前に稲毛の「利兵衛」さんに伺った折に、
ご一緒してくれた、同じ稲毛にある、「長寿庵」のご主人 。
その温かなお人柄に惹かれ、一度お店にも伺ってみたいな、
と思っていたところ…、
今日は定休日の「利兵衛」さんからのうれしいお招き。
「一緒に行きましょう~」と、声をかけて下さり、
早速、仲良しご夫婦と向かった稲毛駅。
京成稲毛駅前の、賑やかな商店街を抜け、
民家が並ぶ、閑静な全くの住宅街の中、
すっかり日の落ちた夕闇の中に、ほっと浮かぶ立派な看板。
老舗の落ち着いた風情漂う、
蕎麦は石臼挽き常陸秋そば、出前もこなす手打ち蕎麦屋 。
稲毛 「稲毛 長寿庵」
おおよその予想はしていたが…
所用が終わったのは、お昼をすっかり回った午後2時過ぎ。
でも、大丈夫、ここ中目黒には、
中休みなしの素敵なお店が、待っててくれてる
何時の間に降りだしたのか、冷たい小糠雨そぶる中、
すっかり芯から冷え凍え、足早で向かえば、程なく…
大通りから入った路地すぐに、高原の中に建つカフェ風の、
石壁に、木の扉の、風情あるお店が佇んでいる。
中目黒 「手打ち蕎麦 驀仙坊」
ちょっと前にそっと教えて頂いた、
志ま平さんで今、「こそば」を出している、という貴重な情報。
あの幻の「こそば」、それを志ま平さんが打っているとなったら、
どうしても食べてみたい、とお聞きすると、確かに今「こそば」だそう。
そうとなったら、あるうちに行かなきゃ!、と友人2人と、
牛込神楽坂に、こっそり灯る小さな行燈目指して…
初めて訪れた時は、一瞬億した、ずしりとした貫録ある蔵扉。
粋で風流な、ご主人らしいな…。
牛込神楽坂 「巽蕎麦 志ま平」
今やすっかり、うれしくも寂しい、
予約なしではなかなか伺えなくなってしまった「土家」さん。
気付いたら、ほぼ1年伺っていなく、
又、あの、しっとりとした古民家で寛ぎ、
土家さんのお蕎麦を手繰りたい…
生憎、冷たい雨がさらさらと降る悪天候。
こんな日こそ!と、電話を入れ、席を確保し向かった東村山 。
予報では最高19度と言っていたのに、とても寒い。
しとしとふる雨に身を凍えながら、歩いて行けば…
雨にそぶれ、しっとりと黒壁が霞み滲んだ、
何とも言えない幻想的な風景が目の前に広がる。
東村山 「土家」
明け方ぐんっと冷え込んだと思っていたら、
「今日は、1月並みの寒さです」
と、テレビから聞こえてくる。
1日1日ヒシヒシと、冬が近づいて来てるなあ…
などと、ぼんやりと画面を見ていたら、
突然彼が、「お昼、『天童ラーメン』食べに行こっか♪」。
そう言えば、前回食べたのは、「冷し鶏そば」。
寒くなったら温かい「鶏蕎麦」も食べてみたいと思っていたところ、
「いいね♪」と、車に乗り込み多摩センターへ 。
雨上がりの露が煌めく、多摩ニュータウン通り沿いの
黄金色に色付いた銀杏並木を眺めながら…
辿り着いた「クロスガーデン多摩」の周りの木々も彩り、眺めよく、
お店へと向かってみたら…
そろそろ2時になろとするのに、店前には行列が…!!
