リフレッシュも兼ねて、ちょっと出かけるには程よい場所にある、お気に入りの「絹の湯」に入りに行こう~♪と、急遽出かけることに。
思ったよりもスムーズに到着し、まずはお昼を
今日は足を伸ばすのはやめて、温泉近くにある、伺ってみたいと思っていたお店へ向かう。
守谷市役所を超え、アサヒビール工場の程近く。道沿いに立てられた案内の看板に従って、横道にそれると、すぐ、立派な水車の回る建物に行き当たる。
守谷市 「江戸蕎麦一筋 そば処 蕎山」
奥久慈のそば道場久慈川翁の創始者であったご主人が、こちらに移って開かれたお店。
しっかりと書かれた「江戸蕎麦一筋」の文字に、ご主人の心意気が見えてくるよう~・・
12時までもう間もなくという休日。
それでも、たっぷりと取られた駐車場には車がいくつか駐められている中、我々も店内へ。
もともと建材業だったというご主人のお店は、広びろとしてとても気持ちのいい空間。
ゆったりとしたテーブル席が窓に面して3つ置かれ、真ん中には一枚板でできた長~いテーブル。
奥には、たっぷりと小あがりの席が置かれている。
ほおっと店内を見渡しながら、出てきて下さったご主人に二人であると告げると、
「がらがら空いてるから、好きなとこどうぞ~」
と、朗らかにおっしゃって下さったので、この窓際のテーブル席に腰をおろす。
高くとられた天井に、ご主人の手作りとのテーブルや椅子、和紙の張られた照明や、ところどころに置かれた調度品。
すべて手作りのもたらす温かみ、木々のぬくもりが感じられ、心安らかな気持ちにさせられる。
ほっとした気持ちになりながら、置かれている品書きを・・・
開くと、まず、「常陸秋蕎麦石臼挽き」の文字がしっかり。
すべて写真入りで作られた品書きは、とても見やすく、「春野菜の天せいろ」と迷った末、天ぷら3点にきのこおろしのつく、「筑波せいろ」を、彼は「舞茸の天せいろ」を選んでお願いする。
待ちながら、さらにさらにいろいろと書かれた品書きにじっくりと目を通すと、これが面白い
「一言多いおやじの敬白」など、読みつつ待っていると、後から次々にお客さんが・・・。
ふとみると、あっという間に満席になってしまった店内に、このお店の人気の程が伺える。
と目を見張っていると、ご主人が、
「きのこおろしを猪口に入れないでね、こっちに汁を入れて食べて。そしたら二味楽しめる 」
と、一言添えて「筑波せいろ」が目の前に置かれる。
天ぷらにきのこおろしが並べられ、ちょっと豪華な「筑波せいろ」。
一方彼の頼んだ「舞茸天せいろ」は、たっぷり4こ舞茸の天ぷらが盛られたもの。
では、とまずはお蕎麦を手繰り寄せると、清々しいような爽やかな香りがふっとよぎる。
口に含むと心地のいい腰加減。かみ締めると、香り同様の爽やかな風味が広がり、すうっと喉元へ落ちていく。強烈な印象というのではないが、安心感のあるきちんとした美味しい蕎麦。
さらに汁を頂くと、これが美味しい。まろやかで伸びのある、美味しい汁で、これが蕎麦とよく合う。
「山葵だけで食べてみてね」と言われた、山葵も新鮮でとてもよく利く、質の良い美味し~い山葵。
すべてが、きちんと吟味して作られたのが伺え、とてもうれしく手繰ってしまう。
そして、抹茶塩が添えられた天ぷらは、かぼちゃに三つ葉、それと舞茸。
とても軽やかでさっくさくの衣の天ぷら。
中でも舞茸の天ぷらが秀逸で、サクサクの衣を噛み締めると、じわっと舞茸のエキスが染み出てくる。これは美味しい・・・
さらに「二味」で頂こうと、きのこおろしをも。
まずはそのまま、このりっぱな茸を口に含むと、程よく味付けされ、茸の味わいが楽しめ、これだけでも美味しい。
そこに、もり汁をちょっと注ぎ頂くと、大根おろしにきのこがからまった蕎麦が、旨い
そのままのもり汁でも美味しいし、このきのこおろしも美味しいし、と、迷いつつあっと言う間に食べてしまう、この蕎麦。
お聞きすると、こちらの蕎麦もやはり二八で打たれているとのこと。
誰をもが美味しいと思える、素直でクセのないきれいな蕎麦。それがこの人気を呼んでいるんだろうな~などと、納得しつつ、出された蕎麦湯を注ぎいれる。
ああ、やっぱり美味しい 。
改めて、このもり汁の美味しさを実感しながら、ほっとするとひと時。
見ていると、どのテーブルででも、ちょこちょこと話しかけているご主人の姿は、茶目っ気たっぷりで親しみやすさたっぷり。
「又来てくださいね~」
と、最後まで愛嬌ある笑顔でおっしゃって下さり、なんだかとても心地よくお店を後に。
ご馳走様でした~
気兼ねなく、気さくに訪れられるいいお店だな・・・
と、ほっと さあて、温泉♪
*お品書き
せいろ 750円、おかわり 550円、つけとろ 1,050円、舞茸天せいろ、筑波せいろ 、鴨せいろ 1,350円、山女せいろ、天せいろ、海老天せいろ 1,150円、里山ご膳 1,300円、そば三昧 1,750円、深山ご膳 1,500円、蕎山ご膳 1,700円など
天ぷら盛り合わせ 1,050円、舞茸天ぷら 700円、山女天ぷら 650円、いぶり鴨 800円、鴨ステーキ 1,200円、山菜天ぷら 700円など
越後新発田 菊水(清酒、原酒、にごり) 600円~
「江戸蕎麦一筋 そば処 蕎山」
茨城県守谷市大柏884-4
0297-48-7241
11:00~14:30 / 17:30~20:00
月曜定休(祝日営業翌日休)
禁煙 P15台
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きちんと出汁のとられた、雑味ないまろやかなもの。
蕎麦湯で伸ばしても、すっと伸びる美味しい汁でした。
蕎麦をうまく引き立てています。
もし、こちら方面に出向くことがありましたら、ぜひ♪「絹の湯」と併せて(^^)
(ここもオススメ)
現在,千葉柏界隈とお稽古場(湯島)界隈を探索しております。
おっと,近くにもまだまだありますね~。
最近いろいろ食べてみて,かえしに対する自分の好みのストライクゾーンが狭いことに気がつきました。
つゆはどんなでしたか~?
鬼怒川竹やぶも、とてもいいですが、
又、こちらは全く違う、気取らず気兼ねなく楽しめるお店。
ぜひ、行ってみて下さい(^^)
鴨せいろは、鴨のステーキ付みたいですよ♪
うちからだと40分位でいけるかな?
酒を飲まない蕎麦好きを誘って是非行きたいものです。
確かに・・・、
ここは、やっぱり「茨城」なんでしょうね(^^;;
私も存じていながら、やっと訪れたお店です。マニア向けというよりも、素直に美味しいな~・・と思えるお蕎麦でした。
ぜひ♪
そして、帰りには、「絹の湯」も(^^)
オススメです!
アサヒビールの工場で試飲が出来ると申し分ありませんね。
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