池袋東口を出て、三越の横をずっと下り、高速道路の丁度高架下にあるビルの地下。
べたべたと張れれた品書きは、魅力的なものばかり…。
本館の反対側のビル。
ビルの入り口横に置かれた看板に従って、地下へと。
池袋
「饗旬堂 坐唯庵 べっかん」
階段を下りると、ドアがあり、ちょっと暗めの様子におずおずとそれを開く。
これが…、想像していた空間と全く違い、ちょっとためらう。
和風というか、モダンな感じかと思っていたそこは、ツールの高いイスや丸テーブルが入り口に置かれ、奥に伸びたカウンターは無機質なシンプルなもの。さっぱりとした白壁は、カフェバーのような雰囲気をも感じさせる。
だが、その奥にいくつか並ぶ4人がけのテーブル席は、しっくりとくる居酒屋仕立てのもので、そこを選んで腰を落ち着けると、これもまたあり・・のような気がしてくる。
まずは…、
宮崎の焼酎「松露」の黒糖を水割りで。
彼女は、同じものの芋をロックで頂く。
焼酎のラインナップも珍しいものが揃っているなぁ…。
お通しには、うれしい「たけのこのキンピラ」。
これっ、おいしいぃ~♪
広げる品書きの多いこと、多いこと。
しかも300円からの小鉢から揃っているのが、少人数や一人できた時なんかうれしい。
中からまずは、「出し巻き玉子」に「タラの芽の天ぷら」。
海苔と葱が混ざった出し巻きは、甘さを抑えた出汁の利いたものでお酒にぴったり。天ぷらの揚がり具合もよく、うんうん、お料理も良さそう~
焼酎以上に豊富な品揃えの日本酒に変えて。
まずは、「利き酒」セット。(クーポンで頂いちゃった♪)
切子のグラス3つに注がれて出された3種のお酒も、ちょっと珍しいもの。
二人で分け合って頂きながら、お料理を追加。
「煮穴子」は、ふんわりと煮られた穴子がやさしい。味付けもよく美味しい一品。
「ネギま(マグロ)の子鍋仕立て」は、ぐつぐつしながらテーブルに出される。鍋仕立てのマグロも、とろりとしたネギも美味しく、これはいいなぁ~。量も二人で丁度いい。
さらにお酒も追加して…、「宗玄」や「霙もよう」などなどを。
頼むお酒は、片口で出される。このお酒がおいしくって
「絶対オススメ!」と書かれている
「〆サバ」を。
これも自家製らしく、レアな身を口に入れるといい具合に乗った脂がじわっと溶け出す。
いいねぇ~…
あまりにも品書きが多くて、うれしく迷いながらも、とっても気になってしまった「酒盗玉子」。
わおっ。そのまんま…の、半熟玉子に酒盗が載せられたものだけど、これが美味しくないわけがないっ。このアイデアもおもしろいなぁ… 。
「きゅうり一本漬け」も、まるごと一本の胡瓜に、味噌が塗られて出される。
どれもこれも、アイデア豊富なお料理で、そのどれもが美味しい。
これは…、かなり気に入っちゃう まだまだ頼んでみたいものがたくさん。
すっか~り、お酒もお料理もゆっくりと時間をかけて楽しみ、最後にお蕎麦を。
蕎麦のメニューもまたユニークなものばかりで、想像できないものまで…。
「穴子とろろそば」や「五目田舎納豆そば」、「黒胡麻鶏だし蕎麦」なんて美味しそう~♪…と、見てると、「豊満コク濃肉踊蕎麦」??やら「四川坦々麺」なんてのもあって、ちょっとびっくり。
「すっぴん蕎麦」(もりそば)…とも思ったけど、せっかくのこの珍しいお蕎麦を食べてみようと、私は、「釜揚卵蕎麦(温)」を頼んでみる。
丼には、たっぷりのトッピング。
青菜に大根おろし、それにたっぷりの大好きなシラス干し。それにこれも、ひょんなアイデア?の鶏そぼろをも盛られている。
具を掻き分けて手繰る蕎麦には、濃厚そうな卵がからまった田舎蕎麦。
釜揚げ…とのことで、ほんのり暖かい。
挽きぐるみのもっちりした田舎蕎麦は、腰もしっかり。
卵がからまり、まろやかなコクが加えられ、これはなかなか
また面白いのが、スープが別に添えられること。
一方、友人はチャレンジャーにも「四川坦々麺」。
温玉が載った、ちょっと辛そうないかにもいかにも、の「坦々麺」。知らなかったら中には、中華麺が出てくるとしか思えない~。
