早朝降り出した雪は、すぐに大きな綿帽子になり始め…
朝方に、今日の屋外作業は、即効中止になったけど、
窓から眺める、みるみると積もって行く雪景色に心そわそわ。
家でじっとなんてしていられない 。
と、ふと先日「玄治」さんがおっしゃっていた、
野方に新しく出来るというお蕎麦屋さんを思い出す。
「弟弟子みたいなもので、ね…(^^)」
とオススメされたお店は、もう開店しているはず。
雪降る今日、これも何かの縁かもしれん、と
車中からいつもと全く異なる銀世界を眺めながら、降り立った野方駅。
駅北口を降りれば、まだまだしんしんと降り続く雪の中、
いつも賑わう商店街は、今日も人通り多く、紛れながら歩んで行くと…
以前あった街蕎麦屋さんの居抜きのよう。
すっと朱色の暖簾が、雪の中に映え佇む、落ち着いた店構え。
野方 「江戸蕎麦手打ち しのぶ流 藤二郎」
お正月が来て、節分も過ぎ、もうすぐひな祭り…。
そういえば、まだ今年はお雛様を出していなかった。
改札前に飾られた、立派な内裏様とお雛様の姿で思い出しつつ、
降り立った浅草橋、この街は、本当に楽しい 。
道沿いに並ぶ、ビーズを始め、アクセサリーパーツ、手芸などの問屋さん。
そこここと覗きながらふらりと歩いて行くと…、
ふっと粋な空気漂う、笹竹が緑を添え江戸情緒溢れたお店に行き当たる。
創業江戸安政元年、現在お店を守るのは8代目…
浅草橋 「江戸蕎麦手打處 あさだ」
そろそろ禁断症状が出て来た、まるやまさんのお蕎麦が食べたいな。
丁度頼み事をしていた受け渡しを、「まるやま」さんで致しましょう~
午後になってお天気になったけど、吹いてくる風の冷たさはひと際。
ちょっと歩いていただけで手足は凍え、逃げ込むように扉を開く。
代田橋 「手打蕎麦 まるやま」
今年も早いもので、2月も後半。
そろそろ、例年の如く、寒川さんにお札を納めに行かなくちゃ 。
しとしと冷たい雨の中、東名高速を飛ばし…と、走り始めたら、事故渋滞。
厚木はすぐそこなのにどっぷり巻きこまれ、予定が大幅に遅れてしまう。
ようやく、無事寒川さんでお札を納め、お参りをして…。
既に2時半、お昼はどこで食べよう…と、
こういう時に何よりうれしい、週末は中休みなしのお店があった。
地元で人気のお店だそうで、今年はそこに行ってみよう
海老名駅から小高い丘をちょと登り走らせ入った、全くの住宅街。
その中にほっこり長閑に佇む、どこか民芸調の趣ある古民家。
海老名 「そばと豆腐の店 国分寺そば」
年次休暇消化とかで、彼が有給休暇を取り、
久しぶりに「絹の湯」に浸かりに行こう~となった今日。
「せっかくの平日だし、昼はあの京風親子丼が食べたいな」
と彼の言葉に大賛成、私も「椿野」さんのお蕎麦は、是非又食べたい 。
ぽかぽか陽気にうとうとしながら、ふと目覚めれば…
つくばの郊外、瀟洒な住宅が立ち並ぶ、新しい住宅街の中程に、
ダークブルーの壁がシックな、スウェーデンハウスに辿り着く。
つくば市 石臼挽き自家製粉 「そば処 椿野」
もうすぐ春だし…と仕事後、思いきって髪をばっさりカット。
すっかりお昼も過ぎてお腹もすいた、
ご無沙汰しているご主人女将さんに、お披露目しに行こうかな
とは言え、駅から歩いて行けば、まだまだ春は遠いのか…、
ぴゅうぴゅうと吹く風は、冷たい
吉祥寺 「手打 中清」
予定が大幅に狂ってしまい、所用が済んだのは既に3時。
新宿でお昼を逃してしまったら…、「渡邊」さんに助けてもらおう 。
新宿西口、賑やかな電気街の中、淡然たる風情で静かに佇む、
中休みもなく営業している、老舗のお店。
新宿西口 「手打そば 渡邊」
以前から一度食べてみたいと思っていた、ラーメン屋のお蕎麦。
しかも十割で粗挽き、手打ちで打たれているそう。
頼まれ所用で訪れた昼過ぎの荻窪、ふと思い出し立ち寄って見る事に 。
荻窪駅北口、青梅街道から入った全くの住宅街の中に、
ふと辿り着く、周りの風景に融け込んだ、すっきりとしたビルの1階。
創業昭和6年、現存する最古の東京ラーメンだとか…
荻窪 「生粉打ち蕎麦・中華 春木家本店」
