このところの寒さでなんとか桜も持ちこたえ、まさに満開。
最後の桜を愛でようと、多摩地区ぐるりと花見ドライブ 。
野川を越え、調布多摩川住宅沿いの桜のトンネルをくぐり、
多摩ニュータウン通りの桜並木へ…。
気分もよく、お昼は近くのお店で、と向かえば車待ちが道路にずら~り。
「これじゃダメだ。 …でも、蕎麦がいいんでしょ…」
がっかりしている私に、仕方なさそうに彼。
「じゃあ、あの中華屋みたいなお店に行こうか」
と向かった、府中の住宅街に気さくに佇むお蕎麦屋さん 。
表からも打ち場が見える、自家製粉手打ちのお店。
分倍河原 「手打ち蕎麦 やざき」
降り出した雨をよけて、置かれた黒板には、
「新メニュー」との「豚しゃぶつけ麺」。
ん?これは彼が好きそう…?
掛け持ち仕事を済ませ、ようやくお昼…と思ったら既に2時過ぎ。
近くで中休みの無いお店は…
と頭を巡らせ、ふっと思い出した「庵」さん 。
九品仏駅降りればすぐ、門前には桜が満開に咲きほこり…
うららかな春の日差しの中、何人もの人々が参道をお散歩。
そのすぐ手前の通り沿いに、静かに慎ましやかに佇む。
入口横には打ち場があり、すっと下ろされた、紫の暖簾 。
九品仏 「手打そば 庵」
「ほしの」さん、行ってみたくて…
なんて言われたら、それは是非行きましょう~♪
早速、初めてというお友達3人をご案内 。
雨がしとしとと降り、冬が戻ったように寒いけど、
女将さんの笑顔が待っていると思ったら、心は春 。
田無 「手打そば ほしの」
15時の打ち合わせは、久しぶりの下北沢。
折しも、一昨日小田急線が地下化した、新品のホームに立ち、
ちょっと戸惑いながら、地上改札へ向かえば…
つい2日前まで使われていた、
嘗て、毎日通っていた線路が、風にさらされ…
感慨深く、何とも言えない心地でジーン…
階上ではなく、地上の改札を抜ければ、
街はそのまま、変わらずの賑やかな南口駅前。
さてさて、まずはお昼。
お散歩がてらに、久しぶりのお店に行ってみよう 。
南口のガチャガチャとした通りを脇見しながら楽しく抜け、
茶沢通りをずんずん、ずんずん歩いていくと…
静かになった通り沿いに、すっと建つ、カフェ風モダンな佇まい。
7年ぶりのお店を前に、
さっと以前訪れた時の記憶が脳裏をよぎる 。
入口横に置かれた黒板メニューに目を通し、
蓬色の暖簾を潜り店内へ。
下北沢 「手打ちそば 七つ海堂」
自由が丘でお昼となったら…
間に合うなら、行きたいのは「山久」さん 。
しとしと雨降る昼時の自由が丘は、まさに花冷え。
シンシンとした寒さに身を凍えながら向かえば…
線路沿いにふと佇む、会津辺りにありそうな
黒木格子窓の古民家風、懐かしさ感じる佇まい 。
自由が丘 「手打蕎麦 山久」
お料理にお蕎麦が楽しめるランチ、まだ残ってますように…
週末帰省し、実家を出るのが少々遅くなってしまい…
「帰ってからも用あるし、寄り途しないで、すぐに高速乗るよっ」
と、車に乗るなり彼がぴしゃり。
いかん…、このままだと遅いお昼は、SAになってしまう 。
慌てて提案した、インターすぐ手前のバイパス通りにあるお店。
インターすぐ手前だったら、彼も文句が言えず…
走っていてもすぐ目に留まる、大きな看板を掲げるお店へと 。
広々とした敷地にゆったりと構える、切妻屋根の日本家屋。
ドライブインやガソリンスタンドと並び建つロケーションに、
躊躇する思いがあったのと、何時でも行ける、の気持ちで、
これまで訪れてなかったけれど…
(正確には一度伺ったら、正月休みで入れず)
改めて目の前にするお店は、趣ある風情。
水戸市 「手打ち石臼挽き そば処 長屋門」
自転車の師、aizさんから、粗挽き好きなら是非、
と薦められていながら早2年。
沿線での仕事が早目に終わった今日、ようやく訪れてみる事に 。
