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    つれづれ蕎麦 
    矢川 「素朴庵」 けんちん蕎麦
    2009年03月08日 (日) 22:55 | 編集
    先輩Oさんから、そろそろ「素朴庵」に新たに置かれるお酒が決まりそう、と聞き…
    ちょっと伺ってみましょうと相なり、再び「素朴庵」へ。

    09-3-5 そぼ酒5

    候補に挙がったお酒などをずらりと並べ、飲み比べをしつつ…
    「素朴庵・酒最終会議」と銘打って niko.gif

    矢川 「十割手打そば 素朴庵」

    これも美味しい、これがいい、こっちも…
    などと神妙に(楽しんで)頂きながら、おまかせで頼んだ奥様のお料理が運ばれる。

    09-3-5 そぼつけもの2

    珍しい「キク芋」に、胡瓜、蕪、茄子、山芋にゴーヤの美味しい手作り「糠漬け盛り合わせ」。

    09-3-5 そぼさしみ

    爽やかで甘みの濃い、「さらしな」の「蕎麦刺身」。

    09-3-5 そぼなのはな

    大多喜の菜の花で作られた「お浸し」。と、どれもがお酒にうれしいお料理の数々。

    09-3-5 そbごま

    それに大好きな、女将さん手作りの、茶巾型に作られた、「胡麻豆腐」。
    胡麻の甘みと香ばしい味が濃くまったり、これは本当に美味しい~

    と、Oさんの奥様、お嬢様もいらっしゃり、すっかり賑やかな夜の宴に。

    09-3-5 そぼすし

    そして、隣の方たちのコース料理の「蕎麦寿司」もおすそ分けで出してもらえる。
    程良い酢の味付けのされた蕎麦寿司は、中に鰊とほんのり甘めの卵が巻かれてる。
    田舎蕎麦で作られた寿司は蕎麦の風味が濃く、これは旨いっっ。

    そして、いつも一人だと頼みずらく(量的に)、このところずっと食べてみたいと思っていた「巣ごもりそば」。

    09-3-5 そぼすご

    カリッとした揚げ蕎麦に海老がごろごろ入った豪華な餡がたっぷりかかった一品。
    餡の味も上品で、野菜もたっぷりで、これはおつまみにもぴったり

    09-3-5 そぼたま

    焼きたてジュージィーな玉子焼きは、人数分に切り分けられて出される。
    持ち上げようとすると崩れてしまいそうな柔らか~い玉子焼き。

    09-3-5 そぼかく209-3-4 たまご

    最後の一品は、お嬢さんのリクエスト、「豚の角煮」。
    「玉子付きで」の声に、私がすかさず「玉子、2個で♪」と注文~。
    玉子の気味が溶ろけだすとろっとろで、味がしっかり染み、これはたまらない。

    すっかり満喫したところで、我々もそろそろ〆のお蕎麦を。
    Oさんご一家が、田舎蕎麦をお願いする中、これは冬の間に頂いてみたいと思っていた「けんちん蕎麦」を小でお願いする。

    09-3-5 そぼけん

    程なくして出された、こちらでは初めての「けんちん蕎麦」。
    これは面白い!
    よくあるけんちん蕎麦の姿とは全く異なる、彩鮮やかな京都料理を思わせる上品なけんちん。

    09-3-5 そぼけんあぷ

    普段よくあるけんちんの、ぶつ切りの大根や里芋、人参、葱…ではなく、しめじにエノキ、竹の子、豚挽肉が入り、さらに銀杏まで散らされている。
    これは美味しそう~heart.gif

    と、蓮華ですくうと、これがさらに驚く優しいとろみのついた餡仕立て。
    口辺りが柔らかい葛で作られた餡かけの汁は、すっきりとしてどこまでも上品。
    体に優しくしみじみと沁み入るような味わいで、たまらなく美味しい love.gif

    09-3-5 そぼけんたべ

    中の蕎麦は、この餡仕立ての汁に絡まり、蕎麦の香ばしい風味が濃い。
    穀物感あふれ、どこか優しさの出た蕎麦が、本当に美味しい。

    こ、この「けんちん蕎麦」、これは絶品 love.gif

    もっと早く食べていればよかった、と悔やまれる程の美味しさに、一滴残らず頂き、大満足。

    ほっとした頃には、他のお客さんも帰られ、ご主人奥様を囲んでの最終会議。
    ほぼ決定したお酒に、我々もひと心地し…
    これから、こちらで頂くお酒をさらに楽しみに思いながら、お店を後に。

    ご馳走さまでした~hahha.gif

    ううむ、この冬、もう一度この「けんちん蕎麦」は食べたいな~…

    O様、そして奥様、お嬢様、ありがとうございました niko.gif


    *お品書き
    もり 735円、田舎、さらしな 840円、二色 945円、三色 1,365円、掻き揚げ天もり 1,365円、とろろ、冷し山菜、おろし 945円、辛味大根、わさびぶっかけ 1,155円、かけ 735円、やまかけ、山菜、岩のり花巻 945円、けんちん 1,155円、豚角煮そば 1,260円、にしん、きのこ 1,050円、巣籠り 1,365円、更級そばサラダ 1,260円

    掻き揚げ、出し巻き 735円、山菜おろし、素朴煮、わさび芋、自家製塩辛、冷奴 315円、あみ茸おろし 630円、雑茸おろし、茎山葵、柔らかそばがき 525円、昆布と椎茸の佃煮 160円、いくらの醤油漬け 500円
    ビール 525円、お酒 420円、焼酎 420円



    09-3-5 そぼごち
    「手打蕎麦 素朴庵」

    東京都国立市谷保 6721-1 
    042-571-0019
    10:00~15:00 / 17:00~20:00
    月曜、第1,3火曜休
    店内禁煙 Pあり


