再び帰省した帰り、高速乗る前にお昼を取ろうと、
久しぶりに、あの「磯切り」が食べたくて…、
「水府庵」さんへ再訪 。
「そば鑑定士」でもあるご主人、
手作りの石臼で挽いた玄挽き蕎麦も楽しみ
水戸市若宮 常陸秋そば認定店 「石臼粗碾き 水府庵」
「常陸秋そば」の旗が靡く、お店の扉を開けば、
ゆったりと配されたテーブルに、クーラーの涼風心地よく、
あったかな笑顔で迎えてくれる女将さん。
空いていたテーブルに腰を下ろし、開いた品書きは、
蕎麦はもちろん、海老に穴子に、季節の天ぷら、
丼とのセットも、ずらりと12種類もあり…、
お目当ての、「玄碾き蕎麦」に、
「波の花散る大洗」を表現したとの、「磯ぎり蕎麦」 。
前回頂いた天ぷらも、とても美味しかったので、
「並海老天」を付けた、「2色もりそば」に決め、
彼は、「鴨つくね丼」の単品に 。
頼み待ちながら、改めて品書きを捲っていると、
「奥久慈軍鶏けんちん」を始めに、「胡麻味噌軍鶏けんちん」、
「鴨けんちん」に「鴨つくねけんちん」、
さらに、「深山きのこけんちん」と、
「けんちん汁」だけで5種類もっ 。
茨城とは言え、こんなに種類のあるお店はないっ。
さすがにこの暑さ、けんちんを食べる勇気はないけども、
是非、ここで「けんちん汁」も食べよう
と、今回も心に誓っていると…
程なく、2つのお盆が目の前に。
くっきりと色彩の分かれた2つの蕎麦、どちらも瑞々しく、
契約栽培の常陸秋そば、
手回しの石臼で挽いた、いわゆる「手挽きそば」。
きりりと立つ角に、びっしり埋まった様々な色形の蕎麦粒。
ざらりとした舌触りに、もちもちとした固めの腰加減、
噛みしめる毎に、じわじわと広がる、
常陸秋そばならではの、甘く香ばしい豊かな味わい
鰹出汁まろやかな汁も美味、
そっと浸した蕎麦は、さらに美味しく、
しっかりと、蕎麦そのものの味わいを堪能し…。
続いて、海苔が練りこまれた、深い緑の「磯切り」。
手繰った途端に、口いっぱいに広がる上等な海苔の味 。
o
きりっとした腰も気持ちよく、つるつると喉ごしよく、
汁など全く要しない程、濃厚な磯香に包まれ…。
んー、この蕎麦、病みつきなっちゃう
大地の実に海の恵み、素晴らしい 。
天ぷらも衣薄くさくっと軽やか、
かぼちゃにシシトウ、茄子に、海老、
どれも、実に美味しく揚がった天ぷらで…
ところどころ玉子が半熟の、
彼の、「鴨つくね丼」も、美味しそう 。
ふわっふわのつくねは、じわりと肉汁染み出し、
「旨いっ旨いっ」と連発の彼。
丼にも、「磯切り」のミニぶっかけ蕎麦が付き、
「この蕎麦、ぶっかけ、すごくいいよっ」
と、満面の笑み 。
ほんのりと濁ったさらさらとした蕎麦湯で、
それぞれ満足な心地に包まれて…
ご馳走さまでした~
どちらの蕎麦も、もちろん、
応対も心地よく、近ければちょくちょく通いたくなるお店。
是非とも、涼しくなったら…、けんちん食べにこよう 。
身土不二 玄挽きそば 磯切りそば
「常陸秋そば認定店 水府庵」
茨城県水戸市若宮1-5-63
029-221-6329
11:00~20:00
月曜定休
禁煙 Pいっぱい
2012年 9月17日 「白海老のかき揚げ天 二色もり」「かつ丼セット」
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