が、途中の五日市街道の渋滞も伴ない、あきる野の温泉でゆっくりするには、やや時間が遅い。
今日はあきらめて、近場の温泉でのんびりすることに変更し、引き返す。
すっかりお腹もぺこぺこ 。あきる野のお蕎麦屋さんに行くつもりでいたので、何の考えもなく「どうしようか、お昼」などと話ていると、丁度信号で止まった交差点に、大きな「手打そば」の看板。
行ってみる?と、何度か見ていた看板のお店へ、今日は伺ってみることに。
立川「若葉町団地入口」の交差点から、看板の矢印に従って折れて向かうと程なく。通りに面して小さな間口のシンプルなお店にたどり着く。
立川市若葉町 「手打そば うどん おざき」
入り口に置かれている看板には、「頑固親父が営業中」の文字 。
ちょっとドキドキしながら、扉を開いて店内へ・・・。
入った店内は、非常に明るく、両側に整列してテーブルが置かれた、ちょっと町場の食堂のような朗らかな雰囲気。天井すぐのところにずら~と賞状が飾られているのが、ちょっと不思議な気持ちにも・・・。
「広いテーブルどうぞ~」とおばちゃんに声をかけられ、入り口すぐの4人がけのテーブル席に腰を下ろす。
この雰囲気にやや不安な気持ちもよぎったが、目の前に掛けられている大きな木片には、「これが本物の手打ちそば」の文字が書かれていて、どこか拘りをも感じてくる。
出されたお茶を頂きながら、さて、品書きを。
まず「お勧め」に書かれているのは、「十割そば 石臼びき(もり・かけ」。
その後ろには、六割そばと書かれ、いくつかの種物に、ご飯ものが書かれてる。片や十割に対して、六割っていうのも、ちょっと珍しい?。
などと思いつつ、なんだか花冷えのような陽気に、温かい蕎麦が食べたくて、中から「かしわ南蛮」を200円増しの十割ソバで作って頂くことに。
彼もつられてか、「肉南蛮そば」を六割ソバのままでお願いする。
待ちながら、テーブルに置かれたポットを見ると「PH 9.5 還元水」と書かれてる。
「身体にいい水です。どんどん飲んでください」の言葉がなんだかユニークで、飲んでみたくなりコップをもらって飲んでみると・・・、
これが美味し~い、お水 。
思わず一気飲みしてしまいながら、周りを見ると、この水についてのポスターなどがところどころに貼られている。このお店のこだわりのひとつなのかな・・・ 。
と、お水を飲みつつ待っていると、程なくして小皿に漬物が添えられ、「かしわ南蛮(十割ソバ)」が運ばれる。
ほかほかと湯気を立てた「かしわ南蛮そば」には、なるとが載せられ、その風情はなんだか田舎で頂くお蕎麦のよう。
まずは一口、お汁を頂く。ふんわりと出汁の漂う、やや甘めの優し~いお汁。濃すぎないのがうれしいお汁は、す~と身体に馴染んでくる。
お汁に満足しながらお蕎麦を手繰ると、ちょっと太めの挽きぐるみの田舎蕎麦。けっこう太さがまちまちだが、返って手打ちの良さを感じさせ、素朴な風味の蕎麦が美味しい。
温かい汁の中でもダレず、むしろ穀物感が引き立ったような感じで、これは温かい蕎麦で頂いたのは正解だったかも、などとも。
乱切りにされた鶏肉も、ふわりと柔らかく、鶏の旨さのあるもので、これも美味しい。
しかも、かなりしっかりの量のお蕎麦に、すっかり頂くと、お腹もいっぱいのとっても満足した気分 。
一方、彼の六割蕎麦の「肉南蛮そば」。これもデフォルトでの見た目は、似た感じ。
六割と十割を、ちょっとお互いに食べ比べると、風味は似た感じだが、さすがに六割、十割の素朴さに比べ、こちらの方がかなりなめらか。私はやっぱり十割のお蕎麦の方がいいなぁ、と思ったのに対し、彼は、むしろこっちの方が好きとのこと。
よかった、よかった
すっかりお蕎麦を頂いて、添えてだされたお漬物を頂くと、これが又美味しい
しっかりと糠で漬けけられたお漬物で、きゅうり、大根、たくあん、それぞれすべてが美味しく、これにも大満足。
親しみやすいおばちゃんの応対も温かく、なんだか田舎にある一軒屋のお店で感じるような、ほのぼのとした空気もなんだかほっとするよう。
前のテーブル席では、近くの病院から、一時外出をして食べに来られているようなお客さんがおばちゃんと、親しげに話をしている。地元でしっかりと愛されているのが伺え、なんだかほっと暖かな気持ちにも・・・。
思いがけずに入ったお店だったけど、大満足。
ご馳走さまでした~
ところで、どの人が頑固親父だったのかしらん~・・・
*お品書き
十割そば(もり、かけ) 700円、
