休日の午後13時も回ろうとする昼下がり。
まだまだ店内満席、店前でしばし待ち、
程なく通された、ゆったりとしたテーブル席。



…と、テーブルに置かれた品書きにびっくり。
「梨そば」っ ？？
読むと、「稲城市特産の梨を丸ごと使用」の、
稲城の果樹園と共同開発の変わり蕎麦だそう。

「梨切り」なんて初めて、興味シンシン 。
二人そろって、「二色もり」に決め注文。



頼むと、「これを読んでいて下さい」と、
「梨そばを満喫する召し上がり方」。



続いて、もり汁に薬味に、梨ジュレが置かれ…、



食べてみると、しゃりっとした食感を残し滑らかで、
これだけでも美味しいジュレ 。



そして程なく、届いた「梨そば」が美しい 。
きらきらと輝く、透ける繊細な細切りに、
ところどころに浮く、梨の欠片。



手繰れば、心地のいい瑞々しいコシに、
ふわっとエアリー、軽やかに喉に消え、
後からほわ〜と広がる梨の余韻 。

これは美味しいっ
食感に喉越し、蕎麦そのものといい、
更科の甘みに梨の見事なハーモナイゼーション。



さらに、梨ジュレにもり汁を注ぎ絡めると、
爽やか甘く、まるでスイーツ、
手繰る毎に、知らず知らず笑み零れちゃう 。

ん〜、「梨そば」なんて素敵なアイデア〜 。



続いて届いた「せいろ」は、
うっすらと碧がかった、これも繊細な細切り。



すぅっと広がる、草原のような清々しい香りに、
きりっとしたコシに喉越し清涼。
噛み締めた先から甘みが広がり、これも美味しい 。



はぁ〜どちらも美味しかった、
ほんのりと濁った蕎麦湯を注ぎ、
もり汁の美味しさを堪能していると…、



「サービスのデザートです」と、
そっと置かれた、食後に嬉しい「わらび餅」。
連休最後の、素敵なお昼ご飯に。

ご馳走様でした〜

「狐仙」さん、「せいろ」はもちろん、
初めて食べた「変わりそば」も素晴らしい。
これは是非、「芥子切り」も食べたいな 。

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