今宵は残暑払いの蕎麦屋酒と、
予約を入れて向かったら、さかの急遽休業〜。
こんな時にうれしい、ふらりと入れる町蕎麦屋。
しかも、蕎麦はきちんと手打ち、
蕎麦屋酒も楽しい、久しぶりの「小倉庵」 。
大塚 「そば処 小倉庵」
ちらほらと何人かが静かに寛ぐ店内は、
昔ながらのほっとする蕎麦屋の風景 。
壁には、今は懐かしき黒板品書きがずらりと並び、
使い込まれたテーブルに椅子、小上がりと、
昭和にタイムスリップしたような心地になりながら、
まずは、ビールで乾杯〜。
お通しは柿ピー、これがいい 。
充ては、ずらりと並ぶ一品料理から、
創業以来の糠床、自家製「お新香」。
胡瓜に茄子、大根と漬かり具合もぴたり、旨いっ 。
「板わさ」は盛り付けが素敵、
ぷりっと弾力のある鈴廣の上蒲鉾 。
板わさには、やっぱりお酒と…、
ここでのお気に入り、
山形 「輝ら星の如く」 純米酒
お料理もテンポよく次々と、
さくっさくの「桜海老のかき揚げ」に、
そば汁仕込の「浅利の酒蒸し」。
焼き肉のタレがよく合う「豆腐ステーキ」に
最後は、ここでは初めての「蕎麦寿司」。
細切りの蕎麦に千切り胡瓜に胡麻が巻かれ、
すし酢が柔らかく、これ美味しい 。
「黒龍」純米吟醸、「八海山」大吟醸と盃重ね…、
蕎麦は、冷たいそばに温かい蕎麦と、
これもずらりと豊富に並ぶ品書きに、
お薦めメニューと眺め、それぞれ注文〜 。
一人は、王道「鴨南蛮」、
もう一つは、味噌とは珍しい「みそけんちん」。
気になり一口頂くと、味噌が優しく柔らかく、
うわあ、これめちゃ美味しい 。
そして、私はお薦めメニューの「てんぐそば」。
成程、かき揚げ天が具で「てんぐ」(笑)。
まずは汁を一口。
体に馴染んだ関東のかけ汁が、
飲んだ後に五臓にじわりと沁みる〜 。
蕎麦は、汁に浸ってもぴんと歯ごたえがあり、
するすると落ちる喉越しの心地よさ。
さくっさくのかき揚げが次第にほろりと汁に染み、
それを絡めた蕎麦は間違いのない旨さ 。
衣の染みた汁が美味しく、
気付いたらすっかり飲み干して…
ご馳走様でした〜
ほっこりと寛げる気兼ねのなさに、
気さくに楽しめる町蕎麦屋の心地良さ。
しみじみといいなあ「小倉庵」、又来よう 。

大塚三業地内 「日本蕎麦 小倉庵」
豊島区南大塚1-42-8
03-3941-8230
11:30~15:00 / 17:00〜20:30
水曜定休
出前あり(遠くは出前できません)
お店のHP
2,021年 6月20日 「芥子切り」に「カレーせいろ」
2019年 7月23日 楽しい蕎麦前「梅切り」「冷やしたぬき」「おかめそば」
2018年 3月23日 懐かしき昭和で新年度会「てんぐそば」
2015年10月19日 「山芋いくら」に治部煮風「鴨せいろ」
2015年 1月 5日 蕎麦前しっぽり、生粉打ち、田舎、鶏南にカレーそば
2012年12月 1日 寒晒し発芽蕎麦 「沼津百本会」祝賀会
2012年 7月 4日 しっぽりと蕎麦屋酒、「イベリコ豚の肉汁せいろ」
2011年10月21日 「今日の料理マニアーズ同窓会」
2011年10月14日 「温もり」に「けんちん蕎麦」
2011年 3月31日 「桜海老の掻き揚げ」、「春のてんぐそば」「田舎そば」「竹たま丼」
2010年 4月 6日 「雪割そば」に、「カレー南蛮」、「玉子とじそば」
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