ちょっと打ち合わせ(?)などがあり
新年になってまだ伺っていなかった、「しらかめ」さんで待ち合わせ 。
風は冷たくても、農大通りはいつもと変わらず、元気で賑やか。
その通りから入った路地の閑静な住宅街の一角に…
おっ、ご主人の自転車、カッコい~い
べたべた触ってみたりして…、暖簾を潜り店内へ。
経堂 「手打十割そば お蕎麦のしらかめ」
多摩地区を代表する、老舗蕎麦屋のひとつ「車家」。
そこで修業したご主人が、年末にお店を開かれたと知り、
しかも、山の麓の蕎麦処、高尾山口駅すぐと聞いたら、それは是非伺ってみたい。
キーンとした寒気が張り詰めるも、カラリと晴れ渡った冬晴れの今日。
久しぶりに、高尾にドライブがてらに行ってみよう~。
駅前の通りから、そっと横切る小川の横の細い路地を入っていくと…
山の斜面には真っ白な雪があちこちに残り、きらきら。
長閑な山あいの全くの住宅街の中を進んでいくと…
高尾山が抱く、はらりと暖簾の下ろされた、飄然と佇む古民家。
前の駐車場に車を停め、ゆっくりとお店へと近づくと…
手作り感溢れた看板に、心地良さそうなテラスデッキが作られている 。
高尾 「蕎麦と雑穀料理 杜々(とと)」
今日は兼ねてから興味シンシンだった、路麺のお店にうれしいお誘い 。
夕暮れからぽつりぽつりと降り出した雨が、いつしか雪に変わる中…
秋葉原の賑やかな喧騒離れ、どんどん寂しくなっていく路地の路地、
人通りもないひっそりとしたビルに合間に、微かに見えた密やかな灯り。
朝は7時から営業し…、夜は又、乙な楽しみのあるお店…(らしい)
秋葉原 「スタンドそば・うどん 川一」
一年を通して、月毎打ち分け出される「変わりそば」。
今月2月は、確か「ごま切り」。
これは今年も食べておきたいな…と、帰り際にぷらりと寄り道 。
昨日からいろいろあって、今日は心身ともに疲れた…
と、夕闇の中にぼんやり灯るお店を前にし、ほっと肩の力が抜けるよう。
田無 「田無さらしな総本店」
西武新宿線というローカルな沿線の、しかも各駅停車駅でありながら、
今年のミシュランに見事選ばれた「みわ」さん。
混雑もそろそろ落ち着いてきた頃かしら。
お祝いの言葉を伝えたくて…、ずっと、うずうず。
と言う事で…、出先途中のお昼を頂きに、訪れてみる事に 。
朝がたの雨は止み、お天気が出て来たけれども風が冷たい。
殺風景な環八通りに容赦なく吹きすさび、寒さが一層身に染みる中…
ほっこりと現れる、この和やかな佇まいに、ふっと心和むよう。
ご主人のお人柄のように、飄々と靡く白い暖簾を潜り入れば、
今日の産地がしかと書かれ置かれてる 。
井荻 「蕎麦 みわ」
しとしとと冷たい雨が降る今日は、セント・バレンタインデー。
日頃お世話になっている方に、ささやかだけどチョコレートを手渡しに、
ちょっと(かなり)遅い新年会も兼ねて、の蕎麦屋酒 。
午前中の仕事を終わらせ、大急ぎで向かった分倍河原。
暖簾の仕舞われた午後遅く、今日はここで待ち合わせ
府中 「手打ちそば よし木」
ほんの少し前までは、5時ともなればすっかり夕闇だったのに、
知らぬ間に、ゆっくりゆっくり日が伸びていたんだなぁ、まだまだ明るい。
夜は雨になるらしいけど、ちょっとだけ寄り道したい気分
明日のバレンタインデーに、どこか浮き浮きした街中を潜りぬけ…
向かったのは、東急百貨店レストラン街。
吉祥寺 「神田まつや」吉祥寺店
芝の「案山子」と縁のある、武蔵小山の「料理と酒 泰もと」にて、
初の「蕎麦 案山子」と「泰もと」のコラボレーション蕎麦会。
昨年「泰もと」が開店してから、ずっと行ってみたいと思っていたところ。
それが、「案山子」の蕎麦と一緒に楽しめるなんてうれしい限り。
と、蕎麦友5人で連れ添って、参加させて頂く事に 。
武蔵小山駅出たらほんのすぐそこ。
駅前の通り沿いに、そっと静かに上品に佇む「料理と酒 泰もと」
今日は特別、昼間から空けられて…
武蔵小山 「料理と酒 泰もと」、
芝「案山子」とのコラボレーション蕎麦の会。
この2月で、お店を閉めてしまうってっ…!?