初めて降り立った、横浜線中山駅。
駅ロータリー「東急」裏の人通りまばらな路地を歩いて行けば、
すぐ目に留まる紫紺の旗がゆらゆらと靡いてる。
センス良く並べられた生け込みの、雰囲気のいいお店に辿り着く。
横浜市緑区中山 「石臼挽手打蕎麦 紫翠」
ゆっくりとお店に近づけば…うふふ、うれしいな♪
「よく来たの~」
山形に縁のあるお店、あったかな土地の言葉でお出迎え 。
その裏の「本日のおすすめ」をちらと眺め、ゆっくりと扉を開く。
なかなか良くなってくれない彼の体調…。
ずっと一緒にいるとやや気づまり、
優しくなるために、寝ている間にちょっと息抜き 。
悠々と枝を広げる前の八重桜の蕾も、もうふくらみ始め、
うっすらとピンクに色付いている。
今年もこの桜が咲くの、楽しみだなぁ…
田無 「田無さらしな総本店」
このところちょこちょこと、「慈久庵」の話を耳にし…、
あの蕎麦を、もう一度食べたくて仕方ない。
…ならば、修業元「本むら庵」に食べに行こう
熱でダウンしてしまった彼のご飯を作って、寝ている間に…
看病の息抜き、ほんの束の間の休息を頂きに 。
荻窪 「御免蕎麦司 本むら庵」
昨日から一転刺すような北風吹く今日は、冬が一気に戻ってきたよう。
時間もないし寒いし、暖かいお蕎麦、食べたいな 、
と向かったのは、久しぶりに伺う「小菅」さん。
権之助坂中程に、静かに店を構える、ビルの地下。
目立たぬ質素な細い階段を降りていくと…
大ぶりの伊織が下ろされ、扉が優しく待っててくれている 。
目黒 「手打そば 小菅」
開店早々に伺ったきり、要予約でなかなか伺えず、
行きたいなあ、と想い募っていたところ…、
うれしいお誘いがあり、ようやく今夜、再び訪れる事が 。
佃大橋大通りから一本折れ入った、殺風景な暗闇の中、
さらに抜け道のような小さな路地を入れば…
ほのかな灯りがガラス窓から洩れ浮かぶ、
蕎麦屋とはまず分からない、不思議な密めき。
まさに、浮世からの「はなれ」…
新富町 「はなれ」
随分ご無沙汰していて、今年になって初訪問。、
所用を済ませいそいそと、懐かしい心地で、喜多見へと…。
すっかり季節も変わり、もう春。
最後に、名残の「けんちん」食べておきたいな 。
柔らかな日差しの下、
迎えてくれたたぬきさんにそっと話しかけ、扉を開き店内へ…。
喜多見 自家製粉 手打ち十割そば「志実津や」
再び、京都の仲良し蕎麦お友が来京され、
今日は…、まだ行っていない、というこちらにご案内
昨日とは打って変わって、急にぶり返した寒さの中、
お友達も一人駆けつけてくれ、待ち合わせ 。
巣鴨 「手打そば 菊谷」
彼が休日出勤で出かけてしまったので…
せっかくの土曜日、ご無沙汰している「むら季」さんで、
週末限定の「粗挽きそば」食べたいな 。
早速、近くのお友達に連絡して、昼下がりのお店で待ち合わせ。
二,三日前から、急に気温がぐんっと上がり、
駅からせかせかと歩いてきたら、汗ばむ程。
ようやく辿り着き、暖簾をくぐろうとしたら…
あっ、うれしい
もちょっと先かと思っていた「桜そば」が出てる
大泉学園 「手打そば むら季」
「かわむら」さんの後に、新たにお蕎麦屋さんが出来ましたよー、
と教えて頂いたのは、去年の年末。
開店直後は、まだ慌だたさがあったようだけど…
開店してそろそろ4カ月、落ち着いて来た頃かしら、
と、よくやく訪れてみる事に 。
野方駅南口程なくの、バスロータリーの広間に出ると…
本当だっ、ビルの二階に新しい看板がかかってる 。
わくわくしなら、ビルに上がれば…
藍色の伊織の下ろされた、落ち着いた趣漂う新店。
野方 「手打そばと美酒旬彩 和田」
所用で荻窪に途中下車した次いでに…、
お昼は久しぶりに、打ち手の女将さんの店に行こうかな。
と、青梅街道から路地を入って歩いて行くと…
