幾つもの「予約席」の札が置かれた小さな店内で、
迎えてくれる、にこやか気さくな2人の兄弟。



4人テーブルに腰を降ろし、
花散る宵にビールで乾杯～。



黒板書きされた、本日のオススメは、
旬の野菜を中心にした酒の充て 。



ほのかにねっとりとした舌触りが心地のいい、
「里芋のポテサラ」に、



茹で加減ぴたり、しゃきっと柔らかな、
「菜の花の辛子和え」。



海苔と山葵という、にくい組み合わせの、
「ほうれん草の生海苔山葵和え」 。



「長芋梅水晶」を前にして、
早々、お酒にチェ～ンジ 。



各地様々な地酒が揃う中から、



福岡 「庭のうぐいす」特別純米　に、
福島 「会津中将」　純米吟醸、



お薦めされた、「蕪のあみ焼き」は、
さっと振られた塩だけで、とっても甘く、



つまむのにいい、「鞍掛け豆」に、



焼きたて熱々の「出汁巻き玉子」は、
箸でつかむのも難しい程、ふわっふわ 。



春は山菜、「うるいの胡桃和え」に、



滋賀　「北島」 純米辛口　無濾過火入れ
徳島　「鳴門鯛」 純米吟醸



続いて、富山のお酒二種飲み比べ、
「弥久」　特別純米　無濾過生、
「若駒」　純米酒…



お料理もまだまだ、
「ほたる烏賊の塩茹で」に、



「クリームチーズのもろみ和え」、



酒のアテの王道、「エイヒレ」で、



静岡　「永君」　山廃純米
山形　「東光」　純米酒

学さんの気持ちのいいもてなしに、お酒がくいくい 、
楽しんでいる間に、店内満席大賑わい。



次々に入ってくるお客さん達のためにも、
我々は、そろそろお蕎麦をば 。



まず届いたのは、「鴨せいろ」。



乱れなく断たれた蕎麦は、かなりの細切り。



きゅっと締り、コリっとした心地のいいコシがあり、
つつっと喉落ち、とても軽やか、
飲んだ後に実に清々しく気持ちよく…



続いて届いた「田舎せいろ」は、
全く姿異なる、グレー色濃い太めの蕎麦。



玄挽き、蕎麦の粒浮く粗挽きそば。
もちもちとして、それでいて喉越しよく食べやすく、
「わたる」さんの蕎麦、どちらも美味しい 。



鴨汁も上品に仕立てれ、
熱々の汁にくぐらせた田舎は甘く芳ばしく、
皆で手繰っていたらあっという間 。



最後に、これも忘れず食べたい、
黄色の帽子がぷっくりと浮かんだ「玉子とじ」 。



すっきりとして柔らかなかけ汁の美味しい事 、
ふわふ玉子に、蕎麦はしゃき。
改めて、「わたる」さんの「玉子とじ」絶品～。



ほんのり白濁した蕎麦湯も風味ゆたか、
もり汁の美味しさを最後にゆっくり味わって…

ご馳走さまでした～

2人のイケメン兄弟の人柄がにじみ出た、
気さくで朗らかな空気がとっても心地いい。
お料理もお蕎麦も美味しく、お酒もいろいろ。

見送ってくれる笑顔があんまり素敵すぎて・・・、
又ふらりと訪れたくなっちゃうなあ 。

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