お昼丁度は、混んでいるだろうと、雑貨屋さんなどをちらちらとのぞきながら、１時すぎに開いた扉。
が！
やっぱり、人気のお店はすごいな～

まだまだ、ほぼ満席の、お客さんが賑わう店内。
何とか空いていたカウンター席に通される。

すぐに出されたお茶を頂きながら、置かれた品書きをみつつ店内を見渡すと、ほぼすべての皆さんが、このランチを頂いているよう。
手作り稲荷に料理三品、それに手打ちそばがつき、さらに甘味も付くお得なランチ

私も迷わず「ランチ」に決め…、お蕎麦は「せいろ」の他に「田舎せいろ」もある様子。
お聞きすると２００円増しで、お蕎麦を「田舎せいろ」でも作って下さるとの事なので、
まだ頂いていない「田舎せいろ」はやはり気になり、それでお願いする事に。

程なくして、一つずつ説明して下り、お料理の載せられたお盆が置かれる。



朱塗りの器に盛られた、まだ温かい「ツナと豆腐の茶碗蒸し」。



それにこってりとした胡麻の味の濃い、「黒胡麻豆腐」。



天麩羅はちょっと珍しい「長芋」の天ぷらで、かりかりの衣の中は、ほこほことろ～り。
長芋の天ぷらはあまり食べたことがなかったけど、これは美味しい♪



と、食べ初めているとお蕎麦が置かれる。



繊細な細切りの「せいろ」に比べ、田舎蕎麦は挽きぐるみの色が濃くやや太め。
どうどうとした蕎麦の姿に見入りながら手繰り上げると、ふわ～っと漂う、どこかチョコレートを思わせる香ばしい香り。



口に含むともちもちっとしたしっかりとした腰。
噛み締めて行くと、じわじわと穀物の味わいが広がり、何もつけずとも楽しめる。

するすると喉越しのいい、「せいろ」も美味しかったけど、
これもいいなぁ…

汁は、やや甘めのもので、この蕎麦だったら、私にはもう少し辛口の方が好みかな。
と、しっかりと噛み締めながら味わい頂き…

蕎麦湯を頂きながら、稲荷すしをも。



これも日替わりなのか、「今日の稲荷」は白胡麻稲荷。
中に混ぜられた胡麻が香ばしく、お揚げのふっくらと炊かれた味わいがしみじみとして美味しい。

と、二つ食べてしまったらもうお腹いっぱ～い



最後には、ちょこっとあるのがうれしい小さな甘味。
ずんだ餡のたっぷりとかかった白玉餅で、優しい甘みが食後にうれしい。

所々に飾りつけられた和の小物達に囲まれて頂く、お料理に蕎麦のうれしいランチ。
てきぱきとしながらも、始終笑顔で細やかに応対して下さる女将さんの心遣いも心地よく、いいお店だなぁ、としみじみと。

「水曜日には、ランチでもお席の予約もできますので…」
とお勘定をしながら言葉を添えて下さるのもうれしい。

ご馳走様でした～

「旨酒と蕎麦」と書かれているとなると…
一度、夜にも訪れてみたいなあ…


＊お品書き
やぶせいろ 800円、田舎せいろ 1,000円、とろろ、辛味大根おろし、黒胡麻汁 1,100円、胡桃入り白胡麻汁 1,300円、東北きのこ汁 1,500円、山久ランチ 1,100円
ビール 600円、日本酒 800円、焼酎 600円～


「旨酒と蕎麦　山久 Thank you」
～蕎麦は人と人とのつなぎ役～

目黒区自由が丘1-7-3
03-5701-1180
11:30～14:00 / 18:00～22:00
火曜定休　店内禁煙


2007年 7月28日　「山久ランチ」　せいろそば

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