FC2ブログ
    つれづれ蕎麦 
    守谷 「蕎山」
    2008年05月05日 (月) 23:03 | 編集
    GWだけど、すっきりした天気もなく、都内をくすぶってたままだったので・・・、
    リフレッシュも兼ねて、ちょっと出かけるには程よい場所にある、お気に入りの「絹の湯」に入りに行こう~♪と、急遽出かけることに。

    思ったよりもスムーズに到着し、まずはお昼を niko.gif
    今日は足を伸ばすのはやめて、温泉近くにある、伺ってみたいと思っていたお店へ向かう。

    守谷市役所を超え、アサヒビール工場の程近く。道沿いに立てられた案内の看板に従って、横道にそれると、すぐ、立派な水車の回る建物に行き当たる。

    08-5-5 店

    守谷市 「江戸蕎麦一筋 そば処 蕎山」

    奥久慈のそば道場久慈川翁の創始者であったご主人が、こちらに移って開かれたお店。
    しっかりと書かれた「江戸蕎麦一筋」の文字に、ご主人の心意気が見えてくるよう~・・

    12時までもう間もなくという休日。
    それでも、たっぷりと取られた駐車場には車がいくつか駐められている中、我々も店内へ。

    もともと建材業だったというご主人のお店は、広びろとしてとても気持ちのいい空間。
    ゆったりとしたテーブル席が窓に面して3つ置かれ、真ん中には一枚板でできた長~いテーブル。
    奥には、たっぷりと小あがりの席が置かれている。

    ほおっと店内を見渡しながら、出てきて下さったご主人に二人であると告げると、
    「がらがら空いてるから、好きなとこどうぞ~」
    と、朗らかにおっしゃって下さったので、この窓際のテーブル席に腰をおろす。

    08-5-5 店内
    高くとられた天井に、ご主人の手作りとのテーブルや椅子、和紙の張られた照明や、ところどころに置かれた調度品。

    すべて手作りのもたらす温かみ、木々のぬくもりが感じられ、心安らかな気持ちにさせられる。


    ほっとした気持ちになりながら、置かれている品書きを・・・
    開くと、まず、「常陸秋蕎麦石臼挽き」の文字がしっかり。
    すべて写真入りで作られた品書きは、とても見やすく、「春野菜の天せいろ」と迷った末、天ぷら3点にきのこおろしのつく、「筑波せいろ」を、彼は「舞茸の天せいろ」を選んでお願いする。

    待ちながら、さらにさらにいろいろと書かれた品書きにじっくりと目を通すと、これが面白い niko.gif

    08-5-5 つぶやき408-5-5 つぶやき2

    「一言多いおやじの敬白」など、読みつつ待っていると、後から次々にお客さんが・・・wao.gif
    ふとみると、あっという間に満席になってしまった店内に、このお店の人気の程が伺える。

    と目を見張っていると、ご主人が、
    「きのこおろしを猪口に入れないでね、こっちに汁を入れて食べて。そしたら二味楽しめる niko.gif
    と、一言添えて「筑波せいろ」が目の前に置かれる。

    08-5-5 つくばせいろ

    天ぷらにきのこおろしが並べられ、ちょっと豪華な「筑波せいろ」。

    08-5-5 舞茸天せいろ

    一方彼の頼んだ「舞茸天せいろ」は、たっぷり4こ舞茸の天ぷらが盛られたもの。

    08-5-5 舞茸の天ぷら

    では、とまずはお蕎麦を手繰り寄せると、清々しいような爽やかな香りがふっとよぎる。

    08-5-5 そばアップ

    口に含むと心地のいい腰加減。かみ締めると、香り同様の爽やかな風味が広がり、すうっと喉元へ落ちていく。強烈な印象というのではないが、安心感のあるきちんとした美味しい蕎麦。

    08-5-5 そばどアップ

    さらに汁を頂くと、これが美味しい。まろやかで伸びのある、美味しい汁で、これが蕎麦とよく合う。
    「山葵だけで食べてみてね」と言われた、山葵も新鮮でとてもよく利く、質の良い美味し~い山葵。
    すべてが、きちんと吟味して作られたのが伺え、とてもうれしく手繰ってしまう。

    そして、抹茶塩が添えられた天ぷらは、かぼちゃに三つ葉、それと舞茸。

    08-5-5 筑波せいろの天ぷら

    とても軽やかでさっくさくの衣の天ぷら。
    中でも舞茸の天ぷらが秀逸で、サクサクの衣を噛み締めると、じわっと舞茸のエキスが染み出てくる。これは美味しい・・・heart.gif

    08-5-5 筑波せいろのきのこ

    さらに「二味」で頂こうと、きのこおろしをも。
    まずはそのまま、このりっぱな茸を口に含むと、程よく味付けされ、茸の味わいが楽しめ、これだけでも美味しい。
    そこに、もり汁をちょっと注ぎ頂くと、大根おろしにきのこがからまった蕎麦が、旨い kire.gif
    そのままのもり汁でも美味しいし、このきのこおろしも美味しいし、と、迷いつつあっと言う間に食べてしまう、この蕎麦。
    お聞きすると、こちらの蕎麦もやはり二八で打たれているとのこと。
    誰をもが美味しいと思える、素直でクセのないきれいな蕎麦。それがこの人気を呼んでいるんだろうな~などと、納得しつつ、出された蕎麦湯を注ぎいれる。

