すっかりご無沙汰していて、行きたくていて…
いろいろと心配かけてしまったお友達と、
何とかぽつりぽつりと歩けるようになった今日、待ち合わせ 。
容赦なく照りつける太陽の日差しを浴び、
辿り着いたお店を見たら、それだけでもう感動…
大泉学園 「手打そば むら季」
開店早々に伺ってから早3ヶ月、そろそろ落ち着いてきた頃かしら、
と気になっていたところ、「行ってみたい」とのお声がかかり、
足を心配してくれたけど…、
大丈夫♪、と、今夜はお店で待ち合わせ 。
中野坂上駅前の、通り激しい大通り、青梅街道。
サンクス手前の路地を入れば、車一台通るのもやっとの、
細く入り組んだ、 昭和の趣残る昔懐かしい下町風情。
猫がゆっくり横切っていく、のどかな通りを歩いていくと…
看板はまだつけていないよう、今やこの自転車がシンボル、
サッシ窓から、ほのかに灯りが洩れている…。
中野坂上 「ら・すとらあだ」
思った程大事に至らず、ポータブルギブス(?)のおかげで、
日常生活は、何とかできる 。
…とはいえ、痛みをかばっての歩きはぴょこぴょこで遅く、
仕方ない、今日はお昼、食べに行く時間はないかも
と思いながら、中井駅から乗り変え通りを歩いていたら…
おっっ、今日は「又八郎」、、開いてるっっ 。
こんな貴重なシチュエーション、見逃す事はできんっ。
少々遅れても、素通りできない、
是非、お蕎麦を食べて行かなくちゃ 。
中井 「手打ち蕎麦 又八郎」
このところ、又あのお蕎麦が食べたい、
ご主人に会ってお話ししたい…、
とじわじわと思っていたところ、お友達からのうれしいお誘い。
まだよく歩けはしないけど、この予定はどうしてもキャンセルしたくない…
…と、何とか辿り着いた国分寺駅、
いつになったら秋は来るのか、今日も太陽がぎらぎら。
暑さに加え、さすがに歩いて辿り着く自信がなく、
今は案じ、タクシーの助けを借りよう。
「お鷹の道にある、『きぬたや』さん、お願いします」
と告げれば、すぐ分かってくれた運転手さん、
乗りこめば、あっという間に、目の前に到着 。
こんな時、タクシーって本当にありがたいな…
ああ、懐かしい…、思えば早1年ぶり
ゆったりとして穏やか、優しく暖かな、温もり満ちた佇まい。
来る度に、じわじわとご主人のお人柄が染み出てきてるよう。
国分寺 「きぬたや」
再診して超音波(?)を充ててもらった帰り道、
さくっとでもいいから、お蕎麦、食べたいなあ…、
駅から程近くというのは、こんな時には、殊有難い。
駅からお店への、いつもはあっという間の距離なのに、
それさえ今はやっとの思い…
田無 「田無さらしな総本店」
しばらく、歩くのが不自由になりそうなので、
今日はどうしてもお蕎麦を食べたい 。
と、「カツ丼」を切り札に、向かったのは…
何度も通りがかり、「手打ち」の文字に気になっていたお店。
新青梅街道から曲がり入った、新羽村街道沿いすぐ。
長閑な景色の中に佇む、昔ながらのほのぼのとした蕎麦屋風情。
かけられた暖簾の、しかと書かれた「手打」の文字が頼もしく、
表に面して打ち場があるのが、何よりもの手打ちの証拠 。
瑞穂町 「蕎麦処 かめ福」
今、「新潟の手狩り、天日干し」の蕎麦があるそうで、
「お蕎麦を食べて元気になりましょう」
とふと届いた、暖かなメール…、
気遣って下さった、有難い言葉を受けて、
新料理人、林君のお料理と共に、元気になりに行ってこよう
ぼちぼち店仕舞いが始まった、巣鴨とげぬき地蔵商店街、
すぅ~っと夕やみが肌を撫でゆく、長閑な通りの中に、
ひと際目を引く、「手打ち蕎麦」の旗がひらりと靡く。
巣鴨 「手打ち蕎麦 菊谷」
そろそろ秋かと思っていたのに、この暑さといったら…
とにかく移動の多かった一日、暑さでお昼を取るのも忘れ、
外の暑さと地下鉄の寒さで、心身共々ぐったり 。
ちょっと休んで、さっくり手繰ってから帰ろう。
そう言えば…、夏限定のメニューもそろそろお終い。
今のうちに食べておかないと、年内制覇の危機だ、
と、東急デパートエレベーターを登り、9階レストランフロアへ 。
東急百貨店レストラン街 「神田まつや」
春の終わり頃頂いた、衝撃の「ちいずからめそば」。