今日は一段と寒さつのったからかしら、
両脇の店舗は閑散としているのに、これはすごい 。
京王多摩センター 「山形らーめん天童 本部」
豊富なお料理に、様々な創作蕎麦が揃った「石はら」さん。
蕎麦前をじっくり楽しみ、お蕎麦をいろいろ食べに行こう 、
と以前から話が盛り上がり、約束した今夜 。
家の軒先を走る懐かしいチンチン電車に揺られ、
お腹を空かせて向かった「松陰神社前」駅。
車が行きかう世田谷通りもすっかり夕闇に包まれる中、
ほっこりと温かな灯りが、暖簾の裏から洩れこぼれ、
飲み心をいざなうムード満点…。
松陰神社前 「手打蕎麦 石はら」
まだお昼にしか伺った事がなく、
夜にご主人のお料理をたっぷり頂いてみたいなあ…
と思っていたところ、今夜はうれしいお誘い。
地元の内輪(?)10名程集まってのちょっとした宴会に 。
東中神駅すぐ目の前に建つ公団アパートの中の商店街、
ささやかにライトアップされた広場の一角に、
黒木枠の扉に、白壁には小さなくす玉、「酒林」が下がってる 。
あ…、今日は貸し切りの営業だ
東中神 「手打ち蕎麦 ふく花」
築地での仕事を済ませ、ちょっと遅めのお昼ご飯は、
久しぶりに、駅近くの「さらしなの里」さん 。
築地駅上、車が激しく行き交う新大橋通り沿いに建つ、
街蕎麦屋の風情を残した、落ち着いた店構え。
今週の「お昼の天もり」は何だったのかな、
と、近づきながら壁の貼り紙を見てみれば…、
へー「チューボーですよ」で「カレーうどん」が紹介されたんだ…
築地 「築地わらしなの里」
週末を実家ですごし、東京へ戻る前のお昼にと、
向かったのは、以前から気になっていた地元老舗のお蕎麦屋さん 。
お店の前の駐車場は、2時になろうとするのに、
まだまだ満車の人気店。
瓦屋根に白木扉、昔ながらの風情だが清潔感漂い、
前に建つ、看板のお兄さんがちょっとカワイイ…
水戸 「生蕎麦 ともえ川」
午後から所用で、東村山に向かったお昼は…、
久しく伺っていなかった、「はや川」さんで 。
線路すぐ横の路地沿いに、秋の日を燦々と受け静かに佇み、
板壁にすっと下ろされた暖簾が風流。
目の前を歩く何人かが立ち止り、目を通していた立て看板には、
これもお目当て、お得なランチメニューが書かれてる 。
東村山 「そば季彩 はや川」
時折思い出しては、ふっと行きたくなるお店、「きびや」
それが…、このところ、密かに二度も振られ、
さすがにおかしい、と調べて見たら…、
なんとぅっ、知らなかったっ 、月曜日も定休日になったよう 。
振り返れば、振られた二度とも月曜だった…と、
月曜、火曜、水曜日、と待ち侘びお店へと 。
よかった…、今日は暖簾が下がってる 。
三鷹 「蕎麦 きびや」
朝起きがけ一番頭に浮かんだのは、ハルちゃんのお蕎麦。
久しぶりに、食べたいなあ…
と思い出したらもう、頭は「庵浮雨」でいっぱい。
池袋での仕事を済ませたら、たまらず浦和へ向けて一直線 。
浦和駅西口、伊勢丹の裏に建つ、
アンニュイなムードたっぷりの「ナカギンザ」。
その中で、ひと際アンニュイな、この雰囲気がたまらない…
浦和 「庵 浮雨」
楽しく、充実した時間を楽しんできた帰り道、
だけど、もうちょっと…、何だか話がしたくて、別れがたくて…
ちょこっとお酒飲んで行こうよ、と駅から商店街にUターン。
さてどこに入ろうか、と焼き鳥屋、居酒屋、と見て回るが…
やっぱり入るならば、蕎麦屋がいいなー 、
と扉を開いたのは…、
商店街の奥にそっと佇む、庶民の味方、街蕎麦屋 。
永福町「そば処 辰巳庵」
何度も何度も前を通り、かなり以前から知ってはいたが、
ファミリーレストラン風看板の、大規模なお店に、
しかも、「手打ち」の文字はどこにもなく…、
まだ伺った事がなかった、新青梅街道沿いに建つ「清川」。
あれこれ用事を済ませていたら、そろそろ3時。
「あー…、腹減ったっ、かつ丼が食べたいなあ」
の彼の言葉に、ここはまだやっているようだし、かつ丼もありそう。
手打ちじゃなかったとしても、お蕎麦があるのは間違いなし、
ならば、と初めて入って見る事に。
通りからの景観しか知らず、正面から初めて眺めたお店は、
上品な趣きの、風情ある立派な日本建築。
横に立てかけられた木の看板に、何か風格さえ感じられ…
あら?なんだか、ちょっといい感じ ?
