と、上海で思いがけず、本格的な讃岐うどんを口にして…
はんつさんは、大急ぎでラーメン屋さんに向かい、
別れ、残った私は…、
実は、こここそが目指していたところ、
お蕎麦屋さんが、嬉しい事に目の前 。
今うどんを食べたばかりでも、これは寄らずにはおれん…
「田野」のお向かい、同じガラス張りの、清潔感漂う品あるお店は、
上海の蕎麦屋をググルと、まずここが出てくる、
上海市内に、6店舗展開する、有名な手打蕎麦屋 。
開け放たれた扉を入ると、日本の文字で書かれた「手打」の文字。
後ろには、石臼もゆっくりと回っているのをしかと見つめ…
ようやく、ここ上海で、手打のお蕎麦が食べられる…
上海 「そば処 紋兵衛」
土曜日とは言え、すでに2時すぎ、
入った店内は、ここもすごい、ほぼ満席の大賑わい。
うれしい、上海でもお蕎麦、人気があったんだ…
と、作務衣姿の中国人の女の子に快く通され、
ラシトオーダーぎりぎりの中、何とか空いていた席に腰を下ろし…
すぐ出されたのは、暖かい蕎麦茶。
置かれていた品書きを見ると、ふむふむ、こちらではまず中国語。
その下は英語のみで、日本語は、書かれてない 。
天麩羅蕎麦、掻き揚げ蕎麦、それに鰊蕎麦、
成程、鰊は、boiled herring、
油揚げは、thin piece of fried bean curd なんだ~
肉うどんに、鶏カレー南蛮などなど、
それぞれに充てられている、漢字も面白い 。
「もりそば」は、「蕎麦冷面」、約650円というと…、日本とほぼ同じくらい ?。
だが、やはりここも、ローカルフードと比べ、格段に高価格…
ぐるり周りを見渡すと、微かに日本語が耳に届くのは、
この場所が、日本人居住区と言う事もあるだろうけど、
やはり、蕎麦屋には日本人、なのかな…
多くの人の前にあるのは、幾つかの小鉢が載った、御膳のようで…、
ランチ時には小鉢がいろいろつくセットがあるよう。
小鉢のお料理も気になったけど、さすがに今は食べられん~。
基本の「蕎麦冷面」(もりそば)をようやく注文。
待つ事しばし…、目の前に出されたのは、四角の蒸篭に盛られた蕎麦。
おっ、これは…、思った以上に、きちんとした蕎麦だっ。
ややグレー色帯びた細切りの蕎麦は、艶やかにすっと伸び、
顔を寄せれば、しっかりと広がる、香ばしい蕎麦の香り。
ああ久しぶり、いい匂い…
手繰り口に含めば、心地のいい弾力ある腰があり、
噛みしめれば、強くはないがきちんと広がる、蕎麦の風味 。
いいよっ、いいよ、これ 、
どこか「まつや」の蕎麦に似た、きちんとした、手打のお蕎麦だ。
…と、もり汁を口にすると、
ん~…、これは、ちと残念…。
甘しょっぱい醤油味が濃く、もう少し出汁の奥行きが欲しいところ。
蕎麦がよかっただけに、欲張りすぎちゃったかな…。
かけ汁はどうなんだろう、と思ったが、さすがにお腹いっぱい。
ふうっと食べ終えれば、頃合いもぴたりに出された蕎麦湯。
(ん?これは、デキるっ♪)
と蓋を開いて見て見たら、おっ、これも意表をつく、
わざわざ別に作られた、濃厚なポタージュ蕎麦湯 。
蕎麦の風味もあり滑らかな美味しい蕎麦湯で、これはいいなあ…
「美味しかったです」と、英語と日本語交えて花番さんに伝えると、
うれしそうに、カタコトの日本語で、
「店長、日本人、マイニチ(奥を指さし)打ってる」
のだそうで…、
是非、ご主人にもお会いしたかったけど、厨房の中は忙しそう。
打ち場とかも見たかったけど、大人しく席を立ち…
何よりも、ようやく、ここ上海で手打の蕎麦を食べられた事に大満足 。
ご馳走様でした~
まだまだ、あるはず、上海の手打そば 。
むくむく臨みも膨らみ始め…、
腹ごなしかねて、日本人向け大型スーパー、
「古北カルフール」にお買い物~。
「そば処 紋兵衛」遠東店
仙霞路299号遠東国際広場B棟1階
(021)62095281
11:00~14:00 / 18:00~翌2:00(日曜は~22:00)
お店のHP
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お蕎麦が好きで、上海のここに来るのを楽しみにしていた、と言う事をなんとか伝えたら、途端に花番さんが優しくなったのが、おかしかったです(^^)。
ある種これぞ「蕎麦屋さんの心」かなとも思うので、サービス精神という文化が少ない国での「頃合」にとても嬉しさを感じます♪
(完全に自分が旅したつもりになってます)
カレー南蛮食べてみたいなあ・・・
でも、大人気のようだったので、ここは長生き、子孫繁栄すると思われます。
なんだか、ちょっとジーンとしちゃいました。
誰かのブログで海外出張で
行った際にやっぱり日本人客が多くて
既に表紙が日焼けて色が薄くなった
猿岩石の旅日記飾ってあったって
猿岩石の二人が久々の日本食に
涙流しながら食べてたのを思い出す
そうなんです、中国から輸入しているくらいなのに…。雲南とか、モンゴルの方の方が、蕎麦、食べるのかしら?
それとも、わざわざ高い蕎麦を使うのでなく、溢れるほどの麺類があるから、なかなか蕎麦を食べる習慣になっていかないのか…
私の、今回の感想では、小諸さんや、富士さんにがんばってもらって、吉野屋のように、国外進出して欲しいなあ…と(^^;;。
猿岩石が、バイトしてたの、忘れてしまってたけど、そうだったんですね、蕎麦屋で…
と言う事は、その頃から蕎麦屋があったわけで、、、もしかしたら、このお店だったかも!?
しかし、お店のHPを拝見していて、他の5店舗では全て中国女性の方が「店長」
ということでしたので、どちらへ行くのかな~と注目しておりました。
(正直、別のお店の『対応ぶり』を見たかった... 失礼
中国は、もともと日本に一番沢山蕎麦を輸出している(=日本は輸入している)くらい
だから、ある意味「蕎麦の本場!!」ですね~!!(笑
日本から持ち込んだ蕎麦打ち道具で、大陸の原材料を日本風に打つということです。
22℃保管という。これがどうなのかは正直知らない。当方は13℃前後で保管して
います。
あと、現地の方(日本人以外のですね)の好みに合わせるとどうなるのでしょうか?
将来的にジャパニーズ蕎麦のグローバライゼイションというのがでてきますよねー…
(蕎麦で世界進出ぅ~!!
まあ、十年以上前の番組で
電波少年のヒッチハイクで
猿岩石がタイだったかで
蕎麦屋でバイトしてたので
けっこーあるもんなのか
お蕎麦のメニューに単位が元とか
なんか新鮮だわー
蕎麦湯びっくりですな
なんか正統派だな~
侮れないな、中国
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