「そういえば、しばらく『仙味堂』、行ってないね~」
の話題が出て、ここは蕎麦も美味しいけど、うどんが又美味しいらしい。
と、私が言った事もあり…
朝からしとしとと雨が振りそそぎ、なんだか肌寒い秋の陽気。
「昼、話していたうどんを食べに行こうか」
と、彼が提案し、久しぶりに車を走らせ向ってみることに。

どの駅からも離れた、世田谷の街道沿いに、昔懐かしいような民芸調の佇まい。
この年代感じる格子の扉がいいなぁ~…

千歳烏山 「蕎亭 仙味洞」


「みたまの湯」の温泉を堪能し、甲府のホテルでゆっくりとして…
今日は、まだ通った事がなかった「雁坂トンネル」をくぐって秩父へと
いよいよ、出発~。
笹子トンネルよりも長~い直線のトンネルに、急カーブのトンネルを通りぬけると…
一気に埼玉秩父に入る。
もみじ湖の滝沢ダムの美しい景色を愛で、途中の道の駅に立ち寄って…
お昼を頂こうと、選んだのは荒川村にあるお蕎麦屋さん 。
カーナビの支持に従い、140号線から横に入った山道をずんずんと…。
こんな山の中に本当にあるのだろうか・・、と不安になった頃、
小さな宿場町みたいな集落が見え、中ほどに、ようやく小さな看板を発見~。
山並をバックにした、農家のようなほのぼのとした小さなお店が佇んでいる。
秩父市荒川 「そば工房 そば福」

彼の都合もついたので、夏休みを一日だけ分割して取り、山梨へとプチ旅行 。
からりと晴れた青空の下、好調に中央道を走らせる。
早くも…、空にはすっかり秋のひつじ雲。
「一宮御坂IC」で降り、街道から山道へ。
木々に囲まれた、山中の細道ををゆっくりゆっくり登って行くと…、
山の斜面に、さらさらと暖簾をなびかせ佇む、素敵なお店に辿りつく。
前回訪れて、二人でとても気に入ってしまったお蕎麦屋さん 。
山梨県笛吹市 「手打ち蕎麦処 右楽」
ちょっとご無沙汰していたお店でお昼を頂こうと、レトロな雰囲気たっぷりの世田谷線に乗り込み下高井戸へ。
久し振りに降り立った街は、相変わらず人々の活気溢れた商店街。
その賑やかな商店街の中に、小さな間口ながら、ほのぼのとして明るい雰囲気の、何だか楽しい気持ちにさせられる、橙色の暖簾が降ろされている。

「皆に愛される、町の猫のような、そんなお店になったらなぁ、と思って…」
初めて伺った時に、打ち手である女将さんが、恥ずかしそうにおっしゃっていた言葉が、ふと思い出される…

下高井戸 「手打そば たま庵」
今日は、もう、行きたいお店が決まってる

一昨日、水府村の「慈久庵」のお蕎麦を食べて、ふと思った、「よしむら」の「吉祥寺」。
久しく食べていなく、何だか急に食べたくなって…
吉祥寺駅から走った井の頭通り沿い。
駅前から離れ、街の喧噪も穏やかになった頃合いの街道沿いに、ふと見過ごしてしまうかのようにさり気なく下ろされた白い暖簾。
ひっそりと、でもどこか小粋な雰囲気が表からも漂っている…。

吉祥寺 「蕎麦㊁旨酒 よしむら」
おっ、入口に今まで(確か)置かれてなかった品書きが。
そうだった!お昼にはお得な「ランチメニュー」もあったんだ…。
これを頂いてみようかな~…
まだ8月だというのに、サラサラとした風が、どこか秋を思わせる…。
この陽気のせいだろうか、今日は朝から妙に温かいお蕎麦が食べたい。
と、出先途中でお昼を頂こうと、ちょっとご無沙汰していたお店へと。

東伏見駅すぐ前。
まさしくも手打ちの蕎麦屋でありながら、出前までこなすお蕎麦やさん。
東伏見 「蕎夢 三晃庵」
ここのかけ汁は美味しいので…

行ってしまったとなったら、ますます行きたい…と、ずっとずっと思っていたお店。
ちょっと前に、仲良しご夫婦からお誘いされ、もう一人友人を募ってやっと訪れる事が…


早めに出発して向った、旧水府村。
常陸太田南ICから、「龍神橋」を目指して、山道を上り…
その山道の中腹にある山並をバックにした駐車場に入ると、
す、すごいっ。
まだ開店前だというのに既に車が何台も…。
もう並んでるかなぁ、と不安感じながら表にまわると、目の前にお店がっ。
とうとう辿りついた…、念願のお店が目の前に。
山の中に悠々と佇む、どこか南欧の建物を思い出される土壁の建物。
藁の葺いた屋根が温かみ感じさせる、シックなカウントリーホテルのよう。
茨城県日立太田市 「慈久庵 - JIKYUAN -」
「見返りを求めぬ愛を久しく」の思いから名付けたという「慈久庵」。
長年の思いが、やっと…
だから、か?それともあの辺りの景色が好きなんだろうか…。
先週半ばごろ、ふと彼が
「週末、ドライブがてらに『わたなべ豆腐』屋さんに行こうか」
と言ってきたので・・・、それはもうっ、即っ、賛成~

