あまり時間も取れないので、駅近くの「小菅」さんにお昼を頂きに


駅から下った坂の途中、思わずメロディーが流れてしまう「WEST」を過ぎた辺りに、ちょいっと目立たぬ地下に暖簾がかかってる。
目黒 「手打そば 小菅」
階段を下りて開けて入った扉の先は、昼丁度とあってほぼ満席。
ラッキーにも入れ違いに空いたテーブル席に通され、ほっと腰を下ろす。
ここでは頂いたことがない「かけ」を頂いてみようかな・・・などと思っていたのだが、前の席の男性が美味しそうにせいろを食べているのを見たら、やっぱり「せいろ」を頂きたい。
それと・・・、前回来た時にとても気になっていた、「ランチセット」のとろろご飯も頂こう♪
待っている間に、このとろろご飯を頼んでいる人がかなりいることに気づきながら、しばし待って私の目の前にも置かれた「せいろそば」。
小ぶりの丼にとろろのかかったご飯が置かれ、玉子焼きも添えられているのがうれしいな。
と、まずは、やっぱりお蕎麦から。
繊細なかなり細めの細切りの蕎麦は、ざっくりとした切り口が鮮やかな、穀物感あふれた姿。
手繰り寄せると強くはないが、ふわ~と日向の芝生のような香りが鼻腔をよぎる。
口に含むと、いかにも蕎麦という穀物を延し、それがこの蕎麦切りになったんだ、というのをしかと感じる、しっとりとした感触。たおやかでありながら、穀物感あふれた感覚が伝わるもので、これがたまらない。
と、初めはやや弱く感じた風味が、食べるに従い、次第に香ばしい風味を感じてくる。
その後には、香ばしさの後に広がる蕎麦の甘み。
ああ、やっぱり美味しいな~…と、しみじみと感じる「小菅」さんの蕎麦。
するするするっと頂いてしまい、まだ昼早いこの時間には、さらさらとした蕎麦湯を汁に注ぎいれると、まろやかでしっかりと味わいのあるもり汁が、す~っとのび、これが又旨い。
そして…、はじめて頂く、「とろろご飯」。
玉子と出汁があらかじめ溶かれ、きちんと味わいのあるとろ~っと粘りのあるとろろ。
上には、す~っと一筋、青のりがかけられている。
何もいらない、このままで完成されたとろろの味わい。
かけられた青のりの風味が又香ばしく、これも美味しい「とろろご飯」。
ううむ、こんなに美味しいとろろであるとなったら・・・、次回は「とろろ汁」か「山かけ」を頂いてみようかな
玉子は、甘みを控えた上品な出汁巻き。しっとりとした口辺りのもので、これもご飯によく合う。
お蕎麦にとろろご飯で、すっかりお腹も満たされ、ひと時だけど満足なお昼に。
ご馳走さまでした~
ここも、ゆっくりと夜に蕎麦前を頂きながら、訪れてみたいな~…
*お品書き
せいろ、かけ 800円、とろろ、なめこおろし 1,000円、錦そば、もずくそば 1,300円、鴨せいろ、鴨南蛮 1,400円、穴子天せいろ 1,600円、天せいろ 1,700円
(平日ランチのみ)とろろ飯、ミニカレー丼 300円、いなりずし 100円
「手打ちそば 小菅」
目黒区目黒1-5-16
03-3491-2132
11;30~15;00 / 17;30~22;00
日曜休
関連日記
2008年 5月 8日 穴子天せいろ
2005年 8月24日 夜にふらりとせいろそば
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最後の一文、とてもうれしいです。
これからもよろしくお願いします。
こちらのお蕎麦、やっぱり美味しいですね!
本当に、いつかこちらで夜を堪能したいと思っているところです。
私こそ、ですよー。
今度、調布の・・に、参加させて頂きたいななんて思っています。
ぜひ食べてみたいです。
いつも楽しみにしています。
いつも参考にしています。<m(__)m>
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