すっかり混雑の過ぎた昼下がり。
年が変わっても変わらない風景の心地の良さに、



コートを脱ぎつつ速攻頼んだ、浦霞の熱燗一合。



凍っていた手がじわじわ解ける熱燗の威力に、
お通しが嬉しい、あったかな「温奴」。



嬉しくつまんでいれば程なく、
葉書サービスの「季節の一品」、



「焼きかぼちゃのマスカルポーネマヨネーズかけ」 。

ほこっとした南瓜にとろりとかかった、
マスカルポーネの美味しいこと 。
ここに散らされたナッツがお酒に絶好～。



嬉しくつまみつつ眺める大笊品書きに、



テーブルには心そそる、1〜2月限定「ふぐ特集」。
これも食べたいなーっと迷っていると…、



見繕り盛って下さった、
今日も嬉しすぎる「店主の気まぐれ盛り」 。



コリコリと固いのかと思いきや、
ふわっと柔らかく爽やかな「虎河豚皮ポン酢」。



ぷっくりとした「真河豚の白子の炙り」に、



むかごを添えた「牡蠣の揚げ出し」は、



サクっとした衣に包まれた牡蠣が甘い 。



そして、ポン酢ジュレがけ「ごま河豚たたき」 。



さっと炙ったことで旨味が凝縮し、
さっぱりとした中からしっかり広がる味わいに、
ついついお酒をお代わり～ 。



新年早々に河豚尽くしだなんて、
なんだか幸先のいいスタートを感じつつ、
お蕎麦は、「季節のおすすめ」から、



新春らしい、「菜の花と蛤せいろ」を 。



蕎麦はうっすらとグレーの蕎麦のホシ散る、
限定「十割手挽きそば」。



手繰った先からむわりと豊かに香り、
ほのかに口肌なでるざらり感に、
噛みしめると、香ばしく後から甘みがふわ～。

ん～、最近の「手挽き蕎麦」、ほんっと美味しい 。



そのままでも美味しい蕎麦に、
ぷっくりとした蛤が沈む潮汁。



ここにはらりと浸した蕎麦は、も～う。
しっかりと広がる蛤の旨味を纏った蕎麦は、
甘みが膨らみ、次に次にと後を引くー



ぷるんっと身ばなれのいい蛤が又旨い。
身をほおばり、蕎麦を手繰りと、
気づいたらあっという間 。



ほんのり濁った蕎麦湯を注ぐと、
これが又、極上の蛤蕎麦湯。
注ぎ注ぎたっぷりと頂いて…

ご馳走様でした～

外はまだまだ寒いけど、心も体もほっかほか。
ふぐ特集をやってる間に、
これも気になる、河豚の粕汁頂きに来よう 。

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