暖簾を潜り入れば、入口へと回り込む敷石のアプローチ。



手入れの行き渡った植栽の中、歩いていけば…



年代感じる、懐かしい昭和の家屋の玄関に辿り着く。

空け放された入口には、立派な靴脱ぎ石があり、
入ればすぐ、温かく迎えて下さる女将さん 。

「ゆっくり座れるこちらにどうぞ～」
と案内され入って行けば…



それぞれ異なる、落ち着いた部屋が３つあり、



通されたのは、さらに一番奥の、掘り込みのテーブルの間。



池のあるお庭が目の前に広がる座敷間は心地よく、
すぅ～っと肌撫でる秋風が心地いい 。



大通りのすぐ近くだと言う事を忘れそうになりながら…、
冷たい蕎麦茶を頂き、品書き拝見～ 。

蕎麦は「もり」のみ、温かい蕎麦はなく、
すっきりとした品書きの中に、さすが水戸。
やや肌寒くなってきた今日この頃、
「けんちん」の文字がうれしく、私は「けんちんつけ汁」、

彼は、「スタミナ丼」のセットを選び、早速注文～。



琴の音のBGMに、長閑で昔懐かしい古民家の座敷に座り、
ゆったりと待っていれば、程なく出されたお蕎麦。



おっ、これは…、美味しそう 。
ざっくりと断たれた中太の蕎麦に、様々な色形の蕎麦の欠片。



心浮き手繰れば、もちもちとした心地のいい歯ごたえ。
ざらりとした口触りに穀物感をたっぷり感じ、
手繰るうちに、じわりじわりと香ばしさが広がってくる。

常陸秋そばの個性が強い、というわけではないが、
うんうん、これはいいなあ…
としばし素の蕎麦を味わい、



これも楽しみな、けんちん汁は、見るからに具沢山。



早速浸す「けんちん汁」は、
すっきり淡泊な味わい、このまま飲める程。
つけ汁にしてはやや薄めかな ?。



途中で、彼のもり汁と交換してみると、
甘み少なく、後に酸味がほのかに残る、独特の味わい。

奥久慈産軍鶏の、「しゃも汁」も食べてみたいな 。



ちょっとうれしい、どちらにも添えらた盛り合わせは、
刺身蒟蒻に、薩摩芋、茹で玉子のゼリー寄せに、
じゃこの和えもの、梅肉の大根巻き。



彼の「スタミナ丼」は、焼かれた豚三枚肉に、



温泉玉子が乗って、美味しそう。
こちらはやや味濃い目の、ほっとする家庭的な味わいだそう。



そして何よりも…、蕎麦湯が美味しい 。
しっかり白濁した蕎麦湯に、炒った蕎麦の実が入れられ、
とても香ばしく、、二人で全部飲みほして…

ご馳走様でした～

分かりやすい場所でありながら、確かに隠れ家。
時期をずらして、又伺ってみたいな 。

粗挽き玄蕎麦自家製粉 「十割蕎麦　風」

茨城県水戸市赤塚2丁目2018
090-3470-4152
11:00～15:00
土日のみ営業
P有り
禁煙

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