かわいい花番さんに迎えられ入った店内も素敵。



柔らかな風合いのアイボリーの壁に、
胡桃の木を使った温もりあるテーブル、
入った途端にほっとする空間 。



カウンターの中のご主人は、気さくでフレンドリー、
初めての緊張感も途端に消え、
まずは、恵比寿ビールをぷは〜 。



充ては「一品料理」の品書きから、



「寒ちぢみほうれん草柚子浸し」に、



「ヤリイカと菜の花のぬた和え」を 。



繊細な味わいのお料理にはお酒。



静岡　「磯自慢」　特別本醸造



…と、「蟹大丈夫ですか？（＾＾）」と、
嬉しすぎる、「せいご蟹」のサービス 。



さっとかけられた三杯酢の加減もよく、
ふっくらしっとりの蟹身に内子がぷちぷち。
口に運ぶ毎に、も～う悶絶～ 。



早速お酒もお代わり。
薄濁りのお酒はまるでカルピス。
新潟　「Kamosu mori」 純米吟醸　（苗場酒造）



お料理ももうちょっと「煮穴子」は、
しっとりと炊かれ、口の中でたちまち蕩ける、
これもうっとり級の旨さ



ほろほろと身が零れる鰊に、
そのお出汁をたぷりと吸った茄子の、
「鰊と茄子の炊き合わせ」と…、

さすが、銀座などで日本料理も学ばれたご主人、
どれもレベルが高く、とても美味しい 。



「ほそ川」出身、もちろん忘れず天ぷらも 。



見目も美しい 、
衣薄く軽やかに揚がった「ふきのとう」に、



「加賀蓮根」はしゃきっと瑞々しく甘い 。



「大椎茸」はホントに大きいっ 。



身厚でこりっとした歯ごたえに、
噛じった瞬間じわっと滴る濃厚なエキス。
こりゃ旨いっ



そして、ど～んと「穴子」の一本揚げ。
さくっとした衣に包まれた身はふっくらほわっ。

秋田　「一白水星」　純米吟醸
さらに熱燗を頂いて…



そろそろお蕎麦を頂こうと…、



暖かい蕎麦も気になるけれど、
まずは「せいろ」の二産地を 。



1枚目、埼玉県三芳産　みのり
石臼挽き自家製紛、十割で打たれた蕎麦は、
艶やかなグレーの中細切り。



新そばらしい新鮮な香りに、
きゅっと〆ったしっかりとした硬めの食感。

初めは淡泊だった味わいが、
時間が経つにつれ、じわじわと甘さが膨らむ、
これは、温かいそばでも食べてみたい 。



2枚目、群馬県赤城の深山そば。
こちらはやや細めに打たれ、
うっすらと緑がかる繊細な佇まい



きりっとしつつ、こちらは淑やか。
噛み締めた先から香ばしく甘く、
喉元からくっと込上げる香気といい、これは美味しい 。



ほどよく濁った蕎麦湯も風味豊か。
もり汁の旨さをじっくり味わい…、



やっぱり食べたい食後のデザート、
「蕎麦ブラマンジェ洋梨ソース」 。



ふんわりミルキーな蕎麦茶の芳ばしさに、
芳醇な香りが広がる、洋梨ソースがとろり。
はぁ～、幸せ～

お腹もいっぱい、美味しく楽しく、
素敵な宵のひと時に。

ご馳走様でした～

ご主人の気さくなお人柄も嬉しく、
開店早々にして、料理も天ぷらも蕎麦も見事。
これは是非、温かい蕎麦も頂きに来よう 。

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