入れば、まさに「ザ・蕎麦屋」といった、
年季の入ったテーブルが並ぶ古めかしい店内。

「はいっ、お客さんこちらにどうぞ～」
「次のお客さんはこちらに～」

ちゃきちゃきっとした女将さんがてきぱきと仕切り、
言われたテーブルに腰を下ろせば、
「今日のサービスは親子丼のセットですよ～♪」

歌うように薦める言葉に、皆そのセットを頼んでいるよう。
なんとなく私も、じゃ、それを…と頼みながら、

「あの、ご飯は…」　と言いかけただけで、
「ご飯は半分ねっ」　すぐに応えてくれる。

こういう注文をする人が多いのだろうか、
それとも、それだけご飯が多いのだろうか、
などと思いながら、ようやく落ち着き品書きを見れば、



成程、通常950円の親子丼が、今日は780円。



お蕎麦の種類も街蕎麦屋らしく、ずら～っと豊富。



さらに、壁に吊るされたボードには、
おつまみがずらりと手書きされ、



お酒もそれなりに種類を置いているよう。
居酒屋がわりにも使えるお店なんだろうなあ 、
などと見ていると…



「はい～、ご飯半分の親子丼～」
と目の前に置かれたお盆。



なるとの乗ったたぬき蕎麦は、（残念ナルトの向きが反対…）
出汁とか云々はない、ストレートな汁の味わい。



中の蕎麦は、つるつるとして腰はなく、
うーん、手打ち、、、なのだろうか 。



刻み海苔がたっぷりとかかった親子丼は…



鶏肉に刻んだナルトに椎茸も綴じられ、やや味濃い目。
しかも、半分とは言え、たっぷり盛られ…
こっ、これはちょっと食べきれなさそう～。

確かに、安くてお腹いっぱい。

ご馳走様でした～。

夜、居酒屋使いがいいんだろうな

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