次は、「納豆むうどん」も食べてみたい…と思っていたら、
「それは是非、食べに行きましょう!」
と誘って頂き、とてもうれしく、予約をした二か月前。
あの時は思ってもいなかった今の境遇に、やるせない心地に胸が痛むが、
せっかくのこの予定、顔を上げて明るく、行ってこよう 。
銀座8丁目8の8、銀座8(エイト)、
末広がりの福いっぱい、お料理とお蕎麦ときっと福も頂ける…
高級感漂うビルの地下、降りればすぐ目の前に、
しっとりと暖簾の下ろされた、格調高き扉が出迎えている。
銀座 「銀座 矢部」
築地での所用が終わったのは、既に2時すぎ。
外に出れば、今日も又ぎらぎらと照りつける太陽
昼時過ぎたこんな時いつも「さらしなの里」さんだけど、
今日は、違うところに行ってみようかな…
築地場外市場端っこ、ビルの奥にひっそりと営む、
出前もこなす、中休みなしの市場の中の貴重な蕎麦屋。
「長生き」「庵」なんて、名前もなんだか尊いなあ、
と、お店の前へ来てみたら、何やら花番さんが大きな桶を眺めてる。
なに、なに …と、私も一緒に覗きこむと、
「亀吉っていうんです~、女の子なんだけど(^^;」
と、にっこり見せてくれた、掌ほどの大きな亀。
ゆったりゆったり泳ぐ姿は、愛らしく微笑ましい 。
築地 「そば露 長生庵」
かつて、京成線高砂駅でお店を開かれていて、
いつか行ってみたいな、と思っている間に、
閉店したと聞き、とても残念に思っていたところ…。
それが最近、同じ名前のお店が八丁堀に出来たよう。
も、もしや…との思いを込め、近くで仕事を済ませた今日、
お昼を頂きに、ちょっと伺って見る事に 。
八丁堀駅上、サンクスの横の通りを歩いていくと…、
さりげなく佇む、白壁のシンプルなお店に行きあたる。
看板がなかったら、蕎麦屋とは思えない、スタイリッシュな店構え。
入口の壁にはくり抜いて作られた水槽が…?。
八丁堀 「手打ちそば 菅雅」
水道ホースが壊れてしまい、水撒きも洗車もできなく、
ホームセンターで、あれやこれやとお買いもの。
「昼、何食べよっか」と彼の言葉に、
控えめ~に、「お蕎麦、食べたいな」と応えたのだけれど…
「ソ・バ・ねえ~…、ラーメンのがいいな」
ああ、だめだ…、今日は乗ってもらえなさそう 。
おしっ、こんな時の為の隠し玉 。
しかも、今日も又、暑さもひとしお。
「じゃあ、山形名物の冷しラーメン、なんてどう?」
と提案すると、ン、まあいいよ、と承認頂き…
京王多摩センターのショッピングセンター「クロスガーデン多摩」へ。
以前は一軒店舗であったお店が移転開店したと知り、
一度行ってみたいな、と思っていたお店 。
3階レストランフロア、外に面していくつもの飲食店が並ぶ中に、
すぐ目に留まる、白抜き藍染めの旗が靡いてる。
京王多摩センター 「山形らーめん天童 本部」
通路にもデッキチェアが置かれ、
立て看板の「夜セット」、夜風に吹かれて、ぷはっ、いいな~
随分久しく伺っていないような…、
なんだかとってもご主人女将さんの顔が見たい 。
と、ふらふらと無意識のうちに降り立った吉祥寺、
駅を出たら…、うわっ、暑ッ…
昨日も暑かったけど、今日はさらに上いく暑さ。
辿り着くまでに、溶けちゃいそう…。
何とか辿り着いたお店を前にしたら、ほっと肩の力が抜け、
ああ、ああ、…懐かしい、
日に焼けた暖簾に、年季の入ったこの佇まい 。
吉祥寺 「手打 中清」
気付いたら、あっという間に8月半ば…、
昼間はぎらぎらと暑くても、夕方には心地よい秋風が吹き始めてる。
これは、急いで「あの」お蕎麦を食べておかなきゃ。
今日もじわっと汗が噴き出る暑さの、冷かけ日和。
早速、いそいそと向かった久米川駅 。
午後2時すぎ、中休みなしのお店はうれしいな…
久米川 「手繰りや 玄冶」
再び帰省、ところどころで渋滞に巻き込まれながら、
お昼は、美野里SAで、「たぬきそば」。
うーん、シンプル、揚げ玉が市販のものなのが寂しいが…、
ほんのり甘めの優しいかけ汁の、ほっとする美味しさに、
お蕎麦も思ったよりもずっと美味しい。
常磐道SAの中では、かなりいいかも…
ちなみに、帰りも又、美野里SA(上り)で、「月見そば」。
上下線とも、どちらも美味しい。
