1時を回った昼ちょっと過ぎの店内には、
女性に男性、年配のご夫婦などなど、何人ものお客さん。

洒落たお店が増えている中、
昔懐かしい昭和の感じは、気兼ねなく寛げ、ほっとする 。

すぐに出された冷たい蕎麦茶が美味しく、



早速置かれた品書きを手にとると…、
これだっ、「常陸太田の郷土料理！」と註釈のふられた、
「つけけんちんそば」（834円）

早速、迷わずこれをお願いしたら…
えええ～っ、残念すぎる。
丁度今、けんちん汁が無くなってしまったそう 。

これから仕込を始めるそうで、とにかく今は無理。

これが目的だったのに残念すぎるけど、仕方ない…。
それに…、野方の方々に人気だと言うわけで、それは嬉しい 。



気持ち切り替え、置かれた品書きを眺めるも…
頭は「けんちん」一色なので、NO IDEA.。

しばし眺めていると…、
先のお客さんに届けられるお盆から、
ふわ～り漂う、カレーのい～い匂い 。

ついつい吊られ…、「カレーせいろ」を思わず注文～。



再び、食欲そそる匂いをたたえ届いたお盆には、
たっぷりのカレー汁に、蕎麦と、半ライスが添えられて。



凛々しく端正に断たれた、二八の細切り。
仄かに、甘皮の欠片が透け見え…



口にすれば、キリっと〆られた腰に、喉越し軽やか。
爽やかな蕎麦の風味がきちんと広がる 。
食べやすく、しかもデフォで180ｇ、量もたっぷり。

開店して早2年、ずんずんお蕎麦美味しくなってるなあ。



そして…、熱々のカレー汁にとろりと浸せば…



ん～、旨いっ 。
どろりとして、もり汁の出汁ベースの、
蕎麦屋のカレーならではの良さたっぷり。



しかも、旬の茄子にズッキーニ、玉葱がたっぷりで、
口当たりはまろやかだけど、しっかりスパイシー。
はふはふ絡め手繰っていたら、あっという間。



まだまだたっぷりと残るカレー汁。
ご飯の上に、具をたっぷりのせれば、
これが、又美味し～い 。



具のなくなったカレー汁に、とろとろ濃厚蕎麦湯を注ぎ、
クリーミィーなカレー汁と共に頂いたら、
も～うお腹いっぱい 。

ご馳走様でした～

近々是非、つけけんちん、リベンジしなくちゃ。

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