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    つれづれ蕎麦 
    豪徳寺 「あめこや」
    2008年03月26日 (水) 09:54 | 編集
    昨夜は、久しぶりに学生時代の友人と会うことに。
    だったら・・・と気になっていた、夜の「あめこや」に伺ってみようと、待ち合わせ niko.gif

    08-3-25y 店y

    夕方の買い物に急ぐ人々の波が途切れた頃あいに、通りに面してほんのりと明かりの灯ったお店は、とってもいい感じ。

    豪徳寺 「AMECOYA-あめこや-」

    一足先に到着していた友人はすでにビールを頼んでいたので、私も急いで乾杯~。

    08-3-25y ビールy08-3-25y きんぴら

    あてには、かわいい小鉢に盛り付けられた大根のきんぴら。

    久々に会う友人だが、すぐに話が盛り上がる。やっぱり学生時代の友人はいいなぁ~futt.gif、と感じ入りながら、頼んだお料理の数々。

    まずは、前回訪れた時から気になっていた、「木村さんの長芋」の「味噌漬け」。

    08-3-25y 病も

    サクサクとしながらも、長芋独特のねばりがよく、味噌の風味が染みてこれは美味しい。

    そして、春らしく「春の山菜の天プラ」。

    08-3-25y てんぷら

    タラの芽、ふきのとう、こごみ、博多蕾菜(つぼみな)。
    薄い衣でからっと揚げられたとても美味しい天ぷら。ほんのり感じる春ならではの苦味が、何とも言えない。初めて食べたつぼみなは甘みがあり、これがとっても美味しい。

    そして、「筍」の文字を見たら、素通りできない私がリクエストした、
    「筍と合鴨つくねの炊き合わせ」。

    08-3-25y たけのこ

    上品な出汁で炊かれた筍は、独特の歯ごたえがあり、ん~美味しい
    添えられた京にんじんに、合鴨つくねは軟骨が混ぜられていて、コリコリとした歯ごたえが楽しい。とても上品に作られている一品で、あまりに美味しく出し汁まで頂いてしまう。

    もう少し何か頂きたくて頼んだ、「おすすめメニュー」の中に書かれていた一品、
    「海老しんじょとレンコンの挟み揚げ」。

    08-3-25y 海老しんじょう

    しゃきっとしたレンコンに、ぷりっぷりの海老が贅沢に詰まったしんじょ。これも軽やかにさくっと揚げられたのが非常によく、絶品の一品。いやぁ、こちらのお料理のレベル、どれも高い・・・wao.gif

    08-3-25y 品書き408-3-25y 酒

    落ちつたところで、お酒をも・・。
    やっぱりまずは、好みの「鳳凰美田」に、「飛露喜」を順番に頂く。ヨーヨーを思わせるガラスの猪口がかわいらしい。

    お酒に合わせたくて、頼んでしまったのが、前回いたく気に入ってしまった、
    「アボガドとくりーむチーズのおかか和え」。

    08-3-25y アボガド

    やっぱりこれ大好き

    と、すっかりこちらのお料理のすべてに満足したところで、石臼挽き自家製粉に変えたとのことで、楽しみにしていたお蕎麦をも・・・。
    二人で改めて何にしようと、品書きの蕎麦のページを改めて吟味すると、さらに豊富になったメニューにしばし悩んでしまう。
    今までの定番の冷たいお蕎麦に、温かい蕎麦、その下には「二種のもり蕎麦」なるものまで加わり、さらに珍しい「ごまねぎそば」に、「福島産青さべっこう海苔そば」、「蛤そば(温・冷)」・・・。

    悩んだ挙句、二種もりと迷ったが、初めて見る「青さべっこう海苔そば」を頼んでみることに。

    08-3-25y 海苔汁アップ

    頼むと程なくして、まずはほかほかと湯気を立てた、真っ青真っ黒の海苔汁が出される。一口頂くこれが、お、美味しい~っlove.gif
    青さにべっこう海苔の磯の香りいっぱいの香ばしさ。その根底にはこれも丁寧に取られた出汁がきれいに引かれ、非常に旨い。これはいい!