    関連日記
    2009年 2月14日 「掻き揚げ」、「白雪」「田舎」の二色蕎麦
    2008年12月26日 尊敬するお方達との忘年会 「かけ」に「田舎」
    2008年10月31日 新蕎麦「田舎」、それに「きのこそば」
    2008年 7月25日 尊敬する御方と…「田舎」と「山かけ」
    2008年 5月28日 絶品「わさび芋」、「岩のり花巻そば」さらしなで
    2008年 4月25日 「多摩には蕎麦を」オフ会 皆さんと楽しい宴
    2007年12月28日 ひそやかに…忘年会
    2007年10月12日 「新旧田舎そば」食べ比べ
    2007年 6月22日 「半かけ」に「半田舎」
    2007年 4月 9日 「もり、田舎、さらしなの三色そば」
    2006年12月28日 「半田舎」に「かけ」
    2006年10月18日 新そばを堪能 「もり」に「田舎」
    2006年 5月 4日 退院して待ち切れず、松葉杖にて訪問
    2006年 1月20日 「もり」「いなか」それに、はじめての「かけそば」
    2005年11月30日 「三色そば」
    2005年 7月15日 「もり」「田舎」の二色そば
    2005年 4月 3日 「さらしな」と「田舎」の二色そば
    2005年 3月 9日 初めての訪問

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    コメント
    この記事へのコメント
    ソバツユ様
    食べ親しみ、冬となったら、かかせない「けんちん」なのですが、こちらのは初めてのタイプでした。
    美味しかった~~です(^^)。

    角煮の玉子は昔からありますよー。
    品書きに、「卵付き、ナシ」が選べるようになってて…。

    「武蔵野」、冷、常温、燗酒と変化しそう、いいお酒でした。(却下されてしまったけど…)。
    澤ノ井になるようです(^^)。
    2009/03/14(土) 21:43:00 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    けんちん いいなあ♪
    一度頂きたくなる「けんちん蕎麦」・・・・・・
    いやあ、此れは美味しそう、しかし、綺麗に平らげましたね!
    こんな食べっぷりでしたら、ご主人ジンと来たことでしょう。
    器まで舐めたかな(笑
    角煮の煮玉子って特注?以前ありましたか?

    麻原さんのお酒で未だ飲んでないのが武蔵野です。
    此処の蔵は大の気に入りで、何度通ったことでしょう。
    さて、どのお酒に決まったのでしょうね、興味深々です♪
    2009/03/14(土) 11:54:37 | URL | ソバツユ #tHX44QXM[編集]
    LB Hiro様
    遠いところからのコメント、ありがとうございます♪
    (今は夜ですね…)

    この蔵まで出ていたとなると、かなりすごいFestivalだったんですね♪。こちら、越生(埼玉)の小さな蔵のお酒で、私はこのネーミングがとても気に入ってしまいました。味わいもあり、しっかりとしたお酒で…。

    矢川の「素朴庵」さん、ぜひ。
    さらに「よしむら」さんのお近くだなんて羨ましい。吉祥寺も随分変わりましたよ~。

    又お帰りの際には、教えて下さい。
    コメント、本当にありがとうございました。
    2009/03/12(木) 07:40:06 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    はじめまして
    北米在住のLB Hiroと申します。
    一ヶ月ほど前、偶然yukaさんのこのブログを発見し、
    自分がそば好きの事もあり、
    ずっと読み逃げさせていただいておりました。

    ところで偶然なのですが、こちらで先週の木曜日に
    Japanese Feed & Sake Festivalというのが開催されたので、
    行ってみたのですが、非常に多くの酒蔵さんたちがブースを出していて、
    何百種類ものお酒を試すことができました。
    その中に一番上の写真にある武蔵野の酒蔵さんがいて、
    試飲させていただいたのですが、
    純米酒のしっかりした味わいがありながら、
    とても香りのよいお酒だったと記憶しています。

    またこれも偶然なのですが、以前このお店のすぐそばの、
    国立市役所の隣で仕事をしていたことがあり、
    とても懐かしく思うと同時に、
    矢川にこんなお店があったのを知らなかったことが
    とても悔やまれます。(涙)

    もし今度帰る機会があったら、
    まだ行ったことのない実家のすぐそばの”よしむら”と共に、
    ぜひ訪れてみようと思います。

    2009/03/12(木) 03:00:39 | URL | LB Hiro #2BdQTLN2[編集]
    管理人のみ閲覧できます
    このコメントは管理人のみ閲覧できます
    2009/03/10(火) 16:52:34 | | #[編集]
    エコ次郎様
    「嘉泉」は知っていたのですが、「喜正」、知りませんでした。
    そういえば、野崎酒造、という名まえは聞いたことがあります。
    なるほど、あきる野のお酒なんですね♪
    「しろやま桜」なんて飲んでみたいです。
    今度あきる野に行った折には、ぜひ訪れてみます♪
    情報ありがとうございました。
    2009/03/10(火) 09:40:03 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    そうそうお酒といえば
    今晩は!
    yukaさまは「喜正」をご存知でしょうか?五日市の黒茶屋さんの先にある「野崎酒造」さんのお酒。石高が少ないので近隣の羽村、青梅にも売っていません。あきる野市内、特に五日市周辺では一杯飲み屋にも看板が出ていますが。
    私はここの純米吟醸が好きです。大吟醸はちょっとフルーティー過ぎる。大昔、氷結した三頭の滝を眼前に飲った覚えが・・・あれ?あの時は熊本空港で買ったフグヒレでヒレ酒だったかな。熱燗にはしませんもんネ、吟醸酒は。
    2009/03/09(月) 23:02:49 | URL | エコ次郎 #4b/HmhF.[編集]
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