大門の駅を降り、芝方面へ。案内に書かれてた道順に従って、かわいらしい商店街「芝商店会」を歩いていくと、目印の「CABAT CAFE」に程なく行き当たる。
その路地を入っていくと、先に小さな看板が見え・・・
コンクリの壁にすっと暖簾の落とされた、小さなお店に行き当たる。
安曇野翁で修行なさったご主人が、先月半ばにオープンされたという、まだ新しいお店。
芝 「蕎麦 案山子」
ちょっと珍しい名前が、達筆で書かれてた看板の文字に、期待を感じさせられる・・・
もう夏の陽気を思わせる暖かい日差しを浴び、さらさらと揺れる暖簾をしばし見つめ、店内へ。
入った先は、明るく清潔感漂う、これもシンプルにすっきりとした空間。
真っ白な壁に大きく取られた窓からはさんさんと日の光が入りこみ、一枚板のカウンター席に、テーブル席が4つ程。シンプルながら清潔感漂う店内は心地がいい。
お昼をちょっと外れた午後1時。
近くで働いていると思われる先客の方が二組静かに寛ぐ中、私も空いていたテーブル席に腰を下ろす。
静かで、ゆったりとした木のテーブルは暖かく、一人でもほっと和んでしまうよう。
すぐに、花番さんがお茶を出して下さり、(これが美味しい蕎麦茶♪)、置かれている品書きを見ると、
潔いまでに絞りきった、「ざる蕎麦」のみのお品書き。
それに、お昼のセットで、ご飯と卵が付くものがあるのみ。
とは言え、きちんとビールとお酒、の文字も書かれてる。
だったら・・・と、せっかくなので、「日本酒」をお願いすることに。
「お昼は、石鎚だけなんですが・・・」との言葉を添えて、ぐい飲みに入ったお酒に、アテの小鉢が置かれる。
すっきりとした辛口のお酒は、昼酒にぴったりのすっと入る心地よさ。
そして、出された小鉢がとても美味しい。からっと香ばしく炒られた桜海老に、揚げ、それに浅葱をあしらったもの、これはいい・・
ゆっくり、口に含み、静かな空間をほんのちょっとだけ楽しむひと時。
そして、私も「もりそば」を・・・。
先に訪れていた友人から、こちらお卵ご飯が良かったと話していたので、お昼のセットでお願いすることに。
頼むとまずは、蕎麦猪口にもり汁、薬味の山葵と大根おろしが置かれる。
瑞々しく盛られた山葵が美味しそうでちょっと舐めてみると、これが旨いっ。
そして、水を切る音が奥からかすかに聞こえ、お蕎麦も目の間に置かれる。
笊に盛られた蕎麦は、きりっとした切り口の丹精な細切りの蕎麦。
手繰り寄せ、口に含むとしっとりとした腰が歯に当たり、心地いい。強烈なインパクトというのではないが、きちんと香り風味のある蕎麦で、蕎麦を素朴に楽しめる楽しさがある。これは、いいなあ~
そして、この汁が又美味しい。全く雑味のない素直に伸びる汁で、出汁が突出することなく、非常にうまく蕎麦の旨さを引き立てるもの。ちょっと汁を浸し頂くと、ぐんと旨味が増し、まるでいつまでも食べ続けていたいような気持ちになってしまう。
と、するすると食べ終え、さらさらとした蕎麦湯を注ぎ、改めて汁の美味しさを実感したところで、セットのご飯をも。
色が濃く隆起した卵が美味しそう
これを溶き、ご飯にかけて頂くと、確かにこれは旨い。
ご飯の硬さ加減が、卵かけにぴったりで、これまた堪能してしまう。添えられた葱味噌も非常によく合うもので、こちらのお料理を頂いてみたくなってしまう・・・
と、ほっとしたところで、ご主人が顔を出されたので、「蕎麦は、どちらの産地なんですか?」とお聞きすると、長野、北海道、茨城の蕎麦をブレンドして打っているとのこと。こちらで自家製粉されているそうで、しばしお話なども・・・
ちょっとイチロー似のご主人はとても親しみやすく、「夜は日替わりなんですが、こんなメニューも置いているんですよ」と、いくつか並んだ夜の品書きを見せて下さる。しかも、お酒の種類も、とても魅力的
「夜も是非来てみたいです・・・」と伝えると、「いらっしゃってください」と微笑んで返してくださるのがとてもうれしい。
なんだかとても暖かい気持ちを感じながら、見送って下さるのをうれしく感じ、お店を後に。
ご馳走様でした~
又、是非伺いたい・・・
翁出身の、ここ独特の個性をもった素敵なお店が又ひとつ・・
タツさん、行ってきました~
*お品がき
ざるそば 770円、白飯付き 860円、白飯卵付き 950円、大盛り 860円、ビール 600円、日本酒 700円、
(夜は一品料理、酒の数種類もあり)
「蕎麦 案山子」
港区芝2-12-9
03-6272-4416
11:15~14:00 / 17:15~21:00
(日曜)12:00~15:00
土曜祝日定休 禁煙
お店のHP
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Tシャツ?