東京からほんのちょっと走っただけで、この景色。
ほのぼの、のびのびとした山なみが目の前に広がる「ときがわ町」の景色。

この中をしばし走り抜け、お昼は前回豆腐を買った帰りに通りがかって、ちょっと気になったお蕎麦屋さんへ。
のんびりとした通り沿いに、ふっと佇む素朴な一軒のお蕎麦屋さん。

「地粉 手打ちそば」の看板と、「与作」という名前にちょっと興味惹かれて…

ときがわ町 「手打そば 与作」

以前訪れた時は、「手もみ」の「機械切り」だったお店が、「手打ち」を始めていると聞き、これは是非食べてみたい…と、久し振りに伺って見る事に。
早稲田通り「馬場口」交差点を渡り、すぐの路地に入って行くと…
すぐ目に付く、通りに置かれた「手打ちそば」の看板。
その横には品のいい看板の掛けられ、ビルの半二階にシックなお店が作られている。
高田馬場 「蕎麦・旬菜 浅野屋」
ぜひ食べてみたいと思いつつも、月日の経つ事のなんて早い事か…。
そろそろ8月も終わりになりかかり、夏が終わったら食べられないっ

と、目黒線沿線での所用を済ませ、三田線直通の電車に乗り込み「芝公園」まで


風はさらさらと吹いてはいるが、日差しは強い。
こんな日こそ「冷したぬき」にもってこい…、と歩いていたら、あっという間にお店の前に。
芝公園 「手打蕎麦 案山子」
開店早々に伺ったきりだったのだが、落ちついてきた頃かな~、と思っていた所。
丁度お盆も終えた今日、武蔵境まで出てきたので、足を伸ばして伺って見る事に

国分寺駅からどんどんと下り、お鷹の道へと向かう、のどかな道のり。
時おりある、野菜の露地販売に目をやりながら、ゆっくりとお散歩気分で歩いていくと…

お鷹の道に入る直前に、目の前に行きあたる、ほのぼのとした佇まい。
どこかしらこの土地に馴染み、落ち着いた空気を感じるような…

国分寺 「きぬたや」
これがずうっと気になり、午前中の池袋での作業を終わらせると、西武池袋線で一直線。
もう、メニューに出ているのかしらん~
と、わくわくしながら、石神井公園の商店街を抜け、路地裏のお店へと


商店街の賑わいから外れ、小さな路地沿いにさりげなく佇む、すっと掛けられた純白の暖簾が清々しい。
石神井公園 「手打そば 菊谷」
と、蕎麦お友からのお誘いを受けて、浅草橋へ。
何度か前を通りながらも、なぜか伺った事がなかったお店なので、とても楽しみ

浅草橋駅前の江戸通りを、その裏道にも通り沿いにもいくつも点在する、ビーズショップの誘惑を振り切り、歩くこと数分。
賑やかな大通りの前に、ここだけ切り抜かれたように、ふっと風情ある江戸情緒溢れたお店に行き当たる。

創業江戸安政元年。150年余りの長い歴史を持つ、老舗のお蕎麦屋さん。
浅草橋 「江戸蕎麦手打処 あさだ」
天気予報では今日は雨は降らないと言っている…。
こりゃ、まだ暑くならないうちにやってしまおう!と、始めた水巻きから、あれこれとガーデニングなんぞに熱を出していると…
のそのそと起きてきた彼が、
「高速は混んでるし…、青梅のサービス満点のお蕎麦屋でブランチしようか」
と提案してきたので、これは大賛成

すぐにシャワーを浴び、ドライブを兼ねて出かける事に。
高速道路のUターンラッシュの情報をラジオで聞きつつ、下の道路は割合すいすいと通り、昼前には青梅に到着。
新青梅街道から横に入った通りをしばし進んだ、のどかな住宅街に、ほっこりと黒板塀のお店が佇んでいる。

大工さんだったご主人が手がけたという、自宅改装してのお蕎麦屋さん。
青梅市藤橋 「創作そば 静蕎庵」
今年の冬に伺ったきり気になっていた、秩父「こいけ」さんで修業なされた女ご主人のホスピタリティ溢れたお店。

