扉を開き入れば、高い天井のゆったりとした空間。
昼時すぎても、8割方の席が埋まってる。
人気のお店だったんだ




すぐに感じのいい花番さんに通され、小上がり席に腰を下ろせば、
黒を基調にした、落ち着いた空間。
バイパスすぐ横だと言う事も忘れてしまう居心地の良さ 。




出されたお茶で冷えた手を温めながら、品書きを手にすると、
すっきりとしてシンプルなお品書き。

見ている間に、後ろのテーブルに運ばれていった、
「掻き揚げ」が見事なのが心に残り…

「掻き揚げ天」の、「もり」にしようかと思ったが、
水戸はまだまだまだ寒く、桜の花もまだ三分咲き。
薄着で来たのでしんしん冷え、手はかじかんだまま。
とにかく暖かいものが食べたい…。



と、二人揃って頼んだ、温かい「掻き揚げそば」



こ、これはきれいなお蕎麦…。
琥珀の汁に横たわる蕎麦は、かなりの細切り。
繊細な幾重もの筋は、まるで清流の流れのよう。



早速蓮華で汁を口にすれば、これは美味しい
鰹の風味がふわりと広がる、すっきりとして品ある汁。
冷えた体をほっと温め、心地よく体に染みていく。



中の蕎麦を手繰った瞬間分かる、これは美味しい！
早速口にしてみれば…

かなり細切りでありながら、
温かい汁に浸っていながら、
ざらりとしたほのかな食感の穀物感溢れた蕎麦。

ふわりと残る芳ばしさがあり、これ、これは美味しい



ほろっとした腰もよく、思わず目が合った彼の目も「♪」。
軽やかで、いくらでもすいすいと入っていく蕎麦、
ん～、これは、いいなあ～



存在感あるのに、すっかり忘れそうになっていた「掻き揚げ」は、
こんもりと揚げられ、ボリューミー。



箸を入れればさくっと崩れ、からりと揚がり、



様々な野菜の間には、貝柱に小海老も埋まり、
サクサク揚げられ、きちんと美味しい掻き揚げ 。
半分はそのまま、サクサク感を楽しんで、



あとの半分は、かけ汁の中にそっと浸し…



次第に、汁を吸ったほろりとした衣が、又醍醐味 。

思った以上に、期待以上に、美味しいお蕎麦に、
二人して、すっかり満足夢中で手繰り、
汁まで飲み干してすっかり堪能してれば…、



「蕎麦湯をどうぞ」と、温蕎麦でも蕎麦湯のサービス。
しかも、猪口にはもり汁が少々入れて添えられ、
すぐにもり汁を口にすれば、やや酸味のある辛口の汁。



さらりとした熱々蕎麦湯で、再び体を温めて…

ご馳走様でした～

インターすぐ手前というのは、実は素晴らしいロケーション。
又是非訪れて、今度は「もりそば」を頂きたいな 。

「手打ち石臼挽き　そば処　長屋門」

茨城県水戸市大塚町1473-6
029-253-0805
11:30～18:30（売切れ仕舞い）
11:30～15:00（日曜日）
月曜定休
Ｐ多数　
禁煙

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