    ああ、やっぱり美味しい futt.gif
    改めて、このもり汁の美味しさを実感しながら、ほっとするとひと時。

    見ていると、どのテーブルででも、ちょこちょこと話しかけているご主人の姿は、茶目っ気たっぷりで親しみやすさたっぷり。

    「又来てくださいね~」
    と、最後まで愛嬌ある笑顔でおっしゃって下さり、なんだかとても心地よくお店を後に。

    ご馳走様でした~hahha.gif
    気兼ねなく、気さくに訪れられるいいお店だな・・・
    と、ほっと futt.gif  さあて、温泉♪


    *お品書き
    せいろ 750円、おかわり 550円、つけとろ 1,050円、舞茸天せいろ、筑波せいろ 、鴨せいろ 1,350円、山女せいろ、天せいろ、海老天せいろ 1,150円、里山ご膳 1,300円、そば三昧 1,750円、深山ご膳 1,500円、蕎山ご膳 1,700円など

    天ぷら盛り合わせ 1,050円、舞茸天ぷら 700円、山女天ぷら 650円、いぶり鴨 800円、鴨ステーキ 1,200円、山菜天ぷら 700円など
    越後新発田 菊水(清酒、原酒、にごり) 600円~



    08-5-5 看板
    「江戸蕎麦一筋 そば処 蕎山」

    茨城県守谷市大柏884-4
    0297-48-7241
    11:00~14:30 / 17:30~20:00
    月曜定休(祝日営業翌日休)
    禁煙 P15台


    関連記事
    スポンサーサイト



    コメント
    この記事へのコメント
    ぴ様
    つゆも美味しかったですよ♪
    きちんと出汁のとられた、雑味ないまろやかなもの。
    蕎麦湯で伸ばしても、すっと伸びる美味しい汁でした。
    蕎麦をうまく引き立てています。

    もし、こちら方面に出向くことがありましたら、ぜひ♪「絹の湯」と併せて(^^)
    (ここもオススメ)
    2008/05/09(金) 17:00:06 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    良さそうです!
    な~んて作れもしないのに偉そうな私。
    現在,千葉柏界隈とお稽古場(湯島)界隈を探索しております。
    おっと,近くにもまだまだありますね~。
    最近いろいろ食べてみて,かえしに対する自分の好みのストライクゾーンが狭いことに気がつきました。
    つゆはどんなでしたか~?
    2008/05/09(金) 02:03:10 | URL | ぴ #-[編集]
    天ぬき様
    ビール工場のすっぐ近くです。

    鬼怒川竹やぶも、とてもいいですが、
    又、こちらは全く違う、気取らず気兼ねなく楽しめるお店。
    ぜひ、行ってみて下さい(^^)
    鴨せいろは、鴨のステーキ付みたいですよ♪
    2008/05/08(木) 11:18:52 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    行きたい
    以前「鬼怒川竹やぶ」に初めて行った時に道に迷いアサヒビールの工場まで行ってしまった覚えがあります。
    うちからだと40分位でいけるかな?
    酒を飲まない蕎麦好きを誘って是非行きたいものです。
    2008/05/07(水) 16:11:07 | URL | 天ぬき #FGDhWRqw[編集]
    なかやん様
    コメント、ありがとうございます♪♪

    確かに・・・、
    ここは、やっぱり「茨城」なんでしょうね(^^;;

    私も存じていながら、やっと訪れたお店です。マニア向けというよりも、素直に美味しいな~・・と思えるお蕎麦でした。
    ぜひ♪
    そして、帰りには、「絹の湯」も(^^)
    オススメです!
    2008/05/07(水) 01:08:51 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    わざわざ守谷まで
    行かれたとは、そのご熱意に頭が下がります。守谷なら松戸にいる私のテリトリーとも言えますが、不勉強で全く存じ上げませんでした。「千葉のうまい蕎麦」という本は持っているのですが、茨城のは持っておらず虚を衝かれた感がします。「蕎山」良さそうですね。一度伺ってみたいと思います。

    アサヒビールの工場で試飲が出来ると申し分ありませんね。
    2008/05/07(水) 00:53:16 | URL | なかやん #-[編集]
    コメントを投稿する
    URL :
    コメント :
    パスワード :
    秘密 : 管理者にだけ表示を許可する
     
    トラックバック
    この記事のトラックバックURL
    この記事へのトラックバック
    fc2bookmark
    copyright © 2004 Powered By FC2 allrights reserved. / template: sukechan

    Copyrite(C)2005ー2008 yuka. All rights reserved.

    本サイトの写真の著作権は 作成者にあり、他のサイトの転用は一切禁じます。

    Copyright(C) 2006 つれづれ蕎麦 All Right Reserved.
    1. オンラインカウンター