既に昼時どっぷりと過ぎた午後２時すぎ。
ゆったりとした店内は、落ち着いて居心地のいい空気が流れ…



駅から歩いてきたら、10月も半ばだというのに、ほんのり汗ばみ、
熱燗よりも、すっきりとした冷やの気分 、
と早速手にする、「今月のおすすめ」のお酒の品書き。



丁寧に書かれた説明書きを一通り眺め、
お願いしたのは、出雲のお酒、「李白」特別純米冷やおろし。

すっきりとして爽やか、口当たり軽やかでありながら、
後には、じんわり広がる米の旨み、うんうん、これは美味しい
添えて出された、ほこほこっとした「浸し豆」をつまみつつ…



ようやく落ち着いて品書きを眺めれば、
来た来た、志美津やさんの秋のメニュー 。
「きのこせいろ」に「けんちんせいろ」、



さらに新蕎麦の時期限定の、北海道の新蕎麦「二種盛り」
雨竜産「キタワセ」と浦臼町「牡丹」の食べ比べ。



そして…、「牡蠣天せいろ」に「牡蠣せいろ」。



しかも…、やはり今年も、残念だけど震災の余波、
「品薄の為、早く終了する可能性あり」となったら…



冬に一度は食べなくちゃ、のここの「牡蠣天せいろ」を天先で 。



シシトウに茄子が添えられて、４つ盛られた二色の牡蠣天。
ぷっくら大ぶりの牡蠣の一つはそのままで揚げられ、



もう一つ、うっすら緑がかったのは、紫蘇巻きの牡蠣天で、
爽やかな紫蘇の風味がふわっと広がり、これがとにかく絶品～ 。
じゅわっと飛び出てくるジューシーな牡蠣は、旨みとかく濃厚。
ん～っ、毎年の事ながら、これはたまらな～いっ

じっくりとお酒と牡蠣天を楽しんで…



お声かけしてお願いした「せいろそば」は、
1年熟成、茨城、常陸秋蕎麦で打たれた粗挽きそば。



これこれこれ
ざっくりと断たれた角に、ぷつぷつ蕎麦粒が浮き出て見える、
匂い立つかのような、野趣さ溢れた粗挽き。



手繰り上げれば、むんわ～と鼻孔を覆うように立つ、
じっくりと旨みの乗った、落ち着いて馥郁とした豊かな香り。

香りにうっとり、口にすれば、ああ、美味しい…。

噛みしめれば、香ばしくて甘い、蕎麦の風味がじわじわ広がり、
飲み込む瞬間に、ほのかに掠める、かさりとした欠片の感触。

久しぶりに頂いた志美津やさんの蕎麦は、やはり美味しい…
牡蠣をたっぷり満喫、蕎麦に魅了させられ、
すっかり大満足な午後のひと時。

ご馳走様でした～


…と、ありっ、目的の本を忘れてたっ
何のために、行ったのかしら～（汗）

…と言う事で、、、又、行かなくちゃ ♪

関連記事

• 喜多見　「志美津や」　「そば振り鍋」こと「とうじ蕎麦」 (2014/02/19)
• 喜多見　「志美津や」　この冬初の「けんちん蕎麦」 (2013/11/29)
• 喜多見　「志美津や」　昼のポチ蕎麦会、三種の蕎麦にうどん (2013/09/17)
• 喜多見　「志美津や」　「麦きり」「ちたけうどん」「伊豆の小蕎麦」 (2013/08/21)
• 喜多見　「志美津屋」　桜海老せいろ (2013/04/01)
• 喜多見　「志美津や」　富山湾の宝石「白海老の天麩羅」 (2013/03/12)
• 喜多見　「志美津や」　けんちんせいろ (2012/12/13)
• 喜多見　「志美津や」　牡蠣天せいろ (2012/10/22)
• 喜多見　「志美津や」　水なすの糠漬けに「胡桃せいろ」 (2012/08/07)
• 喜多見　「志美津や」　シャキシャキ大根そば (2012/06/20)
• 喜多見　「志美津や」　冷しあさりそば　（ボンゴレ蕎麦） (2012/05/02)
• 喜多見　「志美津や」　白海老天に華うどん (2012/03/23)
• 喜多見　「志美津屋」　けんちん蕎麦 (2012/01/24)
• 喜多見　「志美津や」　牡蠣天せいろ (2011/12/15)
• 喜多見　「志美津や」　蕎麦屋の蒲焼と北海道フェアー (2011/10/24)

スポンサーサイト