    08-3-25y くるみ汁

    一方彼女が選んだのは「くるみ汁」。
    泡立てられたような見るからにクリーミーな胡桃汁で、これもとても美味しそう。後でちょっと頂いてみると、やさし~い甘みに胡桃独特のコクのある風味が広がり、これもとても美味しい胡桃汁。

    と、お汁が並べられたところで、かわいらしい奥様が、にこにことしながら、
    「せっかくですので、お蕎麦、二種お出ししますね」。
    と。これは、なんって、うれしい onpu.gif
    ということで、まずは「福井大野」のお蕎麦が、それぞれ二人の前に置かれる。

    08-3-25y 海苔汁

    笊に盛られた大野の蕎麦。艶々と輝く、切り幅、長さにもムラのない、丹精な細切りの蕎麦。

    08-3-25y 大野

    手繰り寄せ口に含むと、心地のいいしなやかな腰。大野にしてはやや香りは穏やかではあるものの、噛み締めると香ばしさが、ふわりと漂ってくる。

    08-3-25y 大野アップ

    そのままでも美味しいお蕎麦だが、このべっこう海苔汁に絡め頂くと、細切りの蕎麦によく絡み、これが堪らない美味しさ。海苔の風味と蕎麦が融合した風味に、もう夢中になってしまう。

    そして、食べ終えた頃合に、二枚目「茨城 八千代」の蕎麦が置かれる。
     
    08-3-25y 八千代

    色の違いの分かる、八千代の蕎麦を手繰ると、これがとても芳しい。常陸秋蕎麦独特の甘みを含んだような穀物の香りが豊かに漂う。

    08-3-25y 八千代アップ

    しっとりしたたおやかな腰はそのままで、噛み締めるとこれもやはり味が濃い。これは・・、確かに数段美味しくなっている♪と、うれしくなり、これもそのままでも食べてしまいそう。
    と言いつつ・・・、やはりこちらでも、べっこう海苔汁とのハーモニーを楽しみ、様々な味わいに大満足 niko.gif

    最後には、サラサラとした熱々の蕎麦湯を注ぎいれ、このべっこう海苔汁を頂くと、上品で極上のお吸い物を頂いているかのよう。
    すぅ~っと、体に染み渡り、飲んだ後の胃に優しく行き渡る。

    お料理の美味しさ、そして最後に頂けた美味しいお蕎麦に、大満足の夕餉に。
    始終、にこやかで柔らかい対応をして下さる若奥様もとても心地よく、後ろで時折話しかけてくださるご主人もりりしくとても素敵な方・・・heart.gif

    しみじみと、このお店が自分の沿線にあったらなぁ~と思いつつ・・
    ご馳走さまでした~hahha.gif

    今度は・・、噂の(?)「かけそば」も頂いてみたいな・・・niko.gif

    Jちゃん、ありがと~niko.gif

    *お品書き
    長芋の味噌漬け 380円、春山菜の天ぷら 600円、筍と合鴨つくねの炊き合わせ 700円、海老しんじょとレンコンの挟み揚げ 680円、アボガドとクリームチーズのおかか和え 450円
    ビール 450円、鳳凰美田、飛露喜 700円~

    二種もり 880円、胡桃汁そば、青さべっこう海苔そば 850円、鴨汁そば 950円、蛤そば 1,000円など


    08-3-25y そばの実
    「AMECOYA - あめこや -」

    世田谷区豪徳寺1-46-14
    03-3439-3602
    17:00~23:00
    月曜、第一火曜定休
    お店のHP

    前回の訪問





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    コメント
    この記事へのコメント
    こぐまりあんさん
    コメントありがとうございます。
    私もこちらのお店、近ければ・・、せめて沿線であったら、ちょくちょく訪れたいと思っているお店です。

    これからもよろしくお願い致します。
    2008/04/02(水) 10:16:44 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    はじめまして
    いろいろなところ経由で、こちらのブログにまいりました。
    私は29日に「あめこや」さんに伺いました。近所だったら通ってしまいそうなお店ですね。
    他のお蕎麦屋さんのエントリーもこれから見させていただきます。すごい情報量ですね。
    (トラックバックさせていただいたのですが、うまくいかなかった模様です。)
    2008/04/01(火) 12:31:20 | URL | こぐまりあん #W7IH3Ry.[編集]
    管理人のみ閲覧できます
    このコメントは管理人のみ閲覧できます
    2008/03/26(水) 14:46:11 | | #[編集]
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