せっかく池袋にいるので、と、ちょっと足を伸ばして「休日の蕎麦と温泉めぐり」に出ていた大宮のお店へ伺ってみることに。
大宮第二公園のほぼ目の前、住宅街の中に佇む、上品な一軒家屋のお店。
大宮 「手打蕎麦 椋庵」
扉を開け一歩踏み入れると、ぱあっと日の差し込んだ明るい店内。白木のゆったりとしたテーブル席、さりげなく置かれた調度品、隅々まで配慮が行き割ったような店内は、それだけで憩ってしまいそう 。
まだお昼ちょっと前、まだお客さんもいらっしゃらなかったので、窓際のゆったりとしたテーブル席に腰を落ち着ける。
「いらっしゃいませ 」と、お茶と品書きを出してくださる奥様の笑顔が、これまたとても気持ちがいい。
まずは・・、
仕事明けなので、ビールで喉を潤す。
お、恵比寿ビールはうれしいな。
品書きは、蕎麦屋の定番の品書きを抑えたシンプルなもの。
天ぷらが美味しいということなので、「天ぷら盛り合わせ」と、「出汁巻き」をお願いすると、「少々お時間がかかりますが・・・」とのことなので、「板わさ」もお願いする。
程なく出された「板わさ」。
山葵、山葵茎の醤油漬けが添えられた板わさは、厚めに切られたもので、しっかりとした歯ごたえ。噛み締めるとすり身の甘さが感じられる美味しい板わさ。又、この山葵の瑞々しさ、茎漬けの味加減、素材の良さを伺えるもの。
そして、続けて「出汁巻き玉子」も目の前に。
手作り感たっぷりの玉子焼きは、ほんのり甘めの味付け。白身の部分のプルンとした感触がおもしろい。
となったら、ちょっとお酒も・・・、と、「石鎚」の熱燗を追加でお願いしちゃう。
瓢箪型のとっくりに、美しいお猪口。
それで頂く「石鎚」の熱燗は、ふわ~と口当たりが優しく、これは美味しい♪
冷酒の品ぞろいも豊富で、うれしい限り。
と、お酒を頂始めたところで、丁度タイミングよく、天つゆと塩が添えられて、天ぷらが出される。
すごいっ、これは盛りだくさん
シシトウに京人参、舞茸に銀杏、見るからにかりっとした頭も添えられた才巻海老に、公魚が4尾。それぞれ二人で分けられるように数をそろえて下さる配慮がなされてる。
どの素材も薄めの衣で、さっくりと揚げられた天ぷらで、確かにこちらの天ぷらは非常に美味しい
形も美しい公魚の天ぷら。公魚ってこんなに美味しかったんだ~・・なんて思ってしまったほど。
さらに、「田酒」のお変わりをして、天ぷらに出汁巻きで、たっぷり堪能してしまう。
では、いよいよお蕎麦を・・・。
「せいろ」にしようかと思ったが、なんだか温かい汁が頂きたい気分。しかも鴨料理は頼んでいないので、今日は「鴨汁そば」を。
残りのお酒を頂きながら待っていると、お汁のい~い匂いが漂い、目の前に「鴨せいろ」が置かれる。
笊に盛られて出された蕎麦は、ほんの~り緑がかった丹精な細切りの蕎麦。エッジの立った蕎麦を手繰り寄せると、ふわかりと清々しい蕎麦の香りが漂う。
福井の蕎麦をつなぎ一割で打ったという蕎麦。口に含むと、シコっとした腰が心地よく、噛み締めるとじわりと広がる穀物の味わい。喉越しもよくするすると入ってしまう蕎麦。
まずはこれだけで味わい、さて、鴨汁をも・・。
きちんとじゃばらの切り込みのされた葱はとろっと甘く、一度焼かれた鴨肉は、さっぱりとして私好み。しかも、鴨の旨味が凝縮したふんわりジューシーな鴨つくね、これがたまらなく美味しい
しっかりと鴨の出汁の溶け込んだ、甘辛の鴨汁も申し分なく、蕎麦に浸して頂くといつまでも食べていたくなってしまうほど。
いやぁ、美味しい。
