ガラスの貼り紙を目で追って行くと…
あった、あった、「あらびき」の文字
護国寺 「笊そば 蕎すけ」
ここまで来たら…、他に行きたいお店もあったのだが、
彼から言ってきたとなっては、これは貴重(今後の事もあるし…

素直に賛成し、久し振りに訪れるお店へと。

つつじヶ丘北口から坂をの上りきった所にふと立つ、町の蕎麦屋然として佇むお店。
つつじヶ丘 「そば処 末広」
新浦安は、そうそう行く事もなく、ずっと胸にわだかまっていたまま。
が、今日、新富町近くで仕事を済ませ路線図を見ていたら、新木場まで出れば新浦安はもうすぐ。
これは…

と、電車に飛び乗り、一路「新浦安」まで…。
降り立った新しい街並みの新浦安。
大きなショッピングセンターが回りを囲み、その後ろには、高い高い高層マンションが立ち並ぶ。
高いマンションの少ない住宅街に慣れている私には、この景色が目新しい…。
街路樹が美しく生け込まれた大通り。
その通りをしばし進み、目印のセブンイレブンのある路地を入って行くと、ほっとするような路地界隈の風景が広がり、
その中程に…、程なく「手打ち蕎麦」の文字の旗が目に入る。

近づくと、コンクリの壁に黒木のコントラストがモダンな印象を受ける…
「芦屋」、そのハイカラな響きに似合う、店構え。

黒木の壁には品書きが貼られ、一際目を引くのが「平日限定昼の蕎麦定食」。
こ、これ…、とっても魅力的

新浦安 「手打そば 芦屋亭」

雨は上がったけど、なんだかちょっと肌寒い。
何か温かいお蕎麦、まだ食べた事のない「かしわ南蛮」なんていいな~…

地下鉄入口からほど近く。すっきりとさり気なく佇む、老舗のお蕎麦屋さん。
築地 信州更科蕎麦處 「築地 さらしなの里」
開店すぐの慌だたしさも、そろそろ落ち着いてきた頃かしらん~…と、
移動途中、お昼を食べに寄ってみる事に

神楽坂の駅から坂を下り、神楽坂交差点を渡っていくと、すぐ。
通りに面してガラス張りに木の格子扉の、和の雰囲気漂うすっきりとしたお店ができている。

「白さぎ」の雰囲気とは又違うんだなぁ~

神楽坂 「神楽坂 山せみ」
朝方の仕事を済ませると、咄嗟に都営線に乗り込み本八幡まで

本八幡駅を横断して走る通りを進み進み、ハローワークを過ぎ、
さらに進みTDKの先の交差点のすぐ横に、何やら高級そうな敷地の一角が目に入る。
もしかして、ここが…
と信号が変わるのももどかしく、敷地に入り看板を見ると
確かに、ここが目指してきたお店のよう。
広々とした駐車場の先には、手入れの行き届いた庭木が植え込まれ、
入口まで置かれた敷石を歩いて行くと、横には涼しげに池までも造られた
まるで、格式高い料亭かのよう…
本八幡 「そば 藪から坊」

前日の雨もすっかり上がり、今日は爽やかないい天気。
今回の九州で、ただひとつだけ、どうしても行きたい場所があって…と、お願いして阿蘇へと寄って頂く事に。

宮崎から熊本へ。
高千穂の景色とは又違う、雄大なる阿蘇の風景をたっぷりと望みながら、すっかり阿蘇の魅力を堪能し…、いよいよお店へと。
広々とした国道沿い。
その両脇に、和菓子やさんにケーキ屋さん、雑貨屋さんなどが並びちょっとした人気スポットになった隅の方に、小さな手書きの看板が目立たぬように立っている。
その横の細い路地を入って行くと、後ろに雑木林を携えた静かな一角に入り込み、すっと佇む一軒家。

行こう行こうと思っているうちに、保谷から九州へ移転してしまって残念に思いながら、ここに来る事をずっと夢見てきた念願のお店。
阿蘇 「自家製粉・石臼挽き手打ちそば 蕎麦や漱石」
ああ、やっと…

