お昼も2時になろうとする昼下がり。奥のギャラリーの席は、既にいっぱい。
今日は、偶然にも厨房前のテーブル席が空いていたので、初めてこちらに腰を落ち着ける。
　

出された蕎麦茶を頂きながら、ほっとしていると、柔らかく入り込む日の光にまどろんでしまう。このお店の中いっぱいに漂う、ほのぼのとした空気に心地よく身を預け、ぼんや～りと寛ぐ。

慌しい日常を忘れさせてくれるような、なんとも言えないこの空気･･。

　
さて、今日は何を･･。彼はもうすでに「カレーライス」と決めているので、パラパラと品書きをめくりながら、あれこれと吟味。こちらの天ぷらも美味しかったから、「天ぷらつきのもりそば」にしようか、彼に合わせて「カレー南蛮」もいいなぁ、などと思いながらも、前回頂いた「きのこせいろ」がいたく気に入ってしまったので、今日もそれをお願いすることに。

ゆっくりと待ちながら、ぼんやりとふける時間も、ここだとなんだかとても気持ちがいい。
しばし待ち、目の前に出された「きのこせいろそば」。



湯気を立てているきのこ汁に、やや太めの挽きぐるみの素朴な蕎麦。



顔を寄せると、柔らかく漂う穀物の香り。口にすると、しっとり素朴な味わいの蕎麦が、なんとも言えずに美味しい。しみじみとした、懐かしさを感じさせられる蕎麦で、私はここの蕎麦もやっぱり好き



そして、これも豪華な程、ふんだんに様々なきのこの入ったきのこ汁。一度油で炒めて作っているのだろうか、コクのある汁にきのこの風味が十分に出た汁が本当に美味しい。



前回は、やや繋がりが弱く、切れがちだった蕎麦だけど、今日の蕎麦は、きれいに繋がっていてなんだかとっても美味しい
挽きぐるみの中に、微粉に近い蕎麦の欠片の埋まった蕎麦。かみ締めかみ締め頂いていると、次第に穀物のもつ自然な甘みがいっぱいに広がっていく。

やっぱり、やっぱり、これは美味しいな～ 　

一方、彼の念願だった「カレーライス」。



いかにも、野菜をぐつぐつ煮込んで作りました、というようなカレー。たっぷりと盛られてなんだかとっても美味しそう。



一口もらって食べてみるカレーは、様々な野菜の美味しさが凝縮したピューレで覆われた具沢山のもの。非常に複雑な味わいに、野菜の甘みが溶け出たもので、手作り感たっぷりでこれは美味しい。
ん～、次回は、こちらの「カレー南蛮」を食べてみたいなぁっ　

ふうっと、田園の中の田舎のお家に来たかのような、なんとも寛ぐひと時と共に、
すっかり二人して満足し、ゆっくりと美味しい蕎麦茶を頂いて･･･、
ご馳走さまでした～

このお店はやっぱりいいな～

さてさて、リニューアルしたという、東久留米の「お風呂の王様」で、一週間の疲れを取りに・・・。


＊お品書き
もりそば 650円、大盛り 800円、得もり 950円、天ぷら付もりそば、炊き込みご飯付もりそば 850円、とろろ 800円、きのこつけ汁 850円、鴨汁 1,200円、納豆、おろし、カレー南蛮 850円、
カレー 小600円、大800円（サラダ付）、豚角煮 500円、田楽 300円、そばがき 600円、揚げそばがき 700円、そばがきぜんざい 500円
焼酎蕎麦湯割り、日本酒（国盗）450円、


石臼挽き自家製粉　手打そば
　「かなさご」

東村山市諏訪町1-20-22
042-392-7321
11：30～18：00
月・火曜定休（祝日営業）
これまでの訪問

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