目黒からの急な坂道を下りきり、目黒川にかかる橋までくると、思ったとおり

見事に桜が咲き揃い、素晴らしい景観・・・。

丁度昼時とあって、何人もの人が、デジカメや携帯電を向けながら、この景色を楽しんでいる。今週末辺りは、きっとたくさんの人出で賑わうんだろうな・・・


私もゆっくりと桜を愛で、さてさてと程近くの「川せみ」へと足を向ける。
下目黒 「手打蕎麦割烹 川せみ」
暖簾を潜り、扉を開いてみてびっくり。
まだ昼ちょっと前だというのに、テーブル席はすでに満席・・・
何とか空いていたカウンター席に通され、座ることができてほっと。お昼のランチがあるからだろうか、近くで働く人々からの強い人気の程を思い知らされる。
私も置かれている「平日ランチメニュー」の中から、久しぶりにこちらの天ぷらを食べたくなり、「天せいろ」をお願いしつつ、お蕎麦を「田舎」で作って頂けるかお聞きすると「100円増しになりますが、できますよ」とのこと。こちらの「田舎」をまだ食べたことがなかったので、それでお願いすることに。
頼むと程なくして、まずは蕎麦猪口に変わりご飯が出され、続いて揚げたての天ぷらが置かれる。
さっくさっくの衣に包まれた天ぷらは、豪華に盛りだくさん。
大きな海老を先頭に、ブロッコリー、アスパラ、レンコン、イカにキス。
蕎麦屋の天ぷらならではの、花衣を纏った天ぷらで、これがとても軽やか。
添えられた天つゆも美味しく、これが1,050円なんだものうれしい限り。
そして、ちょっと遅れて蕎麦が出される。
こちらでは初めての「田舎そば」は、色の黒いやや太めの挽きぐるみの蕎麦。
細かな蕎麦の粒も盛り込まれ、エッジ鋭く凛々しいたたずまい。
手繰り寄せ、口に含む。香りはさほど強くはないが、もちもち感のあるしっかりとした腰が心地いい。このしっかりとした腰の蕎麦を、ゆっくりとかみ締めると、穀物の甘みがじわっと広がってくる。挽きぐるみの素朴さを持ちながらも、するりと通る喉越しの爽やかさもあり、美味しい田舎蕎麦。
すっかり満足に食べ終え・・、日替わりの変わりご飯をも。
見た目「牛蒡ご飯」かと思って、口にしたご飯は、なんと「独活ご飯」
もちもちとしたご飯にしっとりと独活独特の風味が染み、独活好きとしてはたまらない乙な味。独活ご飯というのは食べたのは初めてだけど、これはいいな~
ナチュラルな蕎麦湯を注ぎいれ、満足なランチにほっと一息いれる。
と、ふと見上げた壁には「春せみ」の文字。そ、そうだった・・・!ランチの品書きには書かれていなかったのですっかり忘れていたけど、こちらには季節の「せみ」蕎麦があったんだ、と、内容を見ると、「鶏つくね団子と筍の漬け汁」と書かれてる。
た、筍~・・・
と、頼んでみたかったとちょっと、残念。
是非とも、「春せみ」のうちに、もう一度訪れて頂かなくては・・・と思ってしまう。
と、後から後から、お客さんが。・・・すごいなぁ。
ここは、早々に席を立ち、お勘定を。
見事な桜を眺められ、美味しいランチに大満足。
ご馳走さまでした~
*平日ランチ
二色せいろ(せいろ、田舎)、鴨せいろ、鴨南蛮、天せいろ、天ぷらそば 各1.050円 (田舎の場合は100円増し)
手打そば、天ぷら、お酒を味わう店 手打の匠
手打蕎麦割烹 「川せみ」
目黒区下目黒2-17-23 03-3490-5959
11:30~14:30 / 18:00~22:00 年中無休
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