「神楽の舞」の名前の所以となるところの、本物の「神楽の舞」を見物しに再び出発。
囲炉火を囲んで、神話に元づいた「神楽の舞」。
「手力雄の舞」に始まり、「鈿女の舞」、そして、〆の「戸取の舞」。
天岩戸を開き天照大神(あまてらすおおみかみ)に再び出て頂き、
これで又世の中が明るくなった…という神話に基づいた舞。
ちかちかと興っている炭火を囲みながら…というのが又良く、
むか~し読んだ神話を思い出しつつ見入ってしまう。
ふむふむ、この「神楽の舞」、確かにこの雰囲気がよく出ているなぁ 。
そして、ここでふるまわれるのは、「かっぽ酒」。
竹筒に焼酎を注ぎいれ、それを囲炉裏に掛けて温めて飲むそう。
注ぐ時に、かっぽかっぽ…と、心地いい音が聞こえるのが、何とも風流~。
焼酎には、竹の香りがほんのり移り、これは又美味。
(でも焼酎そのものの味は、分からなくなっちゃう??(笑))
お料理は、囲炉裏にど~んと置かれる大きな竹笊に盛られたお煮しめなど。
「しょーけ盛り」という(そうな)、薩摩揚げに野菜の煮物、それにお握りやお稲荷…
などなどぎっしりと盛られたお料理。
宮崎独特との、やや甘めの味わいが、しみじみとして美味しいなぁ
と、珍しい経験をさせて頂き………
やっぱ~り、〆はお蕎麦でしょうっ♪
運よく宿近くにあった、高千穂町中にある、手打ちのお蕎麦屋さんへ~。
街中の通りから入った路地すぐに、木彫りの看板が暗闇に灯されている。
その横の細い通路を入って行くと…
凛っとした「蕎麦」の文字に、すっと降ろされた生成りの暖簾。
高千穂 「手打ちそば 天庵」
かの高橋さんの達磨で修業なさったとの、女御主人の手打ちのお店。
「サントリー」さんで、蕎麦好きの為の、蕎麦前の為に…、の焼酎を開発しているとのことで、ソバリエ「霞の会」の会長さんから、
「ぜひ、蕎麦が好きな人の飲み手側からの意見を参考にしたいらしいので…」
と、私もお誘いを受け(酒好きが功を奏した??・・笑)、
試飲、感想など述べ開発に(ほんのちょっと)お手伝いなどさせて頂いたのをきっかけに…
今回その、蕎麦好きの為の焼酎、「神楽の舞」の商品開発をしているサントリーのスタッフの方々が、現地宮崎の提携している焼酎蔵元、「神楽酒造」へ赴くとの事で、その時ご一緒した霞の会の方と一緒に、同行させて頂く事に

5月30日



…と言う事で、
最終便で降り立った、熊本空港~


そして翌朝、7時半に出発し、
高千穂へと向かう雄大な景色を眺めながら、
蔵元へと…。

高千穂の山なみの中に立つ
「くろうま」、「東国原」「天照等の、
「神楽酒造」蔵元工場に到着~。
それぞれの製作過程、その違い、拘り、などなど試飲を兼ねての講義をして頂き…


その後は、帽子をかぶっての、工場内の見学~。
今度開発した「神楽の舞」。
「蕎麦焼酎」ならでは!の、蕎麦の実を蒸している行程から、麹を加える段階…


そして、大きなタンクの中に蒸留してくる焼酎などの過程を、じっくりと説明を交えて見学させて頂き…
すっか~り、「蕎麦焼酎」への魅力を感じながら、蔵元の方々の丁寧であったか~いお人柄に親しみを感じてしまう

オプショナルである私にまで、丁寧に説明して下さったのもうれしくて、こういう方々が作って下さっているんだ…としみじみと感じながら、蔵元を後に。
そして、お昼は…♪
「蕎麦、大好きなんですよぉ(^^)」
(蕎麦好きな方が作って下さっているっていうのは、うれしいなぁ…)
と、にこにことして親しみやす~い、製造部長さんに教えて頂いた、高千穂市内にあるお蕎麦屋さんへと…

高千穂市街からちょっと外れた通り沿い。その中程に、ふっと現れる、素朴な看板。

古びた木片に、手書きされたような素朴な文字。

その後ろにある駐車場に車を停め、矢印に従い、その横に道とは言えないような、通路(?)に入って行くと…
どこか草原にあるお家の、裏庭に入ったような、ほのぼのとした風景。

ちょっと、探検しているような、わくわくした気持ちを感じつつ進んでいくと…

辿りついたところは、本当に普通の民家の一軒家屋。
何の飾りつけもなく、自然のままのお庭を前にした、田舎ならではの良さ漂う、ほのぼのとした住宅に行きあたる。
高千穂 「手打そば 神代庵」
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