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    つれづれ蕎麦 
    荻窪 「ら志久」 実は三代目
    2013年03月06日 (水) 20:49 | 編集

    所用で荻窪に途中下車した次いでに…、
    お昼は久しぶりに、打ち手の女将さんの店に行こうかな。

    と、青梅街道から路地を入って歩いて行くと…
    んっ?昼間は閉まっていた、「ら志久」さんが開いている bikkuri.gif
    今まで夜だけの営業だと思っていて、まだ入った事がなかったのに…。

    13-3-6 店

    これはうれしい、急遽予定を変更~、
    長い事入ってみたいと思っていた、「ら志久」さんで頂こう hahha.gif

    荻窪 地酒と手打ち会津そば 「ら志久」

    始めて開いた扉の中は、テーブル3卓にカウンター3席だけの、
    暖かなほっこりとした空気流れる、小さな空間。

    13-3-6 店内

    「いらっしゃい」物腰柔らかなご主人に迎えられ、
    窓際のテーブルに腰を下ろせば、

    13-3-6 店内壁

    前の壁には、何やら気になる、達筆の書で書かれた短冊が貼られ、
    後ろには、心地よく流れるジャズミュージック futt.gif

    13-3-6 品そば

    すぐに出されたお茶を口にし、置かれていた品書きを見ると…

    蕎麦の品書きのすぐ下には、お酒の品書き。
    会津にゆかりのあるお店、福島のお酒が並び、
    中でも、屋号と同じ「ら志久」筆頭に書かれてる。

    せっかく出会えたこの偶然、蕎麦だけでは寂しすぎる。
    さくっと…、ちょっとだけ、
    「ら志久」をぬる燗でお願いすると…

    13-3-6 猪口

    すぐ出された、猪口が盛られた二つの籠。

    13-3-6 酒あぷ

    悩みながら一つ選んだところで、
    丁寧に燗して出されたお酒には、

    13-3-6 酒あて

    「いぶりがっこなんだけど、クリームチーズをちょっと乗せて食べて見て」
    と小鉢をそっと添えて置いて下さる、
    素朴で、暖かいご主人の言葉に途端に好感~。

    すっかりうれしくなり、猪口に注ぎ口にしたお酒が又美味しい。
    優しく柔らかく、ほっとする穏やかな旨み。
    このお酒に何か充ても…

    13-3-6 品つまみ

    と目を落とした、「特撰」との定番の品書きは、
    どれもリーズナブルな上に、酒の充てにいいものばかり。

    13-3-6 品ボード2

    さらに、壁のぼーどにも所狭しと書かれた品書きを見つめ…

    あれもこれも食べてみたいところ、
    ちょっと珍しい「小しま鯵のみりん干し」をお願いする事に。

    13-3-6 あじ

    丁寧に炙り、程なく出されたお皿には、
    味醂が艶やかにてかてか光る、かわいらしい小鯵が4切れ。
    ほんのり甘めの味わいある小鯵は、
    ぽつりぽつりと摘むのに実にいい、独り酒の充て。

    しばし、ゆるりと楽しませて頂いて…、

    13-3-6 そば

    〆のお蕎麦は、辛味大根おろしそば。

    13-3-6 そばあぷ

    おっ!、これは美味しいに違いないっ
    一目で分かる、凛々しい蕎麦の姿を俊足感じる。

    13-3-6 そばどあぷ

    キリリっと角が立ち、気の入ったすらりと伸びたライン。
    そこに彩る、点々と散る蕎麦の欠片。

    手繰り上げ、ほのかに蕎麦の香りを感じながら口にすれば、
    しゃきっとして、もちもち感強いしっかりとした腰。
    噛みしめれば、干し草のような野生味ある穀物の味わいがじわり。

    こっ、これは美味しい…love.gif

    そのままの蕎麦を何度か手繰り、
    汁をそっと舐めてみると、醤油の味濃い独特の風味。

    そっと蕎麦を浸すが、やや汁の個性が強いかな…
    が、たっぷり添えられた辛味おろしを入れ浸すと、
    キンっとした辛味が醤油の角を和らげ、これは美味しい hahha.gif

    後は、そのまま蕎麦だけで、
    そして、辛味大根汁に浸し…
    と手繰っていたらあっという間。

    期待していた以上に美味しいお蕎麦に心昂ぶり、
    蕎麦湯を盛って来てくれたご主人に、感想を伝えたのをきっかけに、
    お話しさせて頂くと…

    なんと、「ら志久」の屋号はそのままで、ご主人は三代目(?)。
    蕎麦打ちを趣味にしていたご主人が、
    前のご主人が辞めるのをきっかけに、次いたのだそう。

    そうだったのか…futt.gif

    熱々さらさらの蕎麦湯を頂きながら、
    素朴で暖かい口調で語るご主人と、しばしお話しなどさせて頂いて…
    ほっこりと心暖まった午後のひと時。

    ご馳走様でした~hahha.gif

    素敵なお店に又ひとつ出会えた、その事がとてもうれしい。
    又、訪れたいな niko.gif
    又ご主人のお話し、ほっこりとお聞きししながら…



    13-3-6 看板地酒と手打ち会津そば 「ら志久」

    杉並区天沼3-30-45
    1:30〜14:00 / 17:30〜22:00
    (土日)12:00〜20:00
    第1・3月曜、毎週火曜
    禁煙


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    コメント
    この記事へのコメント
    桃猫様
    ほんと、いいですね、ら志久(^^)。
    私も、ご主人からお聞きした経緯、面白いなあと思って聞いていました。
    こういう引き継ぎの仕方っていうのもあるんですね・・・・。
    多分、初代の方とは又違うお蕎麦になっているのかと思いますが、今の蕎麦、とても美味しいと思います。
    2013/03/17(日) 09:30:42 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    こんにちは。ら志久、、いいですよね。わたくしも昨年、偶然みつけて、おそるおそる店内へ。三代目店主までの経緯は拙ブログで。長野の某温泉場で蕎麦修行されたとか。ほのぼのムードの良い店です。
    2013/03/16(土) 21:06:41 | URL | 桃猫 #halAVcVc[編集]
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