ちょっともらった、汁は胡麻が利いた美味しい坦々汁。
友人曰くは、意外にも蕎麦に合う、とのこと。
これは、ますます他の珍しい品書きの蕎麦を試してみたくなってきちゃう。
いやはや、すっかり長居して、よく食べ、よく飲んだなぁ~。
花番さんの対応も気持ちのいいものだったし、何よりもこの豊富な料理に、お酒、そして珍しい蕎麦に大満足。
ご馳走さまでした~
一人でもぷらりっと来れそうな雰囲気もいいし、何より中休みなしの年中無休♪。
又、ぷらっと訪れてみようっと…
それにしても、今日は楽しかった♪
*お品書き
出汁巻き玉子、酒盗玉子、きゅうり一本漬け、からすみ一切れ等 300円、タラの芽の天ぷら、煮穴子、〆さば 等 500円、ねぎまぐろの小鍋仕立て 800円 など料理かなり豊富
すっぴん蕎麦(かけ、もり)500円、釜揚げ卵蕎麦 750円、五目納豆田舎せいろ 850円、穴子とろろ蕎麦 950円、四川坦々蕎麦 850円、黒胡麻鶏出汁蕎麦 850円、鴨何胡椒せいろ(鴨汁) 950円など
焼酎、日本酒各種(豊富)400円~
「饗旬堂 坐唯庵 べっかん」
豊島区東池袋1-30-12
03-3986-1955
11:30~23:00(L.O)
年中無休
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ここは、昼蕎麦屋酒にはもってこい!のお店です。しみじみ。
もちろん、ここもオススメですが、
池袋周辺には、まーだまだいっぱいありますよ~♪
池袋駅周辺ですとyukaさんの一押しは
こちらになるのでしょうか。他にもお気に入り
蕎麦屋はあるのかな。
やめられません(^^;;
「あめこや」さん、羨ましいです。
年内に行きたいなぁ、行けるかなぁ~・・・
以前は、外資系の会社で時間は好き勝手に出来たので、昼下がりに抜け出して、まつや、本むら庵@六本木や室町or赤坂砂場に顔出しできたのですが・・・。
今は、汐留で、よし田や布恒更科もさらしなの里も近いのに、行けない。
でも、28日の仕事納めの夜は、「あめこや」予約済ですが・・・。
カラスミもあるし、何しろ、中休みがないので、昼から飲めるんですよ(^^;;
私も又、
飲みに・・、食べに・・、そしてお蕎麦を頂に行きたくなってきてしまいます。
日本酒の品揃えは、抜群。どれから頼もうか悩むほどの、品数。で、飲んで、食べて、蕎麦を頼むと、太くて短いお蕎麦。
いわゆる、蕎麦打ちを趣味にされている方のお宅を訪問すると、ご馳走になるタイプ。
ちょっと不思議に思って、お店の方に質問。
「あの~、こちらは、お蕎麦屋さんなんでしょうか?」「いいえ、ウチは居酒屋で、お蕎麦に手を出しちゃった、という処です。毎日、○川が、お蕎麦を打ってます」。
ははは、イイ店だなぁ。
また、来ようっと!
サンシャインシティコンペティションセンターで
2005年の19回までやってたイベントなんすよ
毎年楽しみにしてたのに
なんの告知もなく2006年第20回は無し
毎年11月の第四週末にやってたのだが
商工会のHPのコンパスクラブを
毎日チェキしてるのだが・・・
知りませんでした~。
デパートでやってるものなんですか?
東武かしら、西武かしら・・
これ、よかったですよぉぉ♪
玉子とシラスがばっちりなのは知っていましたが、蕎麦も又、あまり期待していなかったのですが、なかなかよかったです。
ぜひ(^^)
あ、ハリハリ鍋もありましたよ~
蕎麦飲みし始める前だったので
蕎麦屋ってのーちぇっくだった
そー言えば毎年やってた
日本全国むらおこし展
去年やらなかったみたいだが
どうなってしまったのかっ
池袋行く機会ってそれくらいなので
非常に残念だ
「釜揚卵蕎麦(温)」先に食べられてしまいました。(笑)
どちらかと言うと個性派なので、
「お客を選ぶ」と言われるお店ですが、
美味そうじゃ。
行きたいなぁー。
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