平日の昼ちょっとすぎ、扉を入った店内は、
近くのサラリーマンに、近所の方々が和やかに集う、
夜とは違う活気が又心地いい 。



運よく空いたテーブルに腰を下ろし、
まずは、乾いた喉にビールをぷはっ。
充ての柿ピーがビールに旨い 。



充てはここでは外せない、
創業以来の糠床で漬けた「お新香」に、



さくっと軽やかに零れる「桜海老のかき揚げ」、



蕎麦屋ならではのメニュー「かつ煮」は、
所謂「カツ丼」の頭。



そば汁仕込の出汁に玉子がふっくら、
玉ねぎの甘みに椎茸の風味が染み
汁が染みたカツは柔らかく、トンカツとは別物の旨さ 。



ここでのお気に入り、
山形　「輝ら星の如く」も頂いて…、



久しぶりに、生粉打ちに田舎蕎麦も食べたい。



こんな時に嬉しい、両方盛りの「合い盛り」を 。



蕎麦は自家製紛、北海道雨竜産。

微粉で打たれた生粉打ちは、
コシがあるけど、ふわっとしなやか。
すぅっと鼻に抜ける香りに、芳ばしくとても甘い。
軽やかで食べやすく、ん〜美味しい 。



ややグレー帯びる「田舎」は、挽きぐるみの中太切り。
がっ、きちんと茹でられた蕎麦は重さ皆無。
玄挽きならではの深い香ばしさがあり、これも旨い 。



さらりとした熱々蕎麦湯で、もり汁を味わったら…、



前回伺ってからずっと食べたくていた、
お目当ての「みそけんちん」を 。



並々と注がれた熱々の汁は、珍しい味噌仕立て。
これがも〜う、優しく柔らかく滋味深〜く、
すすった途端に、思わずはぁ〜…。



蕎麦は熱々汁にもしゃんっとしたコシがあり、
この汁に蕎麦の風味が重なる旨さ。

しかも具沢山。
味の染みた大根に人参、ほことろの里芋、
さつま揚げに、豚肉まで入り、
手繰る毎に楽しく美味しく、これはまりそ〜う 。



お腹がいっぱいになったら欲しくなるのが甘いもの。
ふと目に留まった「そば屋の甘味」。



気になり、頼んだ初めて頂く「そばだんご」。



これが旨っっ 。
周りカリっと香ばしく、中はもちもちとろ〜りの、
まさかの揚げ蕎麦がき。



黄粉と蕎麦だけでも美味しい上に、
黒蜜をかけたらも〜う。
今まで頼んでなかったのを惜しむ程。

ご馳走様でした〜

今日も大満足の「小倉庵」。
来る度に思う、大塚に越したくなっちゃう

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