中に入ると、すっきりとした店内で、テーブル席が５つほど。
小さな空間には、花がさりげなく飾られ、椅子のすわり心地もよく、ちょっと、はぁ～っとくつろいでしまいそう。。

主人自らが、お品書きと玉露を出してくれる。
ああっ「多摩のそばうどん」に出てた写真とおりの、ご主人だ。
やさしそうで、おだやかな感じのご主人♪

今回、ここに訪れたのは、限定15食という「小菅そば」を食べたくて。。
何でも、ご主人の故郷の小菅村から仕入れた蕎麦粉で打っているというもの。。
ちなみに、ほかのせいろは、北海道から仕入れているものらしい。

だから一通り目を通し、尋ねると「まだある」とのこと。
よかった。。すかさず、それを頼んでみる。

まず、お猪口一杯のお酒と、
山葵のりが出される。

このお酒が、非常においしいっ
こういう一口のお酒っていうのが、又いいなぁ。。
山葵のりでちびちびやるに丁度いい。。
（昼だしっ）

飲み終わったころ、水を切る音がし、又、主人自らが蕎麦を出してくれる。
この主人は、打った蕎麦を愛してるんだなぁ。。となんとなく感じてくる。。

限定15食「小菅そば」


黒っぽい挽きぐるみの、中細切りの蕎麦。
田舎蕎麦風な趣。
丸い蒸籠に、たっぷり。。都内の蕎麦の大盛くらいあるぞっ。。

見た目に比べ、ぼそぼそした感じはなく、喉越しがいい。
するすると入っていく感じのもので、後から蕎麦の風味がふわぁと広がる。
素朴なようでいて、どこか上品な感じも。

つゆは、かなり薄めの甘辛口。
鰹の風味が利いていて、やはり上品なもの。
たっぷりつけて食べてもおいしい。

たっぷりのお蕎麦を堪能したところに、主人が蕎麦湯を。
さらりとしてるが、白濁していて、これがおいしいの

と、ほぉ～っとしてると、主人が出てきて、「湯桶ゆすってくださいね」と。
なんでも、この蕎麦湯は、この小菅そば粉で作っている別製のものらしい。

もっちろーんっ、今回もすっかり完飲してしまいました

隣の人の食べていた、とろろ蕎麦もなんだかおいしそうだったし、今度は、普通のせいろも食べてみようかな♪

とても気さくで、人のいい主人。
なんだか、あったかくなるお店。。

ご主人、ご馳走さまでした。

＊お品書き
せいろ 750円、ごま汁 950円、とろろ 1,050円、小菅そば 1,200円
ランチセット（せいろとかやくご飯）850円、かやくご飯 280円

玉子焼き 500円、豆腐 250円、冷酒　桂月 400円　など。

手打ちそば処　かめ井
東京都立川市羽衣町3－2－17　℡042-524-8101
11:30～14:30　17:30～20:00　月、第2火休

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