方々から各々5人集まり、私も午前中のピラティスを終え、急いで合流して到着


相変わらずのほのぼのとした佇まいに、冬の日の光がやさしく照らしてる

多磨 「吟醸そば たか志」
小さなお店に6人で伺うということなので、今日は始めて予約をして奥のお座敷のテーブル二つを貸切で。
まずは、新年の挨拶も兼ねて、ビールで乾杯~。ビールは、ここ府中市、サントリーのモルツ。お通しは、ほんのりピリ辛の、「牛蒡の味噌漬け」。
「これ、サービスね」と出して下さったのが、薄塩加減の美味しい「白菜の漬物」。
これを頂きながら、早速注文
まずは、一度食べてみたかった、「おつまみ」に出ている「おこげ」。
初めて見る「おこげ」は、やや太めの揚げ蕎麦に、葱、海苔がトッピングされ、それに醤油仕立ての餡がかけられたもの。
始めは、さくさくっとしている揚げ蕎麦が、次第に餡に絡まりとろ~りしっとりしてくるのが、とっても美味。中華の「揚げ焼きそば」に通じるもので、これは病み付きになってしまいそう~
ぽりぽりとこれでビールを楽しんだところで・・、
念願のお蕎麦を堪能しようと、早速お蕎麦に。
まずは、いつもは土日限定のところを、予めお願いして無理して打って頂いた「白吟そば」。
平日にしか来たことがなかった私には、初めての「白吟」。
更科かのような真っ白な蕎麦は手繰り上げると、透明感があり、透き通った一本一本の蕎麦の中にまるで水滴のような粒が表面を覆う。
口に含むと、やや柔らかめの優しい腰加減。噛み締めると上品さのある蕎麦の風味をまず感じ、飲み込んだ後に、香ばしさがじわ~と上ってくる。なるほど・・・、これもいい。
続いては、御馴染み冬の吟醸、「古吟そば」。
挽きぐるみの黒っぽい蕎麦は、これも透明感が強く、その表面には破片が散らばったかのように、蕎麦の粒が豪華に覆う。雄々しくも野趣たけた姿に、それだけでうっとり。
しっかりと香る蕎麦を手繰り寄せ、口に含むと、しっかりとした腰が押し返す。心地のいい強さを感じながら、噛み締めると、その瞬間蕎麦の粒がはじけたような香ばしさ、穀物の風味が口に広がる。美味しい・・・
一年ぶりの「古吟」に大満足。
「濃い口」を選んだ汁は、口に含んだ瞬間にすぅっと入ってくる鰹の風味。まろやかで上品さをも含んだ汁も又美味しく、汁と合わさる蕎麦は、さらに深みを感じさせてくれる。
と、「これ食べたことないでしょ」、と出して下さった「大吟醸」。
えっ?そんなのもあったなんて・・・
初めて出会う「大吟醸」。こちらには珍しい粗挽きではなく、微粉で打たれた白めの蕎麦。
丸み感のある穀物の香りを十分に楽しみ、口に含む。
・・・と、これが心地のいいぷるっぷるとした腰。跳ね返るような生きのよさのようなものを感じられ、噛み締めるのが楽しい。そして、同時に上品さのある風味が豊かに広がってくる。
気高いようで優しさのある蕎麦。これも、美味しい
6人で互いに頂くと、あっという間。
まだまだ食べたらずに、ちょっとはまっている「胡桃そば」をも。
我侭を聞いて頂き、胡桃汁は各々作って頂く。
すっきりとしていながら、まろやかなコク。摩り下ろされた胡桃独特の香ばしさが十分に溶け込んだ汁は、それだけでも美味しい。
そして、こちらには「ふつう」の盛りそば。
「ふつう」とは言え、しっとりとした腰の蕎麦は、香り風味も十分で、これも美味しい蕎麦。
それを、この胡桃汁にくぐらせ頂くと、蕎麦の風味と胡桃がからまり、極上の味わい。やっぱりこれは美味しい~
残った胡桃汁に蕎麦湯を注ぎいれ頂くのも、又最後の楽しみ。
と、食べ終えたにもかかわらず、「もっと食べたい・・・」とつぶやく声が隣から聞こえ 、暖かい蕎麦をも食べてみよう♪となり、ちょっとびっくり顔の女将さんに追加で注文。
ここで温かい蕎麦をまだ一度も食べたことがないので、まずは、基本の「かけそば」を。
琥珀色の美しいかけ汁。それに錦糸玉子に水菜が乗せられ出されたかけそばを、皆で回し食べ。
まずは、汁を一口。口に含んだ途端に広がる上品な鰹の風味。すぅ~っと、体に染み込んでいくような優しく柔らかい汁が実に美味しい。それに浸された蕎麦は、温かみを帯びて穀物が溶けていくような風味をかもし出す。
ここの温かい蕎麦、かけ汁がこんなに美味しいなんて・・・。
もっと早くに食べてみればよかった、と思ってしまうほど。
そして、私のリクエストで頼んだもう一杯は、「かき玉そば」。
自然に任せてふんわりと綴じられたような玉子がふわり、ふわりと大きくかきまぜられ綴じられている。
大きめに浮かんだ玉子は、とろりとした汁と絡まりふわふっわ。その汁を頂くと、かけとは又違う、鰹の風味豊かな汁に玉子のコクが溶け込み、さらにまろやかさの加わった汁。柔らかいとろみなので、汁もするるっと入るのがうれしい。ほっとするような、優しさのある汁と玉子が絡まる蕎麦が又旨い。
すっかり食べ終え、心もお腹も大満足~
一人で伺ったことしかなく、いつもあれこれ食べたいものを眺めていただけだったので、一度にこんなに種類を食べられたことが何よりうれしい。
皆とあれこれ話しをしながらの時間も楽しく、忘れがたい思い出になりそう。
幸運にも、他にお客さんがなかったこともあり、ご主人女将さんともいろいろと話が出来たのも、かけがいのない時間。
本当に、ご馳走さまでした。
そして、皆さん、ありがとうございました~。
とは言え・・・、まだまだまだまだ、食べてみたい品書きがいくつも残ってる。
うふふ、まだまだここには、食べに来なくちゃ、と、
「又、来ま~す」と、おばちゃんと約束しながら・・・
*吟醸そば 1,050円、胡桃汁 960円、かけ 630円、かき玉 840円、おこげ 470円、ビール 500円
手挽き 吟醸そば 「たか志」
府中市若松町4-34-10
042-360-3214
11:30-15:00 / 18:00-20:30
月休 Pあり
これまでの訪問
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