鋸南のお宿で、美味しい朝ごはん(伊勢海老のお味噌汁♪)を頂いて…
お目当ての竹の子を買いに、午前中には行きたいと早々に出発 。
海岸沿いの鴨川ー勝浦から、山道を大多喜に入ると、そこら中に竹の子の文字。
本当に、ここは竹の子の町なんだなあ…と、並べられた竹の子に目移りしつつも、
目指すは、前回買った、地元農家から豊富に集まる、道の駅「たけゆら」。
わっせわっせと、いくつか竹の子もゲットし、ほっとしたところで…
大多喜の竹の子の時は、絶対にセットで来よう、と思っていた、
これも今回の旅の目的の一つ、「ゆい」さんへ、お昼を頂きに
大多喜から養老渓谷へとさらに山道へ。
静かな細道を進んで行くと、ふっと置かれたかわいらしい「ゆい」の看板。
山並みの木々をバックに、ゆったりと佇む風情溢れた古民家に辿り着く。
千葉 大多喜 「手打蕎麦 ゆい」
ああ、この風情、周りに漂うほっとするのどかな空気…
ここは変わらないな~と、懐かしさを感じながら、庭の草木を眺め入口へと。
が、さすが人気のお店。
竹の子買いに夢中になっていたので、お昼も丁度のこの時間。
待っている人も何人かいる中、我々も並んで入口すぐの待合室で待つことに。
この手作りの椅子もいいな~、と貼られていた、
「ゆい」さんのお店が出来るまで、のフォトグラフィーを見ていると、
程なく、「お待たせしてしまってすみません」と奥様に暖かく迎えられる。
靴を脱いで入ると、ぴかぴかに磨かれた床の間が足裏に優しく、
上がった店内は、古民家独特の優しい空気が隅々まで満ちている。
ああ、この空間は、やっぱりいいな~
と通されたテーブルに腰を下ろし…
まずは、お勧めされた、車でもうれしい「キリンフリー」。
美しい切り子のグラスで頂く一口は、さらに美味しく途端にほっと…。
充てには、大多喜の湯葉との「湯葉刺身」。
珍しい、グレー色した黒大豆で作ったとの二色の湯葉が盛られ出される。
湯葉好きにはうれしく口に含むと、こ、これが美味っし~い
しっとりとした歯ごたえのある湯葉は、濃厚な大豆の甘みにコク。
白い大豆は甘みがダイレクトに広がり、黒大豆は香ばしいコクが加わり、
もう、すっかり虜になってしまいそうな、美味しい湯葉。
すっかり寛ぎ頂いていると、一時の賑わいも収まり、
静かなゆるゆるとした空気が、古木の柱の間を流れていく。
ご主人に奥様が、一目で気に入ってしまったという、廃屋だった古民家。
それを一つ一つ息吹を吹きかけ、こうして出来た、この素敵な空間。
長い年月を生き返らせ、古の良さが心に染み、いるだけで心に沁みるよう
シンプルな品書きの中から、お蕎麦は、前回頂いた天麩羅が美味しかったし、
「地元野菜と山菜」の文字が気になり、「野菜の天せいろ」を二人で注文。
程なく出されたお盆には、こんもり盛られた豪華な天麩羅。
高足の笊に盛られた蕎麦は、美しいほんのりと緑がかった端正な細切り。
角がきりっと立ち、艶々と光るこの美しい色合いに、彼までもが目を見張ってる。
この時期にこんな色合いの蕎麦が見られるとは…
とうれしく手繰り上げると、フレッシュな蕎麦の香りがふわ~り。
口に含むときちんと冷水で〆られた感触に、しなやかな腰が気持ちいい。
噛み締めると、ほろりとほどけるようにするりと落ちていく。
手繰り手繰り食べていくうちに、じわじわと濃厚な甘みが口いっぱいに広がり…
う~ん、これは美味しい…。
お聞きすると常陸秋蕎麦だそうで、独特の甘みをしみじみ感じるよう。
彼も、「うん、これは旨い…」と、ぼそっとつぶやき満足そう
一つ一つ名前を教えてもらったけど、覚えきれないようなたっぷりの天麩羅。
どれもが薄衣でさっくりと揚げられ、感触がとても軽やか。
こごみにのびる、ふきのとうにタラの芽、そしてウドに…
一つ一つ、味わいが全く異なり、食べるのが楽しい、山菜の天麩羅。
しかも、期待していましたっ、うれしい筍の天麩羅も
すっかり堪能し注ぎ入れる蕎麦湯は、濃厚白濁した風味ある美味しい蕎麦湯。
これもたっぷりと頂いて…
一日十個限定デザート、「蕎麦のくず餅」。
更科粉で作ったという和菓子は、さっくりとしてもっちりとろり。
カリカリっとした香ばしい蕎麦の実が混ぜられ、
さっとかけられた黒蜜が程良い甘みで、これも美味しい
すっかり心から堪能した、久しぶりに訪れた古民家で、もう大満足。
お忙しい中、人懐っこいうれしい笑顔を見せて下さったご主人に
気さくで暖かく迎えて下さる奥様の、素敵なご夫婦。
とっても暖か~い気持ちになりながら、又是非寄りたい…と、心から
ご馳走様でした~
大好きな大多喜の竹の子の里に、素敵なつながりができたようで…
幸せいっぱいで、やっぱり、お蕎麦はいいな~
石臼挽き自家製粉
「手打蕎麦 ゆい」
千葉県夷隅郡大多喜町小田代391-1
0470-85-0885
11:00~売り切れじまい
木曜 第三水曜定休
P有り、禁煙
お店のHP、ブログ
2008年 4月15日 「野菜天麩羅」に「二色せいろ」粗挽きに感動
お店に行く前に寄った、「大多喜たけゆらの里」道の駅
素敵な歌まである大多喜の竹の子が、ぞくぞくと運ばれて、どんどん買われてく~
私も取りあえず、今回はこれだけゲット でも、もっと買えばよかったな~…
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いいお天気だったので、養老渓谷ハイク気持ちよさそうです。
(温泉もいいし)
しかも、木戸泉までセットとは、さすがです(^^)。
季節のお蕎麦の「青豆豆腐のぶっかけせいろ」が美味しかった!
豆の香が豊かで、最後にそば湯で割ったつゆは豆乳汁のよう。
千葉の地酒の木戸泉もクイクイいってしまいました。
皆さん、バイクか車の方ばかりでした。
ぜひぜひ♪、そして、帰りに「たけゆら」で竹の子を買って(^^)
私も行きたい~。
輪切り干し??
そ、それも興味シンシン。
全く、今回、竹の子意外に眼中になかったです。今度見つけてみます♪
養老渓谷の方に入って行くところです。
えっ?その農家さんって、もしかしたら山口農園ですか?ゆいさんにお勧めされたんです。。
昨年、私も結婚記念日(2月)お出かけで房総に行った時、是非「ゆい」さんにも行きたいと計画してましたが・・・途中で大渋滞にぶち当たり、泣く泣く諦めたのでした。
電車でなんとか一人でも行ってみようかとは思うのですが・・・・
そちらの輪切り干し大根もいいのよ。
今度 農家の方と一緒に 行ってみますね。
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