今度は、ちゃんと見てこようっと♪
私も夜、伺いたくて・・・。
大門の町の様子をも、とても楽しく見せて頂きました。とっても素敵なブログですね(^^)。
yukaさんページにある通り、良い店でした。
今度は夜に行けたら良いんですが、いつの事やら。
tatenonさんは、きっと楽しんでもらえると思っていました。
4組も?
皆さん、待っていたお店なんですね(^^)。
あ~、私も蕪チーズ食べに行かなくちゃっっ。
ところで、yukaさんのブログを見て来たお客さん、紹介翌日だけで4組だそうですよ!
蕪のチーズ和え、美味しそうですねぇ。
これは、私も早く夜にも訪れなくては、です。
そう、ちょうど一人で、ほっと寛ぐのにいいお店・・・。
あ、はい、ちびっこです(^^;;
2日朝、こちらのblogを拝見し、丁度、午後に川崎方面に出かける予定があったので、帰りに浜松町で下車。
開店時間を待って、暖簾をかけようとするご主人を押しのけるようにして(笑)、夕刻の一番乗り。
ちょっと後ろに予定があったので、ビールとかぶ茎の味噌チーズにざる蕎麦で〆て、30分ほどで失礼しました。
禁煙で清々しいお店に、美味しい蕎麦。行きつけの店になりそうです。
あっ、ご主人がyukaさんのことを「小柄で可愛らしい感じの方」と言っておられました。
素直に、美味しい・・・
と思ってしまういい蕎麦でした。
tatenonさんのブログも楽しみです♪
夜、よさそうですね。
楽しまれた様子、伺えます。
・・・素敵です~(^^♪
夜のおつまみ、とても興味があります。
近々、ぜひ♪
本当、できたら楽しそうですね。
タツさんはお酒も詳しいので、楽しそうです(^^)
少々駅から歩きますが、素敵なお店でした(^^)
ぜひ・・・
よく、溶いた卵を茶碗にいれてからご飯をよそる、
とか、
よく溶いて、真ん中にくぼみをつけて流しいれる、
とか聞いたことはありましたが(わたしは後半)
なるほど・・・、目にうろこ。。
ぜひ、試してみます♪♪
(卵かけご飯だい~好きです、私も^^)
(実は昨日たまたまこの界隈にいたのに、ちょっとブログ見るのが遅かった…((苦笑))
その和え衣だけでも二合は呑める!と同行の友人が言っていました。
私も三合は呑めそうです(笑)
お蕎麦は昨夜もあまみのある美味しいものでした。
またちょこちょこ伺いたいです。
日本酒は週に8回飲んでいるとか(笑)
お酒はすべて燗をつけてくれるとのことなので、ぜひ今度は夜にでも。
皆さんでプチオフとかできたら面白いですね!
僕のテリトリーです。
早速行ってみます。
ちなみに~卵かけご飯は
拙者拘りがありまして
お醤油を先にご飯にたらすのです
で、混ぜ過ぎない
ご飯は白いところも残すように
ざっくり混ぜて頂くと
ご飯の香り醤油の香り卵の甘味が
それぞれダイレクト感があってよいのです
一度お試しアレ
案山子さんのお蕎麦、本当に美味しかったです。
もっとご主人ともお話したいと思いました。
タツさんのお話も、ちょこちょこっとお聞きしちゃいました(^^)
次回は、こちらでぜひ、夜のお料理、お酒、そして運がよければ・・・の田舎食べてみたいです。
お写真、拝見させて頂きました。
田舎、これも良さそう♪です(^^)。
お昼の卵ごはんもとても美味しかったので、タツさんもぜひ♪
これからもよろしくお願い致します。
(タツさんのコメント)
おお、さっそく行ってくださったのですね!
嬉しいです~。
ありがとうございます!
わたしも昨日の夜に2度目の訪問をしたのですが、
「yukaさんがいらしてましたよ」と店主がおっしゃっていました。
まだ夜しか行ったことがないのですが、卵かけご飯おいしそうですね!
朝からおなかが空いてきました(笑)
昨日は初めて案山子さんの田舎そばをいただきました。
こちらは定番メニューではなく、運がいいと食べられるそうです。
もうひとつやっているblogで写真を載せているので、
よかったらご覧くださいね~。
2008/05/02(金) 09:19:40 | URL | タツ
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