さらさらっとした、熱々の蕎麦湯を注ぎいれ、汁もすっかり頂いてしまう。
しっかりと鴨の出汁の溶け込んだ、甘辛の鴨汁も申し分なく、蕎麦に浸して頂くといつまでも食べて痛くなってしまうほど。
いやぁ、美味しい。
さらさらっとした、熱々の蕎麦湯を注ぎいれ、汁もすっかり頂いてしまう。
一方友人は、同じ鴨で揃えて(?)「鴨南蛮」。
ビジュアルは全く同じ?(笑)
一口頂いてみたお汁は、これもしっとり鴨の味わいが溶け込み、体にすぅ~っと染みていくもの。これも美味しいなあ・・。
終始、奥様のこれとない笑顔に、丁寧で温かいもてなしに、すっかり居心地の良さを感じ入ったひととき。こういう心温まる対応は、何よりもうれしい。
大満足な心地で、お勘定を。
「ありがとうございました」とわざわざご主人も顔を出されて挨拶して下さるのが、又とてもうれしい。
ごちそうさまでした~
お腹も心も大満足で、お店を後に。いいお店だなぁ~。
こういうお店が家の近くにあったら、いいだろうな、などと思いながら・・・。
帰りの電車は、やっぱり夢見ごこち。。
*お品書き
せいろ 840円、つけとろ 1,365円、鴨せいろ 1,575円、天せいろ 1,890円、かけ 840円、山かけ 1,365円、鴨南蛮 1,575円、天そば 1,890円
出汁巻き 630え、焼き味噌 420円、板 525円、蕎麦豆腐 525円、鴨柳川 1,050円、鴨焼き 1,680円、天もり 2,100円、蕎麦掻 1,050円
ビール 525円、熱燗(石鎚) 630円、田酒、白滝、礪泉、出羽桜、しど、大七、雪の茅舎、繁枡、天穏 840円~
「手打蕎麦 椋庵」
さいたま市見沼区大和田町1-221-4
048-687-0896
11:30~14:30 / 17:00~19;30
月曜定休 禁煙
お店のHP
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こちらがお近くなんて羨ましい…。
本当に気持ちがよく、
それでいて、蕎麦が美味しい。
なかなか伺えないのが、残念に思っているところです。
実家近くにおいしいお蕎麦屋さんを発見! と勇んでいたら、既にご訪問済みですね~。さすがです。
羨ましいです~。
大宮公園を散歩しながら、ほっと寄れたりできたらいいだろうなぁ、なんて思ってしまいました。
お蕎麦も、奥様の対応も、お店の雰囲気もとてもよかったです。
コメント、ありがとうございました(^^)
でしょ。近くなんです。自転車で行くのですが、思わずペダルに力が入ります。(笑)
知ってるお店が紹介されると、勝手にうれしくなります。
これは、飲んでって下さいね~って感じで、うれしい限りです(^^)。
天ぷらも、見た目以上の美味しさでしたよ♪
そうそう、「むぐらあん」・・・ふふふふっ(爆)
あ、すみませんっっ、「むくあん」です(^^)。
椋の木から取ったのでしょうかねぇ。
いやはや、たっぷりモチついてしまいました。
やっぱり、コレですよね~・・・
まさしく冬の食べ物。
今日はどちらで鴨南蛮を頂くのかしら・・・(^^)
思い出します。田酒とかも。
見るからにカラッと上がった天麩羅各種、良さそうです。
で、お店の読み方は「むぐらあん」?で宜しかったでしょうか?
横文字のお店よかよっぽどモチつけそうなんですけど...
これは美味しそうでげすな
ぶっとい葱がまた
明日のお昼は鴨南蛮かなぁ~
どこのお店に行こうかしら~
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