又行きたい、と思いながら気づいたら随分ご無沙汰していた、「美登里」さん。
あの暖かな空気に、お母さんお父さんの優しい笑顔がふとよぎり、
閉められてしまうと聞いて、寂しさに胸がきゅん…
行かなくちゃ、もう一度お二人にお会いしたい。
と、早速今夜、早いもので、7年ぶりに訪れる。
浅草橋高架下、人通りもなくなった、ひっそりとした路地沿い。
夕暮れの暗闇の中に、ほっこりと柔らかな灯りが窓を通して零れてる。
浅草橋 「茶の間 美登里」
ひっそりと、地元で大切に守ってきた静岡の在来種。
「たがた」さんを中心に、静岡のお蕎麦屋さん有志で去年無事栽培され、
いっこうさんも年末、蕎麦畑を見学しに行き、
「わずかだけど頂いてきました」、
と連絡下さり…、それはもう、今年の蕎麦も食べてみたい 。
と今日、仲良しご夫婦とお友達と一緒に、早速頂きに行く事に。
空気は冷たいけれども、お天気はぽかぽか。
心地よく晴れたお日様の下、住宅街の中に融け込みほっこりと佇む。
「自家製石臼手打ちそば」の看板の置かれた門を入れば、
すっと生け混まれた風流な笹竹の陰から、暖簾がさらりと靡き…、
入口横立てられた、「本日の蕎麦」の産地・銘柄ががずらり。
相変わらず、すごい、このラインナップ…。
西八王子 「いっこう」
まだ風邪が思うようでなく…、今日は食欲が全くない 。
でも、何か食べなくちゃ、と出かけ前ふらり立ち寄った「山葵」さん。
ここではまだ、暖かいお蕎麦は食べた事がないし、
寒さがぶり返した今日、暖かなお蕎麦を食べてみたいな…
武蔵関 「板蕎麦 山葵」 WASABI by tenryu-an」
昨日は風邪でダウンしてしまったが、幸いインフルエンザの疑いは晴れ、
今日は何とか復帰、自由が丘での所用をなんとか済ませた、お昼すぎ。
駅前の「藪伊豆」さんに行こうしたら…、ありっ、今日はお休み?
自由が丘に来たら、いつか訪れてみたいと思っていた「衾」。
立派な佇まいだと聞くし、病み上がりのやつれた姿の今日の私には、
なんだか似つかわしくないようだけど…
これも何かの縁かもしれんっ、思いきって行ってみよう
と賑やかな街中から離れ、全くの住宅街を雨の中ひたすら歩く。
今日は、17度になると言っていたけど、どこがだよぅ~
と、次第に手足が凍えて来た頃合いに…
人通りのない閑静な住宅街に、忽然と現れる立派な暖簾。
蕎麦屋の暖簾を超えた、荘厳な暖簾を前に、
おじけつきそうになりながら、しばし立ちつくし眺めてしまう…。
自由が丘 「蕎麦 衾」
ためらいつつも、ようやく暖簾を潜り入れば、
手入れの行き届いた植栽に囲まれた、格調感じる石段。
自家源泉100%、茶褐色の柔らかな肌触りの温泉を満喫し、
明けて今日、行きと変えて東北道から帰ろうか…、
と言う事で、お昼は足利を提案すると、あっという間についちゃうよ、と彼。
ならば…、今日は山奥の自然に囲まれたお店にしてみよう、
と、桐生の山を降り、栃木佐野へ向かって出発~。
佐野市内から山へと向かう通りを走って行くと、
山並みをバックに、刈り取られた稲畑が延々と続いている。
長閑で穏やかな、日本の冬の田舎の景色をぼんやりと眺めていると、
ぽつぽつと、いくつもの「手打そば」の看板が横をすぎる。
この辺りもお蕎麦屋さんが多いんだなぁ…と、目を見張らせていると、
ようやく見えてきたお目当てのお店の看板
「かみやま」。
それに続くように、ここも興味のあるお店
「安曇野」の看板も見え、
この二つの看板が交互に出現する中…
ようやく、佐野の有名店「かみやま」さんに辿り着くと、これはすごいっ 。
