やや、込み入った場所だけに、その道のプロの友人が車を出してくれるとのうれしい申し出を受け、っ電車に乗り込み向かう。
・・・が、着いた頃は、ちょうど昼時。
まずは、腹ごしらえ、と、駅近くのお店でお昼を頂いて行くことに 。
小田急線相模原駅目の前を通る、ごちゃごちゃとした商店街の路地の中程。
ゆっくりと進んで行くと、お目当てのお店の看板が目にはいる。
やや年月を感じる黒木の門構えに、さりげなく下ろされた白い暖簾。
歩いていてもふと目を引く、禅味さ漂う、素敵な店構え・・・
相模原 「山野海菜 そば古趣 つる家」
暖簾の下にそっと置かれた「ランチメニュー」の品書きに目を通しながら、暖簾をくぐる・・・。
暖簾をくぐると、これが又素敵。
まるでどこか野の里のお店に来たかような、ほのぼのと草花が植え込まれたアプローチ。
この景観だけで、すっかり心ときめかせながら、さらに入り口へと・・。
と、アプローチの行き当たり、扉横の壁には、きちんと「本日の蕎麦」と、産地が貼られている。
ふむふむ・・・
今日のお蕎麦は、
「島根在来種と九州」とのブレンドとのこと。
島根っていうのは、珍しいな~・・・
と思いながら、扉を開く。
すぅ~っと涼しい空気が肌に心地いい。
コンクリ打ちっぱなしの壁に、無造作に置かれた木のテーブル。
通りに面しているにもかかわらず、植え込まれた木々が大きく開けた窓からいっぱいに望め、まるでどこかの高原の喫茶店にいるかのような、素敵な和モダンの空間 。
一目で、居心地の良さを感じていると、すぐに
「いらっしゃいませ」
と、女将さん(かな?)が、出てきて下さり、中程の大テーブルに腰を下ろす。
出されたお水を頂ながら、置かれている品書きを手にし、あれこれと吟味。
豊富な蕎麦のメニューに加え、ご飯もの、お料理もなかなか楽しいお品書き。
ふっと横を見ると、壁には黒板に手書きで、日替わりのお品書きだろうか・・・、書かれていて、なかなかこれは楽しそう♪
などと思いながら・・・、
お店の前に出ていた、天ぷらに小鉢2つに蕎麦の「そば膳」が気になり、女将さんに
「結構、盛りだくさんみたいだけど女性でも食べられますか?」
とお聞きすると、
「大丈夫、大丈夫 。皆食べてるよ」
と、気さくに答えて下さったので、私はそれをお願いすることに・・・。
女将さんの、さばさばとした親しみやすい応対は、このお洒落な空間で、ほっとさせられ、なんだかうれいしな~・・・
と、ついでに・・
一応、一仕事終えてきたこともあり、わたしはビールもお願いしてしまう。。
生ビールのグラスのロゴはキリンの文字。
さらにうれしい、「これはお通しね♪」と出されたのは、しっかりとした板わさ二切れに、山葵漬け。
お酒だったら、これだけで飲めちゃうな~~
・・・と、ほっとしていると、お蕎麦は後で、と頼んだ、「そば膳」のお料理が目の前に置かれる。
おおおおお~・・・
な、なんて盛りだくさんっっ。。
書いてあった品書きより、ずっとずっと多いような・・・。
どれから頂こうか、と迷ってしまいそうな、ちょこちょこと盛られた小鉢の品々。
まずは・・・、ビールにとってもうれいしい♪、の「ポテトサラダ」から。
いかにも手作りとばかりのポテトサラダで、これは美味しい。
思った通り♪ビールが、ススムススム・・・
さらに・・・、盛り付けが面白い「インゲンの胡麻和え」。
ほとんど期待していなかった、「お刺身」は、しっとりとした美味しい赤身に、カンパチ。
さらに・・・、金沢を思い出す「車腑と茄子の煮物」。
こってりと、しかも上品に炊かれたもので、しみじみとした美味しさ。
(これは、ぜひとも日本酒に合わせたい・・・)
さらに、「若布の胡瓜の酢の物」に、「胡瓜と蕪のぬかづけ」、ちょいもりご飯まで付いてる・・・と、確認したところで、
ちょっと遅れて、揚げ立ての「海老と野菜の天ぷら」が出される。
しっかりとした身の海老に、かぼちゃ、シシトウ、ナスの天ぷら。
薄い衣がカラリと揚げられ、衣の香ばしさ、中の素材の美味しさを味わえる美味しい天ぷら。
同時に運ばれたのが、友人の頼んだ「穴子天せいろ」。
茶色がかった塩が添えて出されてる。
しかも、穴子がおっき~いっっ
