一年の速さをしみじみと感じながら・・、
今年も恒例の「武蔵野市場」へ、買出しを済ませ、さて、お決まりの年越し蕎麦を


今年は、先日食べた粗挽き蕎麦がとても美味しかった、調布から程近くの「志美津や」さんで頂こう♪と、車を走らせる。
喜多見駅から続く、住宅街の細い路地を進んでいくと、程なくして見えてくる駐車場の入り口に立てられた旗の文字も、「年越し蕎麦」。
さて、お店へと・・・
と、お店の横にはテントが張られ、お持ち帰りの蕎麦も売っていてるよう。人々がその前で賑わっている風情も、大晦日気分を盛り上げられるなぁ~・・・。

喜多見 「石臼挽き自家製粉 十割そば 志美津や」
すっきりとして上品な日本家屋の佇まい。大晦日にふさわしい

混んでいるかな~と、どきどきしながら扉を開く。
午後1時になろうとする、大晦日のお昼時。ほぼ満席に埋まった店内に、きびきびと働く花番さんの姿が見られ、これも活気のある空気。何とか空いている席があり、待たずに腰を下ろすことができて、ほっと 。
すぐに出してくださったお茶を頂きながら、前を見やると電動石臼の横には、
「本日の玄そば 長野飯山 信濃一号」
と書かれていて、ふっと、「はしば食堂」のおばちゃんの笑顔を思い出す。
元気かなぁ・・
などと思いながら、品書きを。
隣のテーブルの方の食べている「牡蠣そば」にも、ちょっと心を惹かれたが、やっぱり、今日は 。
前回訪れた時からとっても興味を持っていた、「温泉卵せいろ」を食べてみたい。選べるお蕎麦は、粗挽き蕎麦で。
程なくして出された「温泉卵せいろそば」。エッジのキリリと立った蕎麦には、粗挽きにされた蕎麦の星が豪華に散る。それに添えられた、ぷるっぷるの温泉卵には、青海苔が彩りよく振りかけられて。
まずは、お蕎麦を、と手繰り寄せるとしみじみとした穀物の香りが豊かに漂う。口に含むと、もちもちっとした腰がとても心地いい。噛み締めると蕎麦の風味がふわりと広がり、後に甘みが優しく残る。
うんうん、美味しい・・・
そして、次は汁を注ぎいれ、崩さぬようにして汁と蕎麦とを楽しみ・・・、
半分ほど頂いた後で、ではっ と、卵に箸を入れると・・・
とろ~と広がる気味がうれしい。それを少しずつ蕎麦に絡めて頂くと、お、美味っしぃ~
卵のまろやかなコクに粗挽きの蕎麦の風味が絡まり、さらに汁がいいアクセントの、極上の味わい。
これは、はまってしまいそう~。
すっかり魅了されてしまい、つるる~と頂いてしまう。
最後には、蕎麦の風味の漂う熱々の蕎麦湯を注ぎいれると、黄味が俄か煮え立ち、羽毛がぱっと散るような極上の卵汁。
ん~、これは大満足
そのままのお蕎麦で、汁と共に、そして卵と絡めてと三度楽しめる蕎麦。これは、いい。
一方、彼は「十割蕎麦」の大盛りを。
粗挽きに比べてやや細めの十割蕎麦は、これも丹精に切られた美しい蕎麦。
しかも・・・、大盛りの盛りもたっぷりで、横から見ると、山になってる
ゆっくりと蕎麦湯もたっぷり頂いて、すっかり大満足の、年越し蕎麦。
今年最後のお蕎麦を、心から堪能できた事に幸せな思い 。
と、後からも次々とお客さんがいらっしゃる。
年越し蕎麦は、颯爽に・・・。
来年また、蕎麦前からゆっくりとしに伺いたいな。
ご馳走様でした~
来年も又、素敵なお蕎麦に、
そして、お蕎麦を通じての素敵な出会いが、たくさんありますように・・・。
*温泉卵せいろ 1,000円、せいろ 800円、大盛300円
自家製粉 手打ち十割そば 「志実津や」
狛江市東野川4-13-5 03-3489-0381
11:30~20;30 毎月6日・16日・26日原則
禁煙 P有り お店のHP 前回の訪問
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明けましておめでとうございます(^^)。
今年も、たくさん、たくさん、いろいろと、よろしくお願いいたします。
でも、ざんね~ん。
ひょっこり顔を合わせていたら、すっごくびっくりしただろうなぁ・・・なんて(^^)。
でも、奥様のあのとろ卵の白髪ねぎかけのあれは、美味しいですよね♪
井荻のご主人にも、又お会いしたくなっちゃいました。
と、今年もご指導のほど、よろしくお願い致します。
いつか・・・、そばがきさんの手挽きのお蕎麦を頂きたい、と思っております。
今年こそ。。
そばがきさんのブログ、私もとても勉強になっているんです。
今年もよろしくお願い致します。
悪縁の〆のお蕎麦、堪能して頂いてきました。
ソバツユさんは、どちらだったのかしら~。
カーターさんの謎、楽しみにしています。
私こそ、今年もどうぞよろしくお願い致します。
今年はyukaさん、どんな隠れ家を掘り起こしてくるのやら楽しみです。
「年越し蕎麦」 あわや遭遇したかもしれませんでした・・・
基本的にチャランポランな人間なもので「さあっ!今回は暫く行ってない狛江でも・・」デンデンに乗っているうちに「・・やっぱっ! アッチにしよう!」っと、コロコロ考えが変わってしまいます。本当に最初は「志実津や」と思って出発したのですが・・
フッと気付くと、目前には蕎麦の実を炊いたの、白髪ネギの帽子で横には玉子を従えた角煮くんが・・・そう、あそこです。その後は何やら奇の温もりの井荻へ・・その後もありますが、チョット端折って・・〆は丸の内の地下街のお店へ(店内満席で隣の扉から入る従業員の賄い場所での一時でした)
今年も楽しみにしております!!良い一年になりますよう!!
yukaさんのブログでたくさんの蕎麦屋の情報を知ることが出来ました。
地方にいると情報が少なく、自己満足に浸ってしまいます。
これは怖いことです。進歩がストップいたします。
このブログで刺激を受けて、今年もまた頑張ります。
今年もよろしくお願いいたします。
yukaさんの〆がここだとは、なんだかうれしくて・・・・
大昔は池之端の藪・・・そしてその後は武蔵野・・・・それから安藤・・・・
そして「志美津や」でした。昨日よほど行こうかなと・・・
ここの天麩羅の盛り合わせもいけますよ♪
ジミーカーターが訪れた訳、機会があったらコッソリとお知らせします。
遅くなりましたが、謹賀新年・・・・今年も楽しみに拝見いたします。
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