上りの方は、イートスペースもゆったりしてて、さらにグッド
時が経てば悲しみも薄れていくのかと思っていたのに、
日々過ぎれば過ぎるだけ、あれこれと思い出し、
日に日に寂しさに悲しさが、じわじわと募ってくる…。
これまでに親兄弟子供を亡くされた人は皆、
こんな痛みを感じていたんだなあ、と改めて知り、
一つ大人になったんだ、と思うが、ついつい溜息が洩れてしまう。
そんな私を見かねてか、
「気分転換かねて、丹三郎リベンジ、奥多摩にドライブしに行こう」
と突然彼が提案し、気分切り替え車に乗り込み、早速出発 。
ぎらぎら太陽が照りつける、まだまだ夏の勢い強い中、
昼ちょっと前、「今日は入れますように」と到着すると…
むむむむっ、又しても様子が変、「本日休業」の看板が出ているよぅっ
定休日は1の日だし、HPも確認したのに、なぜなぜっ
と、車から飛び降り入口へと駆け込むと…
まっ、又してもっ、ううううう、無念なり丹三郎~っ
14日まで臨時休業とは・・・・
一体いつになれば入れるや、なんと苦難の道なりや。。
三度目の正直ならず、仕方なく諦め、…さて、どうしよう、
とふと頭を横切った、お店が一つ。
確か軍畑駅の近くと書いてあったはず、
以前、某機関誌で見たお店へ行ってみよう 。
電話もないお店、ドキドキしながら向かったお店は、
軍畑大橋から多摩川辺に下りていった、細い細い山道の中。
道案内も看板も何もなく、ゆっくりと走らせて行った先に…
民家の間に、静かに佇む、趣あるお店に辿り着く。
お盆時期だから、と不安だったお店には、きちんと暖簾が下ろされ、
中からの、ほのかな灯りが微かに見える。
青梅 「そば処 いけだ」
青山での所用を済ませ、外に出た途端クラッ 。
朝方は涼やかだったのに、まだまだ夏真っ盛り。
太陽の日差しは強く、肌を刺していくよう…。
そういえば、去年訪れたのも、丁度今頃だったなあ…
と、懐かしく思い出された、近くのお店。
久しぶりに訪れたいな、とてくてく歩いて外苑前へ。
青山通りからずんずんと路地を入れば、大通りの喧騒など全くない、
ミンミン蝉の鳴く声が四方から響く、閑静な路地沿いに、
すっと佇む、白壁に暖簾の下がった粋な店構え。
あっという間に、一年経ってしまっていたんだ…
外苑前 「勢揃坂 蕎 ぎん清」
いつまでもめそめそしてられず、ようやく社会復帰、
朝からの仕事をなんとか済ませ、お昼はどうしようかな…、
と思っていたところ、心配してくれてた友達のうれしい お昼のお誘い。
随分ご無沙汰していた「しらかめ」さんで待ち合わせ 。
学生達は夏休み、夏の喉かな雰囲気漂う農大通り。
その路地の一角に、白壁に緑のゴーヤが青々と蔦を伸ばす
シックで穏やかな雰囲気携え、静かに佇んでいる。
経堂 「十割そば しらかめ」
ずっと気になっていた、志美津やさんの新メニュー。
伸ばしてもらった新宿での所用を済ませ、
心配かけちゃったお詫びも兼ね、顔見せに行ってみよう。
ああ、世間はしっかりと夏の、変わらない風景。
迎えてくれたたぬきさんの姿に…、癒される…。
喜多見 自家製粉 手打ち十割そば「志実津や」
慌しく過ぎて行った弔事が終わったら、
張っていた気も抜け、かくっと…。
そろそろ、預けっぱなしにしていたりんも迎えに行かなくちゃ、
実家を弟に頼み後にして、まずはお昼。
…だけど、全く食欲もない私に、
「お蕎麦なら、食べられるよね」と彼、優しいな…
思えば随分長い間、蕎麦、食べていなかった、と思い出し、
そうだった、前々から、行きたいお店あったんだ、
と、彼に住所を知らせ、早速向かった、栄町。
嘗て通学路だった、懐かすぎる思い出深いバス通り沿いに、
点在する店に並んで立つ、ビルの2階。
横の階段を上っていくと、さらさらと浅暖簾のかけられた、
風情ある入口が目の前に。
茨城県水戸市 「手打そば にのまえ」
久しぶりに、やっとブログを開く事ができました。
先月末日31日、父が急逝しました。
あまりに突然な事に、驚きとショック、悲しさの中、
それでも容赦なく行われて行く、慌しい弔事が終わり、
力がふと抜けた、初七日の今日。
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