東大和市 「そば処 清川」
なんだか、久しくご主人の顔を見ていないなー
と思ったら、なんと一年も訪れていなかった。
そうなると、なんだかとってもお会いしたくて、
仲良しお友達を誘って、昼時外して待ち合わせ 。
幡ヶ谷駅北口、小さなお店が軒並み続く九号商店街を抜け、
折れ入った、人通りもまばらな全くの住宅街の中、
まず蕎麦屋とは分からない、のっぺりとした塗り壁の、不思議な景観。
この建物を見るといつも、
ユトリロの描く、パリ下町の風景を思い出す…
幡ヶ谷 「そば処 ふじ多」
熱が落ち着いたら、ついつい無理しちゃったりで、
風邪は一進一退、一向によくならず、今朝は最悪。
咳は止まらず、鼻が出て息苦しい…
なんとか昼の用事を済ませた後で、
やはり…、「特効薬」を服薬せねばならんっ
風邪には何と言っても「かき玉そば」。
鼻をすすりすすり、間違いなく品書きにあるこちらへ、てくてく 。
吉祥寺 「手打 中清」
…と、大満足で「ル・ブルターニュ」を後にし、
飯田橋方面に向かう皆と別れ、一人神楽坂駅へと歩きながら…、
そう言えば、もがちゃん、どうしてるかな…
最近、平日は夜のみの営業になってしまった「もがみ」。
神楽坂駅へと向かうついでに、
顔だけでも見に、ちょっと覗いてみようかな…
と、まだまだ賑わう大通りから路地を入れば、
すっぽりと夜闇が包む、人気のない暗く静かな住宅街。
その先に、ぽっと灯る温かく小さな灯りが、
白木の壁に映え、中の活気が洩れこぼれてる。
神楽坂 「蕎楽亭 もがみ」
ガレット(クレープ)は、本来は小麦粉ではなく蕎麦粉焼き。
本場のフランスでは、実は3000haもの蕎麦畑があり、
その面積の8割は、ブルターニュ地方にあるそう。
何世紀にもわたりフランスで愛されてきた蕎麦ガレット、
改めて、きちんと堪能してみたい 、
と、神楽坂在住のお友達に予約をしてもらったのは、
昼夜行列ができる、予約もなかなか取れないとの人気のお店。
神楽坂、毘沙門天前の路地の中の小さな一角の、
しっぽりと暗闇が包む中に、ほっこりと温かな灯りが灯ってる…
その名も、ブルターニュ、ガレットとシードルの専門店 。
神楽坂 「ル・ブルターニュ」 CAFE-CRPERIE Le BRETAGNE
騙し騙しすごしていた喉の痛みだが…、
昨夜から、鼻はダラダラ、咳が止まらず、熱まで出てきた。
観念して今日は大事を取り、お医者様に診てもらおう 。
幸い、大ごとな病気ではなく、幾つかのお薬を処方され、
食欲もないけど、お薬飲むために何か食べなきゃ。
…と、こんな時は、「かき玉そば」にかなうものなし 。
生姜たっぷり付けてもらって頂きたいな…
確か「三晃庵」にあったはず、しとしと雨降る中お店へと。
駅の階段降りたらすぐ目の前、出前もこなす、手打ちの蕎麦屋。
東伏見 「蕎夢 三晃庵」
表に置かれた、雨粒が浮いた看板には…
あっ、これ食べてみたいなー、
「えびかに合戦」との、海老・蟹・野菜二点の天せいろ。
でも、天麩羅は今の私にちょっと重そう…、カナシーイ
日本橋での仕事を済ませ、お昼を、、と思ったら既に3時。
そんな時、ここ日本橋、神田界隈には、
中休みなしのお店が点在しているのが、有難い。
周りにある幾つかのお店を候補に思いながら…
そう言えば、かなり昔に行ったきりでずっと伺っていなかった、
「室町砂場」に、ちょっと足を伸ばしてみようかな 。
と、三越前の交差点を抜け、大通りから入った路地、
人通りもまばらな通りの中に、すっと見えてくる柳の葉影。
老舗の貫録を静かに漂わせた、江戸の良き情緒溢れる佇まい。
創業明治2年、その長い年月の醸すオーラが、辺りを包みこんでいる…
日本橋室町 「室町砂場」
空高く晴れ渡った、気持ちのいい秋晴れの今日、
さすがの彼も気になっていたのか、意地になっていたのか、
「丹三郎、行こうっ」と奇妙な張りきりを見せてくれ…
これで4度目になる「玉三郎リベンジ」、奥多摩へ向けて出発~ 。
冬季休業、予約のみの日、臨時休業…
と、3度とも仏様は顔を見せてくれなかったけど、
今度こそ…、どうかどうか、と祈りつつ不安でドキドキ。
ちょっと渋滞があり、予定よりは遅れてしまったけれど、
12時ほぼジャストに到着すると…
良かったっ…、今日は、入れそう
真っ赤に色付く大樹の裏の、立派な茅葺屋根の門をくぐり、
これまで、くぐる事さえできなかった門の中には、
新鮮野菜の青空販売などもあり…
築二百数十年、この奥多摩を静かに見守ってきた、
茅葺屋根の、立派な古民家が、悠然と目の前にはだかっている。
ようやく、ようやく、訪れる事ができた…
奥多摩 「そば・うどん 丹三郎」
東十条の「一東庵」さんから…
息子さんが「マイコプラズマ肺炎」にかかり悪化され、
現在、ICUで必死に闘っている状況だそうで、
しばらくの間、休業させて頂きます、との事です。
一日も早い回復を、祈るばかりです…。
このところ又、あのお蕎麦が食べたい…と思いがひしひしと募り、
昼時逃した今日こそと、咄嗟に降り立った荻窪駅。
駅前の賑やかな商店街を過ぎ、お寺の横の細道を通り抜け、
人通りもまばらな住宅街の中を歩いていけば…
忽然と現れる、昔からの風格携えた、堂々たる佇まい。
創業大正13年、いつ来ても変わらぬ、
揺るぎない落ち着きが、心にほっと安心感を与えてくれる…。
荻窪 「御免蕎麦司 本むら庵」
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