そうだ、こんな日こそっ

今月初めから始まったという、今年も又待ち焦がれていたお蕎麦を頂こう~♪と、
所用をそそくさと済ませ、「新江古田」へと。

地下鉄を上がるとすぐ目の前の、通りの激しい目白通り。
その通り沿いに、周りのビルに囲まれ埋もれるように、さりげなく佇むお店。
すっと控えめに掛けられた暖簾に、蕎麦屋であることを気づかされる。
江古田 「手打蕎麦 じゆうさん」
とのお誘いメールが、ちょっと前にひょんに届く。
兼ねてから、又あの掻き揚げが食べたいなぁ、と思いつつ、なかなかアクセスの不便さから伺っていなかった事もあり、喜んで二つ返事

そして、今日、仲良し6人で伺う事になり、午前中の仕事を済ませ、急ぎ狛江へ。
…と、前回、狛江からバスに乗って行ったらすぐに着いたなぁ、と思い出し、
だったら、歩いちゃおう~っと向かったのだが…、
…こ、これが遠い~っっ。
この暑さのなか、迷いながら40分ほど歩き続け、ようやく到着~

(後で聞いたら、成城学園から歩いた方が近いそうな…)

えんえんと歩いて来た私には、もうこの建物に後光がさして見えるよう~


世田谷宇奈根、まったくの住宅街の中、黒い壁に覆われた大きな建物。
ゆっくりと敷かれた石のアプローチを回り込むと、しっとりと落ち着いた入口に辿りつく。
宇奈根 「宇奈根 山中」
前回訪れた時に、お勧めされた、「揚げ蕎麦巣篭もり「塔」」。
あれが心に残って絶対又伺おうと思っていた矢先に…、
その「永山」さんでのランチのお誘い
これは絶対ご一緒したい、と今日は再び成城に。
すっかり一階の、蕎麦ガレットを出すというカフェも出来上がり、
ますますヨーロッパの雰囲気漂う一角ができている。
その横の細い階段を再び降りていくと・・・
上からの陽光が差し込む、吹き抜けの地下の空間に、
ガラス窓が大きく取られた、モダンでシックなお店に行き当たる。
成城学園前 「成城 永山」
移動途中で、久し振りに伺おうと思ったお店は、ぴったりと扉が閉まって「夏休み」

仕方なく所用の吉祥寺まで向い、こういう時には絶対安心のデパ蕎麦屋。
ちょっと前に「冷したぬき」を頂いた折に、花番さんから、
「8月になったら『おろし蕎麦』というのも出るので、ぜひ」
と言われたのも思い出し、東急デパートレストラン街へ


お盆時期だから、並んでいる人がいたらどうしよう~、
と向かったが…・、よかった

昼時ちょっと外れた時間もあり、すんなりと入れそう♪
どれどれ、と入口に近づくと…
本とだ、出てる、出てるっ!「涼質厳選グルメ」、夏限定の「おろし蕎麦」。
いらっしゃいませ~♪と、明るい声に迎えられ、暖簾をくぐって店内へ…。
吉祥寺 「神田 まつや」吉祥寺店
夕方から又降るとの予報を聞いたので、今日は早めに切り上げ帰る途中…
看板が目に入ってしまい、そう言えば、ここのところちょっとご無沙汰していたなぁ、
と駅近くのお店にふらふらと~


あと小一時間くらは、まず降らないだろうと、ちょっと寄り道。
田無 「田無さらしな総本店」
毎度魅了されてきたご主人の素晴らしいお料理。
再び、夏のお料理を堪能しよう~と、今回は5人で、「おまかせ」の麦懐石を頂きに
なんだか怪しい雲が立ち込めるのもなんのその。
通りに面して、すっと降ろされた威厳感じる白い暖簾。
その裏から、柔らかく灯る灯りに、温かさを感じながら扉を開く…
西国分寺 「手打十割そば 武蔵国分寺 潮」
「さっぱりしたものがいいなぁ」
と言う。…と、そんな時はっ、やっぱりお蕎麦でしょう~♪。
と、久し振りに府中の大国魂神社近くのお蕎麦屋さんへ


白と黒のコントラストがシックな壁の、モダンで素敵な和の佇まい。
府中 「手打ち蕎麦 ほてい家」
随分久しぶりだなぁ~…

今日はK様も交えて、粗挽き好きなこのお友達を、是非案内しようと五日市へ。
私も久しぶりの…、憧れのお店の一つ、「雙柿庵」 へとご案内

驚く程様変わりした「拝島駅」のきれいさ驚きながら、辿りついた「武蔵五日市駅」。

そこから3人なので、
タクシーに乗り込み、程なく下ろされた、
以前はバスで向った、停留所。
周りに広がる、野の里の風情たっぷりの景色は変わらず、
なんだかとても懐かしくなってしまう


