昼ちょっとすぎ、ほぼ満席に埋まる店内で、
運よく空いたテーブルに腰を下ろし、
冷たい蕎麦茶をすすり開いた品書きには、



「蕎麦は出雲から仕入れて毎朝手打ち」、
「お米も島根県の農家から直接仕入れ」
卓上に置かれている醤油も島根産 。



冷たい蕎麦に温かい蕎麦とあるけれど、
ここに来たらやっぱり「割子そば」 。


、
中でも、揚げ半がつく「割子定食」が魅力的。



私は「とろろご飯定食」に、彼は「カレー丼定食」を 。



蕎麦は朱塗りの割子に盛られ、
ぴんっと角立ち、細かなホシが散る、
出雲そば独特のグレーの挽きぐるみ。



きりりとした心地のいいコシに喉越しよく、
手繰る毎にじわじわと広がる甘み、
ここに汁をかけ、紅葉おろしで食べるのが出雲流。

あっという間に一枚ぺろり、
残った汁をもう一枚にかけ、
手繰るのも気持ちよく、あっという間に二枚目も空。
んー、「割子そば」、やっぱりいいなー 。



ほんのり濁った蕎麦湯で残りの汁を頂き、



ここの味噌汁がしみじみ美味しい。
すすった瞬間、思わずはぁ〜…





「とろろご飯」には鮮やかな黄身が盛られ、



醤油を垂らし絡めたご飯は、
最強のＴＴＫＧ（とろろ卵かけごはん） 。



「カレー丼」は、豚バラ肉のとろとろカレー。



カレーのい〜い匂いに誘われてちょっと一口。
「カレーうどん」も美味しい「やくも」さん。
円やかでコク豊かな和風カレーも旨っ 。



出雲のさつま揚げ、すり身の旨み豊かな「揚げ半」に、
白菜のお新香に、大根漬けも美味しく、
きれいに食べたらお腹もいっぱい。
台風に備えて大満足なお昼ご飯に。

ご馳走様でした〜

後ろの席では「王禄」で、
揚げ半、あごフライで一杯やってるご婦人二人。
いいなあ、又ここで蕎麦前もしたいな 。

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