んっ?昼間は閉まっていた、「ら志久」さんが開いている
今まで夜だけの営業だと思っていて、まだ入った事がなかったのに…。
これはうれしい、急遽予定を変更~、
長い事入ってみたいと思っていた、「ら志久」さんで頂こう 。
荻窪 地酒と手打ち会津そば 「ら志久」
開店当初に伺ったきりで、すっかりご無沙汰。
料理人の技と腕を光らせる、新奇なつけ汁を出す、江川さん 。
所用で本郷三丁目まで来た今日、
今のお蕎麦は?、そして、今はどんなつけ汁を出してるんだろう、
久しぶりにお昼を食べに行ってみよう~ 。
本郷通り、東大赤門を前にして、入った路地すぐ。
質素で素っ気ない入口の前には、
堂々と書かれた「季節のつけ汁」の旗が閃く。
本郷三丁目 「料理人 江川」
前に置かれた品書きに目を落とせば、
蕎麦は「山形産 出羽かおり」に、お米は「山形産 つや姫」
山形の素材に拘っているのが、伺える 。
季節限定の「くさ切り」「さくら切り」「柚子切り」は、
これまでに、頂いてきたけれど…
これは知らなかった。
昨日、友人が食べて来たという、「芹のあんかけ」。
聞けば4月までの限定メニューで、
しかも、神田には無く、吉祥寺店だけのものだそう。
芹は大好き、これは是非とも食べなくちゃ 。
夕方に近づきどんよりとした雲が広がり、寒さが募ってきた夕暮れ、
暖まりそうなそのお蕎麦を、食べて帰ろう 。
吉祥寺 「神田まつや」吉祥寺店
お店へ入ろうとすると…、おっ♪
大満足で「猪口屋」さんを後にし、茅ヶ崎海岸をドライブ。
ちょっと寄り道などしていたら…、そろそろ夕暮れ迫ってくる時間。
今日の最後の目的地、
原宿の支店に行って以来、本店にも是非伺ってみたい、
と思っていた、鎌倉にあるお店へと 。
由比海岸からの海風を感じる、立派な住宅が軒並み並ぶ、
瀟洒な住宅街の中…
屋根付き門に、悠々と靡く純白の暖簾。
まるで高級料亭かのような、威厳漂う佇まいを前にし、
思わず、立ちすくんでしまう。
原宿のお店もビルの中とは思えない程だったけど、
こちらは、築75年の古民家をそのまま使われているそう 。
鎌倉由比ヶ浜 「鎌倉 松原庵 」
気持ちよく「貴乃家」さんを後にして、
ずっと行きたいと思っていた茅ヶ崎のお店へ向けて、
再び車に乗り込み一走り。
藤沢の住宅街を抜け、両脇の街路徐も次第に変わり始め、
久しぶりに見る茅ヶ崎海岸が心浮き立つ 。
潮風を感じながら、海辺から入った小さな商店街中に、
そっと、本当にそっと、通り過ぎてしまう程の小さなお店。
どこか京町家を思わせる、
古民家カフェ風の、可愛らしい入り口に暖簾が下ろされ、
ちょこんと掛った、小さな看板。
こんな、かわいらしいお店だったんだ…。
茅ヶ崎 「蕎房 猪口屋」
体調の関係で、3月7日で惜しくも閉店される「星月」さん。
最後にもう一度、ご主人のお蕎麦を食べたくて…
年明けから計画していた、小田原~茅ヶ崎のプチ蕎麦トリップ。
…が 、予定日を前に体調を崩され、先月末に閉店したそう。
残念すぎる…、もう一度あの蕎麦を愛でたかったのに 。
ご主人、早く退院されますように…。
とは言え、せっかく計画していた一日。
予定を、茅ヶ崎~鎌倉に変更し、
春を思わせる暖かな陽気の中、茅ヶ崎へ向かけて出発~。
順調に車を走らせ、ようやく藤沢市内に入ったところで、
今日のドライバー、神奈川住民案内人が、
「ちょっと食べてもらいたいお店があるんですよ」
と、ハンドルを握りながらぽつり。
それはもう、二つ返事、もちろん、お願い致します ♪
程なく辿り着いた住宅街の中、通りに面したお店の前には、
昼にはまだ少し早い時間にもかかわらず、車がずらり。
地元で人気のお店だと伺える
藤沢 「そば処 旬彩房 貴乃家 」
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