つれづれ蕎麦　久米川　「手繰りや　玄治」　「松茸の土瓶蒸し」に「豆乳湯葉せいろ」

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久米川　「手繰りや　玄治」　「松茸の土瓶蒸し」に「豆乳湯葉せいろ」

2016年09月23日 (金) 20:30 | 編集

「秋の新作できたよー、松茸も始まったよー」
の知らせに誘われて…、
朝からどしゃぶりの雨の中、久米川直行～。

わんさと葉を延ばしていたゴーヤも既に払われ、
お店の暖簾はトンボが飛び交い、

「松茸はじめました」の文字に、
いつの間にかの、秋の訪れをひしひしと…

久米川　「手繰りや　玄治」

そろそろ2時という時間でも、ひと席残して満席。
4人グループに一人客、カップル二人、
各々の昼下がりを楽しんでいる中…、

私も、まずは蕎麦前、
お酒のリストを眺め、

お願いした、「浦霞」ひやおろし

お通しの、野菜たっぷりの「白和え」がとっても美味しく、

はがきサービスの「季節の一品」、

「カラフルトマトの甘酢づけ」。

わあっ、赤に黄色に緑に紫と、楽し～い、
それぞれ微妙に食感も味も違るトマトを、
ひとつ、又ひとつとほおばりながら、

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「季節のうどん」に、

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「季節の蕎麦」の品書きを見ると…、
今年も始まった「松茸そば」に、
これだっ、この秋の新メニュー「豆乳湯葉せいろ」　。

しかも、「秋茄子せいろ」まで並び、
どれも食べたくって、悩む悩む～。

おしっ、「松茸そば」はもっと寒い日にとっといて、
今日のお目当ては、何と言っても新作そば。

その変わり…、
「松茸の土瓶蒸し」頂こう
それと、大好きな「無花果」も。

まず届いた、「無花果と生ハムのマリネ」。

この藍色の器がとっても素敵、
女将さんが一目ぼれした器だそうで・・・、

とろりと熟した無花果に、蕩ける生ハム、
かけられたバルサミコソースが絶妙～。

そして…、今年初松茸、
「松茸の土瓶蒸し」降臨～。

熱々のところを猪口に注ぎ、ずずっと一口。

はぁ～… 、
松茸の、この香りにお出汁。
注ぎ、口にし、又注ぎ、その度はぁ～….。

続いて、酢橘をきゅっと絞って、再びはぁ～…

ではでは、うやうやしく蓋オープン。
わあおっ、松茸たっぷりっ



くぅ～っ、これこれ、キシっとした松茸のこの食感！
ヒラヒラ松茸とは違う、
贅沢な六つ切りがむっつ、一本丸ごとっ



しかも、ふっくらジューシーな鶏モモ肉に、

小海老に、銀杏まで入って、楽しいったらありゃしないっ。
くぅ～、幸せ至福、松茸満喫～

思う存分の松茸を楽しんで…、

ではっ、新作「豆乳湯葉せいろ」、
「手挽き」と「せいろ」の小盛りの二種盛りで。

湯気に包まれた器には、
きのこが浮かぶ乳白の汁。

心そそる汁を横目に、まずはお蕎麦。
緑がかったせいろは北海道沼田産。
ふわっと香り爽やか、あ、甘いっ

続いて、手挽き、蕎麦のホシ散る、北海道音威子府産。
もちもちとしつつも喉越し軽く、
噛むごとに香ばしさと甘みが広がり…

このまま食べちゃいくらい、風味豊か。

その蕎麦を浸した豆乳湯葉汁、
おおっ、こりゃ旨いっ　。

風味豊かな塩出汁に円やかな豆乳が加わり、
コクありミルキィ、この汁に蕎麦の甘みが引き立ち、
なんとも雅な心地、気分は京都～。

ほろほろと崩れる豆腐は、
湯豆腐に似て、これが心地よく、

とろりと絡まる湯葉にお蕎麦が、
何とも言えない心地の良さ。

はふはふっと、嵯峨野の景色を想いつつ、
あっという間に手繰り終え…、

ほのかに濁った、熱々蕎麦湯を注いだ、
豆乳湯葉汁をたっぷり堪能～。

ご馳走さまでした～

玄治さんの秋の新メニュー、これは旨いっ。
それはそうと…、
「松茸そば」に「秋なすせいろ」・・、
しばらく、玄治さん通いになっっちゃいそ～う。