広い駐車場には車がいっぱい、路駐まで出ている在り様。
「混んでるから、ここはダメっ」
の彼の言葉で却下され 、その先の「安曇野」さんに目的変更~。
さらに奥へ奥へと車を進ませて…、
ようやく、冬山の景色に埋もれ、静かに佇むお店に辿り着く。
赤い屋根のロッジ風、表看板には「麺工房 レナ・ファーム」と書かれ、
清らかなせせらぎにかかる橋を渡って行くと…
はらりと靡くえんじの暖簾に、木彫りのふくろうがお出迎え。
潜り入れば、懐かしい心地感じる古民家 。
佐野市秋山 「ルナ・ファーム麺工房 手打ち蕎麦 安曇野」
鼻水に咳も止まらぬ風邪ぎみ状態ではあるが…、
去年から予約していた、桐生の温泉に一泊旅行。
寒さも緩み、からりと晴れ渡ったお天気の中、快調に群馬に突入。
お昼は、Gingerさんのブログを見て、とっても気になっていた、
高崎のお店で食べて行こう 。
高崎市郊外、イオンモールの程近く、どこだどこだ…
と、何度か通り過ぎてしまい、ようやく辿り着いたのは、
成程、見過ごしてしまったはず。
いくつかの店舗が連なった、複合飲食施設の一角。
その中に黒木塀で作られた、カジュアルモダンな店構えに、
親しみ感じる看板がかかり、純白の短い暖簾が揺れている 。
高崎 「喉越しの蕎麦 晴朗 -seirou- 」
昨日の寒さに、治りかけていた風邪がぶり返したか、
朝から鼻はしゅんしゅんとして、喉もひりりと痛む。
昨日程ではないにしても、今日も寒さが身に募る…
こんな時にこそ、「あの」蕎麦の、カプサイシンで暖まろう 。
…と、遅い新年のご挨拶も兼ねて、再び久米川へ一直線。
あちこちのお店で、「恵方巻き 」の売り出しがされているのを横目に、
すっかり、ここ東京でも節分の「恵方巻き」が定着したなぁ…
などと思い歩いていたら、もうすぐ。
モザイク通り沿いに、はらりと下ろされたえんじの暖簾。
久米川 「手繰りや 玄冶」
通りからも見える、ごりごりとご主人が手挽きする石臼は、
いつでもすぐに挽く準備がされている…。
駒込「小松庵」で永い間修業され、
慈久庵の焼畑蕎麦の作業も手伝って来られたご主人が、
年来の計画の末、去年末お店を出された、とお聞きし…
行ってみたいな~と、年越しながら思っていたところ。
開店してそろそろひと月の今夜、お友達と伺ってみる事に
東十条駅南口の坂を降り、いくつかの店が並ぶ下町の商店街。
その中程に、周りの空気から一線画した、
匂い立つような白木壁に囲まれ、風情のいい、粋な和の趣溢れた佇まい。
夕闇の中、洩れこぼれる柔らかな灯りに誘われるようにお店へと…
東十条 「一東庵(いっとうあん)」
昨日はやや寒さもゆるみ穏やかだった気候も一転、
さらに勢いを見せる、激寒の今日。
容赦なく吹きつける風に、手足はかじかみ、耳はもぎれそう…
な、何かとにかく暖かいものを食べなくちゃ。
と、出先途中で立ち寄った、「にはち」さん 。
通り沿いに置かれている自転車は軒並み倒れている中…
急いで扉を開き、駆け込むように店内へ。
武蔵関 「手打ちそば にはち」
ついこの間、年が明けたと思っていたのに、もう2月…。
日々の早さをしみじみと感じながら…、今日は新年会も兼ねて、
久しぶりに会う、古い友人とゆっくりランチ 。
三鷹駅からも程近く、通りの一本裏の路地裏に…
いつもは開け放たれた扉もさすがに今は閉められ、「店内暖房中」の札 。
三鷹 「手打ち蕎麦 太古福」
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