昨夜から降り続いた雨は、ようやく上がったけれど、
空気はキンっと冷え寒さが身に染み…、



まずは、「浦霞」 の熱燗一合。



添えて出されたのは、
八丁味噌仕立ての「風呂吹き大根」 。



はふっはふっとほおばりながら、
びっしりと貼られた品書きを眺めると…、

うれしいっ、先日頂いた、
「つぶ貝のガーリックバター醤油」がレギュラーになり、
これも食べたいけど、明太子も秋刀魚も食べたいし～

と悩んでいたら…、
「特別だよー」と出して下さった、



スペシャルの3点盛り 。
ご主人ありがとうございますっ



コリっとした歯ごたえ楽しいツブ貝と、
ニンニクの芽をバター醤油で炒めた一品は、
テッパンの、がっつり酒の充て 。



そして、ずっと気になってた、
「人参と明太子のサラダ」。

しんなりとした千切り人参は甘みがあり、
タラコの粒々がプチプチ弾け、
んー♪、これ美味しいっ



そして、秋冬のお気に入り、
「秋刀魚の梅紫蘇巻き揚げ」。



さくっと揚がった脂の乗った秋刀魚に、
梅の酸味に大葉が爽やか、
酒飲み心掴む逸品料理 。

手の空いたご主人女将さんと、
楽しいひと時を頂いて…、



いよいよ、今日の本命、「蜆そば」は、



風流な蓋のされた丼で。



そおっと蓋を空けただけで、胃が騒ぐ、
注がれた汁には、蜆の出汁が豊かに染み、
ぷっくりと大きな蜆がたっぷり 。



早速汁をすすり、思わずはぁ～。
蜆、蜆、濃厚な蜆の出汁が、
体の髄まで染み、しみじみ～。



この汁を纏った、粗挽きの手挽き蕎麦はもちもちと、
しじみと蕎麦が合わさる醍醐味に、



たっぷり盛られた立派な蜆は、青森十三湖産。
殻からすっと外れる身は、旨み濃厚～。



後はも～う夢中、蕎麦を手繰り蜆をほじり、
最後の一滴まで飲み干して…
ふぅ～、体も喜んでいるよう。

ご馳走さまでした～

又来年も、宜しくお願い致します 。

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