ゆっくりと料理のサンプルを一つひとつ眺め…
入口を入れば、すぐ横には立派な石臼が回ってる。



デパートであっても、きちんと自家製粉手打ちそば 。

すぐに空いていたテーブルに通され腰を下ろせば、



テーブルには誘うように置かれた「季節のお酒」



でも、「堀井」さんに来たら、やっぱりこれ 。



「名倉山」純米吟醸、今日は暖かいので冷で。
添えて出された、くたりと炊かれた昆布がしみじみ美味しく、



立川だけの「お昼の膳」が魅力的だけど、既に売り切れ。



一品料理の品書きから…



お願いしたのは、「自家製漬け物」
ささやかな盛りだが、一人で頂くにはこれで十分。
きちんとした美味しい漬け物で、ゆっくりと盃を重ね…



桜切り、がお目当てだったのに、品書きは「よもぎ切り」
お聞きすれば、なんとっ…
桜切りは昨日までで、今日から「よもぎ」になったそう 。

「さすがに桜も散ってしまったものですから…（＾＾；」
の言葉に、確かに言われればその通り。
桜切りが頂けないのは残念だけど、
堀井さんで、「変わり蕎麦」はまだ未食。



せっかくなので、「よもぎ切り」を頂こう



ふわりと盛られた蕎麦は、透け透明な繊細な佇まい。
その中に緑の破片が混ざり、初夏を思わせる清々しさ。



手繰り上げれば、ほのかに広がる、「蓬」の香り。
口にすれば、ぷりぷりっというよりは、
ほろろっと解けるように優しく、軽やかな食感。

更科の甘みがほろ～と広がり、そこに優しく混ざる蓬の味わい。
うん、うん、これもいいな…。



熱々蕎麦湯はﾅﾁｭﾗﾙなもの。
もり汁は出汁が利き、これもきちんと美味しく…

ご馳走様でした～

中休みなしのデパ蕎麦ならでは、
こんな時間でも、お客さんは後たたず。
立川で、貴重な一軒だなあ 。

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