見るからに、カラリっとした衣の穴子の天ぷらで、これも美味しそう♪
と、苦手なカンパチなど食べてもらいながら、ビールで美味しい天ぷらを頂いた時点で、お声がけでお蕎麦をも。
ん~・・・、これが残念
さすがにこれだけ盛りだくさんの「そば膳」だけあって、お蕎麦はかなり薄めのバーコード。
(もんもんじさん、ごめんなさい!、真似しちゃったっっ)
とは言え、蕎麦の欠片が表面を覆う、エッジの立った素敵な姿。
見とれつつ、手繰り寄せると、甘みを感じる穀物の香りが優しく漂う。
口に含むと、しっとりとした心地のいい腰加減。さすがにこの時期、強烈な風味まではいかないにせよ、かみ締めるとほのかに甘みが感じられる。のど越しの爽やかさ、そして、なんだかほっとするような美味しさを感じる蕎麦。
これは、いいな~・・・。
汁は、やや甘めではあるが出汁の香るまろやかなもので、蕎麦とのバランスもいい。
蕎麦だけで、汁にそっと絡め、と、あっと言う間に頂いてしまう。
ご飯はいらないから、このお蕎麦を、もっと食べたいよ~ん
などと思いつつも、蕎麦湯を飲みつつ、後に回したお料理をひとつひとつ頂くと、どれもきちんとした美味しいお料理。しかも、これ全部で1,680円とは、なんてうれしいお昼のご膳♪
と、さらに、夕暮れあたりにでも、お料理をいくつか頂きに訪れたらいいだろうな~・・・と、近くにあれば、と思ってしまう。
きっちり、きれいに頂き、お腹もかな~りいっぱいの満足な心地で、デザートのスイカを頂くと・・・
あま~いっ
(実は)今年初めて食べたスイカ。瑞々しくて爽やかな甘さたっぷりのスイカが、食後にとってもよくて、大満足
素敵な雰囲気のお店に、気さくな女将さん。
そして、美味しいお料理に、好みの蕎麦・・・。
又、訪れてみたい、としみじみと。。
ご馳走様でした~
今度は、お蕎麦も、たっぷり頂きたい、と心に思いながら、
又、訪れたいな~・・・。
*お品書き
せいろ 680円、天せいろ 1,400円、穴子天せいろ 1,500円、鴨せいろ 1,450円、とろろ 940円、おろし 850円、とり汁せいろ 940円、納豆そば 940円、冷かけにしん蕎麦 1,300円、冷やしたぬき 900円、揚げもちおろし 900円、かけ 680円、きざみ、玉子とじ 840円、山かけ 940円、かしわ蕎麦 900円、ざるカレー 940円、かき玉 800円、力 900円など
親子丼 850円、海老天重 1,100円、穴子天重 1,500円
焼き味噌 350円、板わさ、出し巻き 600円、天盛り 1,400円、ツブ貝わさび和え 550円、自家製鴨ロース 900円、おつけもの 500円ほか
「山野海菜 そば古趣 つる家」
神奈川県相模原市相模台1-12-5
042-744-1905
11:30~14:30 / 17:30~21:30
水曜定休 禁煙
Pお店の近くにあり
さてさて~・・・・ 、やっぱり、これに 決め!♪
Aさん、ほんっとにありがとうございました~
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でも、私も・・
お蕎麦をもっと食べたかったです(^^;
そば膳なんてうちの地元ブログで紹介したら
興味を覚える人はきっといます。僕ももうちょっと
蕎麦が食いたいんで、穴子天の方かなぁ。
ええっ、そ、そんなに~?
次回訪れたら、ぜひともそばがき、頂いてみます!
どれも美味しかったですが、特に鴨ロースと玉子焼きとそばがきが、最高でした
あのそばがきはやばかったです
なかなか好みのそばがきがない中、あれはやばかったな~
うれしくなっちゃう、お店ですよね♪
しかーも、こんなに盛りだくさん。
近くにあるお店だったら、これでたっぷりお酒も頂けちゃいそうでした。
あ、カンパチ?
す、すみません~
ブリ(刺し)カンパチオオトロ・・・と、苦手なもので・・(^^;;
西瓜、ね♪
なんでも、お肌にとおってもいいんですって(^^)
お蕎麦屋さんで飲む時の一品目じゃないっすか
えーっ!カンパチ苦手っすか
美味しいのにー
西瓜食べて無いな~
今日は西瓜買って帰ろうか
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