扉の横には「本日のランチ」の、
「ミニ親子丼とお蕎麦」の品書きが置かれ、



扉を開くとすぐ、「いらっしゃ～い」と明るく、
「今片しますね～」と迎えてくれる女将さん 。



片してる間にぐるりと見渡すと、
壁にはずらりと並ぶ一品料理。
さすが「蕎麦酒房」、蕎麦前も楽しそ～う 。



しげしげ眺め腰を下ろし、品書きを開くと、

「蕎麦は飯豊連峰の標高1200mの雄国蕎麦」、
「自家製粉はもちろん、粗びきに拘り」、
「25メッシュから40メッシュで挽いています」の文字。

雰囲気は町蕎麦屋そのものなのに、これはすごい 。



出汁についても、
「本節、荒本節、宗田節を主に、
隠し味に焼あご、秋刀魚、むろ鯵、小鯛」。



さらに、うどんについても丁寧に書かれ、
これも拘りの手打ちうどん 。



その上、冷たい蕎麦も温かい蕎麦も豊富に揃い、



さらに、表にあった「ランチ」870円を先頭に、
「定食」に「ご飯もの」もずらり。

あれこれ迷うも、初めてのお店、
まずは「せいろ」が食べたい。
「せいろ」が720円で、「ランチ」が870円ならば…、
と二人で「ランチ」を「せいろ」で注文 。



頼み待ちながら改めて品書きを捲ると、
「定番の一品料理」もずら～り、



どれも良心的なお値段で
近所だったら蕎麦前しに来たくなっちゃう。



さらに壁には、見たことのないメニュー、
「切干大根うどん」や「ニラしらすそば」、
「地獄つけ麺」「大名そば」「将軍そば」などなど、
どんなお蕎麦か、んー気になる～。



楽しく眺めていると程なく、届いたお盆が豪華 。



何と言っても、二段に盛られた蕎麦の美しさ 、
ぷつぷつと粒が浮き出る、ヌキの超粗挽き 。



見惚れ手繰るとふっくらとした香りがふわ～。
きりっと〆り、しっかりと歯に感じる粒感、
噛む毎に広がる甘やかな香ばしさ。

ふと、かつての「いっこう」さんの蕎麦を思い出す、
まさに私の好きな蕎麦、ん～美味しい 。



何度かそのまま手繰り、汁に浸すと、
さらりとしてすっきり、
鰹をベースにした奥深い味わいでこれもいい。

あっという間に一枚ぺろり、
続いて二枚目もあっという間 。



しかも、セットには冷奴にお新香、みそ汁も付き、
このお味噌汁が又美味し～い 。



そして、「ミニ親子丼」（ご飯少なめ）。



ほのかに半熟を残した玉子に、
玉ねぎはとろりと甘く、鶏肉はふっくら、
丼汁の味もぴたり、これも旨い 。



「苺の牛乳寒」のデザートまでついて、
大満足なお昼ご飯に。

ご馳走様でした～

気兼ねない町蕎麦の雰囲気に、
豊富な品書きに、見事な粗びきの蕎麦。
こういうお店、近所に欲し～い。

後で調べたら、蕎麦教室もされているそうで、
どうりで納得の蕎麦の旨さ。
ぜひに又、伺わせて頂きます 。