もり(六割) 500円、ミニきつね、ミニたぬき 300円、きつね、たぬき 600円、カレー、おかめ、かしわ南蛮、肉南蛮、卵とじ 700円、ちから、釜揚げうどん 800円、鴨なんばん 900円(それぞれ十割は200円増)
卵丼 700円、親子丼、ミニ天丼、ミニとろろ丼 800円、天丼 1,200円
さつま揚げ、自家製おしんこ 200円、板わさ、天盛り、そばがき 600円、
グラスビール 100円、生ビール、大関 500円、冷酒 700円、蕎麦湯割り 200円
「手打そば うどん おざき」
立川市若葉町3-54-5
042-535-3016
11:00~19:00 休憩時間なし
無休
禁煙 Pあり
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こちらの温かいお蕎麦が、又しみじみといいので、お勧めします♪
行きました。ちょっと値段は高めですが、まずまずのお味。とろろ蕎麦を頼んだのですが、ツユが無くなって、そば湯をそのまま飲んでたら、ツユを持ってきてくれました。助かりました。また行きます。
このお近くだったんですか・・・。
なんだか、地域にとても密着したお店と見受けられました。よかったです。
量、そうそう、かなりしっかりとした量で・・・。んー、120g以上は絶対あったと思います(^^;;
でも、看板に書かれていた「頑固親父」の文字は、かわいらしいユニークなものでしたよ~。
なんか寒いですよね、
こいうときは、あったかーい物が食べたくなっちゃいます。
そうそう、ご主人とお話できるチャンスがあると、とても楽しいです。私も毎回とはいかないけれど・・・(^^;;
さて、佐藤さん?
私はまだ聞いたことがないのですが、ちょっと悲しいお話ですね・・・。蕎麦屋さんもかわいそう。事実でないことを祈ります。
若葉町団地の尾崎さんは、昔から地域に大事なお店です。
120gですと聞いていましたが、もっと量がおおいいですね。
お店で散々怒鳴られて這う這うの体で
逃げ出してくるようなお店じゃなくて
良かったですね
ってそんなお店は無いか
やっ!見てたら暖かいお蕎麦が食べたく
なってしまった
なんか花冷えで寒いですね
食べに行ったことのない店は、参考にしています。
食べる事はもちろん好きですが、蕎麦屋の親父さんと話すのは怖いようで楽しいです。意外と気さくな人が多いいような気がします。忙しいので毎回とはいきませんが、時間帯を選ぶと結構話してくれるんですね。
ちょっと気になったことを書きます。
何人もの方が言われたり、こちらから聞いたりもしました。
一昨年、昨年と雑誌の掲載で「佐藤蛾次郎が行く蕎麦屋探訪」という企画で掲載料7万円を振り込むという事があったそうです。その後にも別の企画で電話があった方もいました。
最近は、蕎麦屋開業本を片手に蕎麦コンサルタントと称して近寄ってきて、依頼すると他店舗見学と称してタダで飲み食いをして肝心のコンサルタントは本や雑誌に載っている事しか言わずに文句を言うと逃げるそうです。依頼自体を断るとネット(ブログや書き込み)で嫌がらせをするそうです。
蕎麦屋さんも、大変みたいです。
yukaさんは、聞いたことがありますか?
田掘さんにも又訪れたいです。
(これも無関係・・・)
なるほど、どおりで厨房の中にも見えなかったんです。その変わり、なかなかイケメンなお兄さんがいらっしゃいました(^^)。息子さんだったんですね♪
十割、細くなかったですよ~。
結構太めだったので、温蕎麦にもよかったです。もしかしたら、わざとだったのかしら?
> 「日の○」「国定教科書」
はい、ありました、ありました。あと陛下のお写真も(笑)
それはそうと、第一候補の6店が、気なってしまったりしています。
あ、
ご報告。。温泉旅館にしちゃいました~。。
(無関係ごめん)
関係なく、「頑固親父」は今は余りお店に出てないかも・・・
息子さん?らしい若い方がメインでやってましたね。
ナニを隠そう、ここも昼食タイムの第二候補(第一候補が
6店あって、次いで、という意味で)として重宝させていただき
ました。
私的には6割を温蕎麦で、というのが定番でしたね。十割は
やや繊細な切りであり、香りが些か・・・対して6割は太くて
寧ろ手打ちっぽい。
親父さんは当地の町内会の会長さん的存在でしょう。
「青少年育成」みたいな。
「日の○」「国定教科書」なんかには違和感無かったですか?
(別にどーでもいいけど)
お隣の一種の外科的な病院は、彼地ではかなり評判が良かった、
でした。
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