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    つれづれ蕎麦 
    大塚 「岩舟」
    2009年02月17日 (火) 22:45 | 編集
    又今日は、なんって寒いっっm002.gif
    早朝のメンテの仕事を済ませ、昼時になっても寒風が肌を突き刺すよう。

    華材などの荷物もあり、この陽気の中さすがに歩き回りたくない。
    と、久し振りに(ほんっとに…)、こんな時にとてもうれしい、駅目の前のお店へお昼を頂きに…niko.gif

    09-2-17 店

    大塚駅南口。
    駅前のロータリーを渡り反対側へ回るとすぐ。
    目の前に並んだビルの中にはめ込まれたように、さりげなく佇んでいる。

    大塚 「蕎・馳走 岩舟」


    すらりとしたコンクリ壁のモダンなガラス扉を開き入ると、既に1時を回ったにも係らず、お店は満席。
    どうしようか…、と立ちつくしていると、すぐに出てきて下さった感じのいい花番さんに、
    「相席でもよろしかったら…」
    とおっしゃって頂き、奥のテーブル席の向い側に腰を下ろす事に。

    09-2-17 お茶

    すぐにお茶と揚げ蕎麦が出され、置かれている品書きに手を延ばす。

    09-2-17 しな昼

    通常のメニューがあり、他にお昼にはちょっとサービスになっている…のかな?
    この寒さ、オススメの中の「湯葉玉子とじ」にちょっと惹かれたが、中に「地鶏せいろ」の文字を見つけ、それをお願いする事に。

    頼みほっとしながら、さくさくと軽やかな美味しい揚げ蕎麦を頂いていると、ふいに向かいに座っていらっしゃったおばあちゃまに話かけられ…、
    ぽつりぽつりから、あれやこれやとどんどん会話が弾み、
    にこにこと、人生訓示を含めての為になるお話などまで、聞かせて下さる。

    お聞きすると、お店ではもちろん、大塚の町でも有名なおばあちゃまドクターとの事。
    楽しいお話を聞かせて頂いていたら、あっと言う間 niko.gif
    しばしして私の目の前に「地鶏せいろ」が置かれる。

    09-2-17 鳥せいろ

    ほかほか湯気を立てた「地鶏汁」に、岩舟さん独特の、船を形どった笊に蕎麦が盛られて。

    と、途端、それをきっかけに、のように
    「じゃ、しっかり食べなさいよ~、私は行くから」
    とおばあちゃまは席を立たれ、
    「握手して別れよう♪、又会おうね」
    と颯爽とお店を出ていかれ…

    何とも不思議な時間だったなぁ futt.gif、と暖かい気持ちになりながら、
    さて、お蕎麦を頂こう。

    09-2-17 そば

    山形庄内の蕎麦を二八で打たれた蕎麦は、切り幅、長さのきちんと揃った丹精な細切り。

    09-2-17 そばあぷ

    強くはないが、爽やかな香りがよぎり、口に含むと、しなやかな腰加減。
    つるつるっとした蕎麦で、するすると入って行くのど越し爽やかな蕎麦。

    09-2-17 鳥汁

    彩よく三つ葉が添えられた「地鶏汁」は、とろりとした葱がたっぷり。

    09-2-17 鳥あぷ

    しかも地鶏の切り身もごろごろと5~6切れ入った具だくさん m001.gif
    うれしくこの鳥肉を頂くと、身が締まりながらも、ふわりとして柔らかジューシー。
    どこの地鶏なのだろうか…、味わいも濃く、これは美味しい~っlove.gif

    09-2-17 そばたべ

    しかもこの地鶏汁、甘すぎずすっきりとし、鳥の出汁がじわ~っと沁み、とても美味しい。
    この汁に蕎麦を絡め頂くと、細切りの蕎麦はよく絡み、蕎麦と鳥汁の味わいがいい。
    もう、いくらでも食べてしまえそう ♪と、するすると食べてしまう。

    09-2-17 湯桶09-2-17 蕎麦湯

    頃合い見て出された蕎麦湯には、別に蕎麦猪口が添えられ
    「移しながら頂いて下さい」
    とおっしゃって下さる、心遣いもうれしい。

    これに移し移し優しく白濁した蕎麦湯を注ぎ頂くと、汁に含まれた鳥の旨さをさらに感じさせられる。
    あんまり美味しくて、汁も蕎麦湯もすっかり全部頂いたら、体もすっかりほっかほか。

    どの花番さんも、にこやかで心地のいい応対なのもうれしく、
    帰りには顔を出して下さったご主人は、以前お目見えした時と変わらない、にこにことしてとても優しい笑顔の方。
    なんだか、心まで温かくなってくるように感じながら…
    改めて、こちらのいくつもの珍味をアテに、お酒も頂きに訪れたいなあ、と心に思う。

    ご馳走様でした~hahha.gif


    そして…、91歳現役の素敵なドクター。
    頂いたお言葉、忘れずに胸に生きていきます niko.gif


    *お品書き
    せいろ、」かけ 750円、辛味おろし 950円、つけとろ、ぶっかけ 1,000円、地鶏せいろ 1,150円、つけ鴨せいろ 1,400円、江戸前穴子天せいろ 1,400円、桜エビ掻き揚げせいろ 1,350円、天せいろ 1,400円、薄もりせいろ 450円(昼は250円)
    花まき 850円、ねぎ 950円、卵とじ 900円、山かけ 1,000円、地鶏南蛮 1,150円、鴨南蛮 1,400円など



    09-2-17 看板
    「蕎・馳走 岩舟」

    豊島区南大塚 3-53-9
    03-3987-9266
    12:00~15:00 / 18:00~22:00
    日曜、第2、4月曜定休 
    昼禁煙
    お店のHP


    関連日記
    2005年 8月 9日 「せいろそば」

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    コメント
    この記事へのコメント
    ☆まがり様
    美味しそうでしょ~~。
    いやあ、この地鶏、本当に美味しかったです。

    そうそう、「馳走」って書くの、私も謙虚であり、なんだかご主人のお人柄を感じるなぁ、と思っていました。
    2009/02/19(木) 08:33:11 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    …様
    まあ♪
    本当に…(^^)。

    きっと、いつか、、なんて思ってしまっています。
    2009/02/19(木) 08:32:00 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    いいですねー
    鶏汁のが美味しそ~う
    お腹が思わず鳴ります
    鶏から出た脂と鰹のお出汁って
    絶望的に合いますな
    大地と海の交わるところ?
    すんません大袈裟に言ってみました
    看板の「蕎麦・馳走」ってのも
    ”ご”は付かないよ気取らないよ
    って言ってるようでいいですね
    2009/02/18(水) 13:01:39 | URL | ☆まがり★ #-[編集]
    管理人のみ閲覧できます
    このコメントは管理人のみ閲覧できます
    2009/02/18(水) 12:05:04 | | #[編集]
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