3人並んでほのぼの~と、
横に小川がせせらぐ野の道を歩いて行くと、程なく…、
青々とした笹竹の中にほっこり埋まった木の看板。
この看板を見たらもう、
懐かしい気持ちでいっぱい。
そして、記憶にある木彫りの看板の建てられた、まるで草庵へ続く小路のような、
両側を木々で囲まれた入口に辿りつく。
以前訪れた時よりも、さらに草木が覆い趣深くなっている…
と、どきどきと期待の混じった、心地いい緊張を感じつつ、入りこんで行く。
ぐるりと回った、緑の壁のアプローチの先に、
ふと、切り裂かれた空間に、視線の先に見えた真白な暖簾。
武蔵五日市 「地酒と蕎麦 雙柿庵」
ずっと会いたいと思っていたお友達がいらっしゃる

お話したい事は山ほど。
お昼には、西八王子「いっこう」さんと国分寺「きぬたや」さんを回って来たそうで、
「夜はこちらに行ってみたい」というリクエスとにお答えして、「素朴庵」へ…。

街路樹下の紫陽花もさすがに終わっちゃったなぁ…。
矢川 「十割手打そば 素朴庵」
朝方の仕事を済ませ、ばたばたとその後移動などなんだりで、お腹もペコペコ

と♪、こんな時は、やっぱりうれしい駅近くのお店。

築地 信州更科蕎麦處 「築地 さらしなの里」
前回訪れた時に、食べずにいた「じゅん菜山かけそば」が心に残っていて、
まだ、あるかなぁ、とお店の前に貼られた品書きを見てみると…
午前中に先生宅に伺い、今日も打ち合わせ。
あれこれと済ませ、自転車を飛ばしていたら、もう汗ダク~…
冷んやりとしてすっきりとしたお蕎麦を食べたい、と、去年頂いた「冷かけ」を思い出し…
一挙に、久米川まで足を延ばし、ご無沙汰していた「玄治」さんへ
久米川南口、モザイク通り沿い。
商店街の中に溶け込むように佇む、すっと暖簾が靡く、上品な佇まい。
久米川 「手繰りや 玄冶」
お店に近づくと…、
おっ♪ ここも又「新そば」の文字。群馬赤城の新蕎麦とのこと。
行った事がないという知人を案内して「まるやま」さんへ


先日出た「男の隠れ家」に、大きく載っていたのを見ていたら、私も又食べたくなってしまっていて…。
今日は、まだ食べていない、「ごぼう海老天そば」が食べたいな

代田橋 「手打蕎麦 まるやま」
営業日が少なくなってしまって、大分ご無沙汰していた「ふじ多」さんのご主人のお顔が見たくて…
京王新線に乗り込み幡ヶ谷まで


幡ヶ谷6号通り商店街を進み、途切れたあたりで初台に向かって歩いていくと・・
知っていはいるのに、ふと通り過ぎてしまうような、土塀のお店。
そこだけまるで、ユトリロの描くモンマルトルの一角かのような不思議な風情…
幡ヶ谷 「そば処 ふじ多」
久し振りに野田の坂倉さんにお醤油とお味噌を買いにドライブ

ついでに沢庵やお漬け物やあれこれ買い物し、車に乗り込んだところで、
「あの、前に行った週末しかやってない蕎麦屋、まだやってるかなあ」
と言う彼の言葉に、私もあの優しそうなご主人が思い出され、急に懐かしくなり…、
行ってみようか、とお昼を頂きに向かってみる事に。
国道を横切った通り沿いに、あの時見たのと同じ看板があるのに安堵し、
のどかな住宅街の中に入って行くと…
「こだわりの本格手打」の看板の書かれた立派な住宅。
2年ぶりに訪れるお店は、まったく変わらぬ風情で、飄々と暖簾が掛けられている。

きちんと手の入れられた植栽に囲まれた品のいい玄関を開き、お店へと…。
野田 「手打そば いっこく」
「河北や」さんを後にした我々は…
神田オフィス街から、駅近くの賑やかな一角へと移動し、
案内され向かった先には、ほのかな灯りが通りに面して照らされた、
一見、和風のBarのような落ち着いた空気漂う、小さなお店。
機械打ちだが押し出し式の十割の蕎麦を出しているお蕎麦屋さん
神田駅近くにこんなお店があったなんて・・・。
神田 「十割そば 大はし」
→ yuka (05/19)
→ yuka (05/19)
→ yuka (05/19)
→ chameleon_arms (05/14)
→ chameleon_darms (05/06)