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    つれづれ蕎麦 
    朝霞 「かつみや」
    2008年10月05日 (日) 23:05 | 編集
    所用で出向いた途中の朝霞に、地元で人気のお店が在るとのこと。

    08-10-5 塔
    丁度昼時。
    お昼をそこで頂こう♪と向かってみると・・・、
    殺風景な通りに突然現れたまるで塔のような大きな看板。

    その下に20台以上停められるであろう、広い駐車場にはぎっしり車が駐まってる。

    これは、すごい・・・bikkuri.gif

    08-10-5 駐車場入り口
    なんとか空いていたスペースに車を駐め、お店へと。

    駐車場の裏側には、屋根つきの門が構えられ、点々と敷石が敷かれた入り口。
    まるで、山里のお屋敷の入り口かのよう。

    いい感じだなぁ、と門を入っていくと・・・


    これは素敵
    周りは殺風景な倉庫が並んだ、車の行きかう道路沿いだということを、すっかり忘れてしまいそう。

    08-10-5 入り口から

    さらにゆっくりと、この敷石を歩いていくと、ふっと現れる立派な茅葺屋根の建物が。

    08-10-5 店

    苔むした茅葺屋根に、下げられた使い込まれた古いよしず。
    山形かどこか、野の里に佇む立派な民家を前にしているような、そんな心地に浸ってしまう。

    08-10-5 入り口

    ゆっくりとこの建物を見渡しながら、改めてお店の入り口へ。

    朝霞 「茅ぶき屋根のかつみや」

    暖簾をくぐると、これも古めいた、ほのぼのとした木の扉。
    これを開け、中へ入るとさらに異空間が広がっている。

    08-10-5 扉

    高い天井に、囲炉裏端。
    広々としたお座敷が何部屋も広がり、奥にはテーブル席にカウンター。
    民家をそのまま使っているお店は、古きよき日本の家屋がそのまま残ってる。

    その広~い店内に、これも驚く程、お客さんがぎっしり。
    囲炉裏のあるちょっとした待合にも、何組かのお客さんが待っていて、私も前の人を見習い名前を書いて、待つことに。

    と、待っている間にも次から次へとお客さんが入ってくる。
    これはすごいな~・・・と改めて感心していると、程なくして名前が呼ばれ、お座敷のテーブルへと通される。

    0<br>8-10-5 そばかりんと
    混んではいても、一組一テーブルに通してくれるので、ゆっくりと。

    やっと座れてほっとしていると、すぐに出してくれたお茶には、小鉢に蕎麦かりんとうが添えて出される。
    揚げ蕎麦ではなく、ざらめのまぶされたほんのり甘い蕎麦かりんとうが、素朴で美味しい。


    これをつまみながら品書きを開くと、これがとっても豊富。
    蕎麦は、桶もりそばに、太打ちのいなかそば、十割の生粉打ち。ちょっと珍しいのらそばなどというのもあり、さらにうどんのメニューも揃ってる。

    せっかくなので「生粉打ち」とも思ったが、「きめ細かにすりおろしたとろろ」の文字に心が惹かれ、とろろそばを選びお願いすることに。

    08-10-5 車の人は
    待つ間、お酒の品書きなどを眺めたりしていると、最後のページには、イラスト入りの注意書き。

    と1から読んでみると、これはうれしい♪
    タクシーかバスで来店した場合、帰りは最寄駅まで送ってくれるサービスがあるとのこと。


    そして、程なく、「とろろそば」が目の前に出される。

    08-10-5 とろろspば

    「桶もり」というように、丸い桶形の蒸篭に盛られた蕎麦。それにきめ細かなとろろに鶉の卵が落とされ、薬味にたっぷりの山葵に葱と大根おろし。

    08-10-5 ゆでぴー
    それに、なぜか茹でピーナツもちょこんと添えて出されるのが、面白い。


    たっぷりと盛られた蕎麦は、やや太めに切られた田舎風の蕎麦。ところどころに蕎麦の欠片が散り、角の立った蕎麦は堂々とした面持ち。

    08-10-5 そばあぷ

    顔を寄せると、ふわ~っと香ばしい穀物の香りが豊かに立つ。
    口に含むと剛健な姿から想像したよりは、するりとした喉越しの優しい腰加減。
    そのまま噛み締めて行くと、蕎麦の甘みが濃く広がってくる。

    08-10-5 そばどあぷ

    そして、蕎麦徳利にたっぷりと入ったもり汁を、とろろに注ぎいれ、ざっくりと混ぜ合わせたとろろ汁に浸し頂くと、これが美味しい。

    さらりとした滑らかなとろろは滋味深く、鶉の加わったまろやかなコクが蕎麦に絡まり、するすると入っていってしまう。

    08-10-5 とろろたべ

    かなりたっぷりと盛られた蕎麦に、食べ終えたらお腹もいっぱ~い niko.gif

    一方の彼は「鴨汁せいろ」。

    08-10-5 かもじる

    とっぷり大きめの器の熱々の鴨汁は、中はきのこ類にごろごろとたっぷりの鴨が入っているとのこと。

    08-10-5 かもじるあぷ

    ちょっと交換して食べてみると、じわ~と鴨の出汁が十分に染み出た、甘さを控え目にした美味しい鴨汁。
    この鴨汁が、やや太めのこの蕎麦によく合い、これもいいな~futt.gif

    08-10-5 蕎麦湯
    出された蕎麦湯は、なんとポット型。
    ちょっと味気ないのが、寂しいところだけど、いつまでも熱々の蕎麦湯が頂けるのはいいかな?。

    ナチュラルにさらりと白濁した蕎麦湯を、汁に注ぎいれたっぷりと頂いたら、体までぽっかぽか。


    東京近辺ではちょっと珍しい茅葺屋根の下で頂いた、田舎蕎麦。
    平日の昼下がり、ぽつん・・と、座り込んで頂いてみるのもいいかもしれないな、などと思いながらお店を後に。

    ご馳走さまでした~hahha.gif

    今度来たら、生粉打ちも頂いてみよう・・・。


    *お品書き
    桶もり 735円、いなか 840円、生粉そば 1,260円、のらそば、とろろそば、辛味大根そば、鴨汁せいろ 1,155円、天付いなかそば 1,890円、天付のらそば 2,205円、二色もり 2,310円、三色もり 2,730円、えび天せいろ 1,785円、野菜天せいろ 1,575円、掻き揚げ天せいろ 2,100円などいろいろ(ちょっと高め?)

    鴨柳川 945円、そば蒸し、そば焼みそ、出汁巻き 630円、そばがき 1,050円、天ぷら盛り合わせ 1,890円、冷奴 420円、上げだし豆腐 577円、みそ田楽 525円、鳥竜田揚げ 735円、かつみやサラダ、お新香、板わさ 630円など
    ビール 630円、稲田姫、強力、久保田、平友、越州、八海山、黒龍、義侠、明鏡止水、麓井 525円~



    08-10-5 看板
    「茅ぶき屋根のかつみや」

    埼玉県朝霞市上内間木796-6
    048-456-1505
    11:00~21:30
    1/1、1/2定休日
    P30台




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