花活けの仕事を終えると、有楽町線に乗り込む。
どうやって行こう・・・と思ったけど、とりあえず、「要町」で下車。
歩くこと15分くらい・・・?
ほんっとに、住宅街に入ってしまって、こんなところにあるなんて・・・と思いつつクリーニング屋さんの角を曲がると旗が見えてきた
あった・・・。これだ。
なんだか、上品そうな店構え。。
格式がありそうな。。
ただの蕎麦屋とはちょっと違う様な店構え。
和食のお店という雰囲気も。
なんとも味のある看板。
その横を通りすぎ、入っていくと、横に打ち場がある。
手打ちそば 蕎麦料理
「一久」
自動ドアの店に入ると、右側が小上がり。昼時はここが喫煙席らしい。
左側がテーブル席の部屋で、4人がけテーブルがふたつに、二人がけがふたつ。
あと、カウンターが4席。
テーブル席に腰を下ろすと、向かいにある和室の部屋との間に、坪庭があって、笹などが植えられたなんとも、芳しい空間が見える。
う~ん・・・風流。
部屋の隅々まで清潔に整えられていて、上品で質の良さを感じさせる。
部屋の隅には、達筆な筆文字で書かれた「一久」の色紙がさりげなくあったり、
季節の品書きが、半紙に書かれて貼られている。
「冷やしカレーせいろ」(辛さ抜群)どんなのだろうっっ
オリーブ色の壁にアンティック調のイス。どことなく、和風モダンな店内。
席に着くと、お品書きと一緒に、お茶と揚げ蕎麦が出される。
湯のみも上品でかわいらしい。。
ぼりぼりしながら品書きを見ると、蕎麦は二種類。
「せいろ」と「粗びき」
どっちも食べてみたい。。
「おかわりせいろ」(つゆ薬味なし)が、割安であるので、両方を頼んでみることに。
で、まずは「せいろ蕎麦」。
北海道の幌加内産の蕎麦粉で打った二八蕎麦。更科に近いような白っぽい細打ちのもので、瑞々しく輝いている。薬味は、わさびと丁寧に切られたねぎ。
口に含むと、しっかりしたコシに、冷水でしゃきっと〆れた蕎麦が心地よい。蕎麦の風味もほのかに香ってくる。
つゆは、ちょっと薄めな感じだが、蕎麦をじゃましない心使いか、それでいて出汁の旨さは出ている。
喉越しがよく、するすると入ってしまうのだが、私にはちょっと上品すぎるかな。いかにも、正統派の蕎麦という感じ。
で、次に「粗びき蕎麦」
一方こっちは、かなり濃い目の太打ちのもの。粗挽きの粉を混ぜこんだという、挽きぐるみの蕎麦で、粉のような粒子が表面を覆っている。
かなりの腰と太さで、かみ締めて味わうタイプなのだが、ぼそぼそ感は全くなく、表面はつるつるしているので、意外にするすると入っていける。こっちの蕎麦の香り、風味はとても濃いもの。
ただ、やっぱりつゆがちょっと薄いような気もしてしまうのだが。。
蕎麦湯は、適度にとろみのついた白濁したもので、おいしい。。
ふぅ~・・・と、一心地ついたところに。。
「女性のお客様にサービスなんですよ」
と、蕨もちまで
これがふわふわで、黒みつときなこがとてもおいしいもの。
こういうのって、なんだかすごくうれしいっ
最後の最後まで、とても丁寧な接客に、気持ちもいいお店。
だんだんと、近所の人たちがひとりふたりと、店に入ってくる。。
休日なんかは、さぞかし賑わっているんだろうな~。。
豊富なメニュー、お料理。。
もしかしたら、このお店は蕎麦だけより、もっといろいろ楽しんだ方がいいのかもしれない。
でも、こういうお店が近くにあったら、やっぱりすごくうれしいだろうな。。
女将さん・・・、今日はごちそう様でした~。。
さあっ、帰りは「千川」に歩いてみよう。。。腹ごなしっ
*お品書き
せいろ 735円、のりかけ 893円、粗びき 945円、ごまだれ 945円、つけとろ 1,050円、
小海老天あられ 1,785円、鴨汁せいろ 1,470円、 宇兵衛蕎麦 2,100円
おかわりせいろ 473円、おかわり粗挽き 683円
つまみ各種 、お酒 黒龍、竹露など
手打ちそば 蕎麦料理 一久
豊島区高松3-5-17 03-5966-0075
11:30~15:00 17:00~21:00 水曜、第1,3火曜休
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瓦蕎麦というのもあったのですね。。メニューが多かったので、多くの人に対処できそうで、住宅街にあるお店だとうれしいところだと思われました。
そうかぁ、たまに池袋に出没するわけですな・・・、実は、そこって、ふつ~宅から徒歩2分くらいなんですよ、昨日の昼前なら家に居たのだが・・・、そこは豊島区の外れで、ウチは板橋区の外れ、再訪は不明ですが、交通手段は池袋駅西口から国際興業バスの池02か03で南町住宅前下車徒歩2分というところかな、地元密着風でも夜は運転手付きで黒塗りの車が止まってたりします。誰か来て昼飯にというときはまぁ安心して行ける店です、瓦蕎麦というのもおすすめ
そこから千川に歩くと駅の近くに安曇野という店があって悪くない、東上線の大山に向かって5分くらいで例の「いちご庵」かな
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