お店を前にほっとして、扉を開いたら…、
そろそろ2時になるというのにほぼ満席の大賑わい



なんとか空いていたテーブルに運よく待たずに腰を下ろし、
喉はからから、陶器グラスのビールをぷはっ 。



細かな泡立つビールが旨いっ、
添えられたお通しの、
出汁巻き玉子に、まろやか豆腐も旨しっ。

うれしくつまんでいると、隣のテーブルに運ばれた、
「ランチ」の親子丼がものすっごく美味しそ〜う 。



充ては決定、一品料理にもある、「親子丼」の頭、



ところどころ半熟の、とろとろ〜の「親子煮」　 。



早速ぱくり、ん〜これこれっ、
蕎麦屋ならではの返し仕込の煮汁に、
玉子がふんわりとろ～り、優し〜い味わい。



散らされた三つ葉の清々しさに、
幾つもとじられた鶏肉は、ふっくらしっとりジューシー、



ビールを飲み干し、お酒を追加。



長野　「水尾」　純米吟醸　無濾過生。
美味しい蕎麦前を頂いて…、



「梅と茗荷の冷かけ」に加え、
早くも「さくさく桜海老の冷かけ」も登場。
その間の微妙な空間には、きっと「花巻」がくるはず。

夏はまだまだこれから、
急がずに、順番に食べたいし、
そもそも今日のお目当ては「茗荷と梅の冷かけ」 。



と考えていたら、やっぱり食べたくなって…、
まずは、愛してやまない「せいろ」の小を。



きりっとした繊細な蕎麦に、びっしりと粒が浮く、
いつ見ても惚れ惚れの美しさ、
早くも夏新、香りがいい 。



手繰ればキリっとしたシャープ感に、
ほろりとした、たおやかさの見事な触感。
鼻に抜けていく蕎麦の芳香に酔い、あっという間。

んー、美味しい 。



そして…、再びの、「梅と茗荷の冷かけそば」 。



すっきりとして柔らかい、
出汁の旨みがひんやりと体に染み入る。



冷かけ汁にきゅっと〆った蕎麦は、
粒が際立ち、言葉にできない心地の良さ。
汁に浸り尚、蕎麦は香ばしさを放ち、



徐々に南高梅を崩しながら、
柔ららかな酸味がじわじわ加わる味変の楽しさに…、



気付いたら、すっかり丼は空 。



はぁ〜、大満足。
余韻を楽しみながら、
最後にほっこりと、蕎麦ぼうろ。

ご馳走様でした〜

次は、「花巻そば」を期待して…、
夏はこれから、 楽しみもまだまだたっぷり　。

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